リオ五輪
リオの五輪が終わっちゃう。今まで見てきた中で最高の大会だった。時事ネタは直ぐに古くなるので載せてこなかったが、今回はいいや。日本のメダルは8/21現在、金12、銀8、銅21の計41個で五輪史上最高、世界第6位。やったね、でも第2位のイギリスは凄い。8/21現在計66個(内金27)で豪州x29、カナダx22、NZx18の旧英連邦を加えると135(内金43)で1位のアメリカ(計116個、金43)をずんと抜く。
英国の底力を感じるね。EUを離脱してもイギリスの未来は意外に明るい?英国はスポーツ報奨金制度が無いので、以前の日本のようにメダルは名誉だけ。日本は金500万、銀200万、銅100万円、無課税。第3位の中国(計70、内金26)は、長期的な国力の没落をスポーツの世界で暗示している?いくら国家ぐるみで英才教育を施しても、金で釣っても限界があるのがスポーツの世界だ。カタールが金にあかせてアフリカから選手を集めても、モチベーションが金だけでは人は限界以上の力をなかなか出せない。
4位のロシアはそもそも半分の競技に出ていないんだから気の毒だが、次の東京には出てくるから要注意。5位はドイツ(計41、金17)、7位はフランス(40、9)、8位韓国(21、9)、9位豪州(29、8)10位イタリア、以下オランダ、ハンガリー、スペインと来て、14位に主催国ブラジル、15位ジャマイカ。ブラジルは男子サッカーで優勝して本当に良かった。ドイツを破っての金というのが良い。主将のネイマールは決勝ラウンドに入ってからは大活躍だが、予選では散々なバッシングに遭っていた。
ブラジル人は熱狂し過ぎ。体操でも柔道でも、自国の選手への応援が激し過ぎて競技に支障が出た。でも入場式の時に、日本選手団へ大きな声援を送ってくれたのはうれしかった。日系移民の人達が多く来場していたのだろうね。また日系の人達が良い印象を持たれているんだろう。あとは同じ言語のポルトガルが大声援を受け、北朝鮮だけシーン。ブラジル人の正直過ぎる反応が楽しい。
ブラジルの柔道は日系の選手がいて、技を重視する正統的な柔道だったが、なかなか結果が出なかったのは残念だったね。でも女子でスラム街出身の柔道家が金メダルを取って良かった。意志の強い目が印象的な、技の切れる選手だった。柔道といえば、中量級の男子一回戦で38歳とかのミャンマーの選手が、アフリカの若者と試合をして勝った。二人ともコーチもいない。〝指導〟など全く考えもせず、組み合って技を掛け合った素晴らしい試合だった。
ミャンマーの弟子は、先生が一度でも勝って誇らしいだろうな。
大会は男子サッカーの無様な試合で始まり、初日二日と柔道軽量級で銅メダルが続き、体操団体予選はボロボロの4位と、決して良いスタートではなかった。そんな空気を変えたのが、400mメドレーの荻野・瀬戸の金銅、腰痛の三宅選手の銅だった。この女子最軽量級のウェイト・リフティングでは一位タイ、二位インドネシアとアジア勢がメダル独占した。ロシアの選手が出場停止になっていたのが幸いした。タイは男子でもウェイト・リフティングで金を獲得している。ところがその試合をTV観戦していたおばあちゃんが、孫の快挙に興奮して心臓発作を起こして亡くなった。祝勝会と葬式、おめでとうやら、お気の毒やら。
柔道の金3個、大野、ベイカー、女子の田知本、よくやった、感動を有難う。他の選手も銀・銅を取って良かった。監督が代わるとこうも違うものか。締まりのない阿呆に任せていた8年が惜しい。4位に終わった男子7人制ラグビーも感動した。7人制とはいえ、あのオールブラックスに勝つとは。
ここで個人的、独善的に今大会のヒーロー、ヒロインのベスト3を挙げると、福原愛、内村航平、ウサイン・ボルトだ。他にもたくさんいて絞るのが難しいが、感動の度合いでこの3人にした。メダルの色など関係ない。ボルトはやっぱすっげーもの見せてもらったし、この人実にいい奴、リレーの日本人選手も肩を抱いてもらい褒めてもらって良かったね。
個々の競技に言及していたらキリがないので、カッ飛びで行く。競泳ではフェルプスに0.04秒(指の関節の差?)で銀の200mバタフライの坂井、金メダルを取ることを加藤コーチ以外誰一人として信じていなかった、200m平泳ぎの金藤、男子自由形リレーの銅、感動したぜ。
そしてバトミントン、個人銅の奥原、女子ダブルスの松友+高橋、19対16からの5連続ポイントは鳥肌立った。あれで負けたデンマークチームは可哀そうだった。茫然としていたものな。バトミントンは見ていて実にエキサイティングだ。これから間違いなく人気が出るだろう。ところがギッチョンチョン、自分が注目したのはベスト8に進めなかった混合ダブルスの栗原文音だ。試合に負けても今大会のベストビューティーをあげたい。もっと彼女を見たかった。
7人制ラグビーは別格だが、マイナーな競技では4位は意味がない。4位と銅ではゼロか50かだ。北京オリンピック女子カヌー4位の竹下百合子を覚えている人はいないでしょう。でも今回銅メダルのカヌーの羽根田は、スロバキアで武者修行10年という経歴とともにある程度記憶に残ると思う。泣いている羽根田の所にライバルの外国人選手が次々に来て、肩を叩いてゆくシーンは良かった。トランポリン4位、アーチェリー、フェンシング、テコンドー、自転車等々は残念でした。
テニスの錦織圭、恰好いい。視聴率はかなり高かっただろう。レスリングは男女ともよくやってくれた。13日目の登坂、伊調、土性の3連続金メダルは圧巻でした。全てギリギリの逆転勝ちでしびれたが、心臓に悪いぜ。吉田が負けてびっくりしたが、勝ったアメリカの選手(彼女可愛い)のコメントがよい。サユリは憧れのレスラー。憧れのサユリに勝ててうれしい。爽やかでいいね。吉田さん、今までありがとう。貴方を責める日本人は一人もいない。
男子の卓球も良かったが、福原愛の強さと弱さ、割とネガティブな思考、チームワーク、あとあの監督のおじさんもいいね。ああ泣いた。愛ちゃん最高。体操団体、個人総合のドラマは凄かった。僅差で負けたウクライナのベルニャエフの、記者会見での男気発言にグッときた。記者の内村への質問、「貴方は審判に好かれているんじゃありませんか?」に内村が無難に答える。そこへベルニャエフが口を挟む。「内村はキャリアの中で高い点数を取ってきた。今の質問は無駄だと思う。」内村は、もう一度戦ったらベルニャエフに勝てるとは思えない、と言っていたがそこには微塵も謙遜や世辞は含まれていなかった。ベルニャエフは東京オリンピックで強敵になるだろう。日本人の心を掴むだけでなく、審判の心証もよくしたからな。
おっと忘れちゃいけない。デュエット、チームのシンクロナイズドスイミング。やはり地獄の鬼の井村コーチじゃないと駄目なのね。今回メダル無しじゃあ、競技の存続に係わる。井村さん、次は当然もっと上のメダルを目指すって、銀とあんなに差があるのに。
50km競歩の荒井のドタバタ銅メダルで終わったと思ったら、最後の最後にとんでもないのが待っていた。400mリレーの銀メダルには魂消た。ケンブリッジは2秒間ボルトと並走していたものな。驚いたといえばこれが一番、やっぱオリンピックは楽しい。
リオの五輪が終わっちゃう。今まで見てきた中で最高の大会だった。時事ネタは直ぐに古くなるので載せてこなかったが、今回はいいや。日本のメダルは8/21現在、金12、銀8、銅21の計41個で五輪史上最高、世界第6位。やったね、でも第2位のイギリスは凄い。8/21現在計66個(内金27)で豪州x29、カナダx22、NZx18の旧英連邦を加えると135(内金43)で1位のアメリカ(計116個、金43)をずんと抜く。
英国の底力を感じるね。EUを離脱してもイギリスの未来は意外に明るい?英国はスポーツ報奨金制度が無いので、以前の日本のようにメダルは名誉だけ。日本は金500万、銀200万、銅100万円、無課税。第3位の中国(計70、内金26)は、長期的な国力の没落をスポーツの世界で暗示している?いくら国家ぐるみで英才教育を施しても、金で釣っても限界があるのがスポーツの世界だ。カタールが金にあかせてアフリカから選手を集めても、モチベーションが金だけでは人は限界以上の力をなかなか出せない。
4位のロシアはそもそも半分の競技に出ていないんだから気の毒だが、次の東京には出てくるから要注意。5位はドイツ(計41、金17)、7位はフランス(40、9)、8位韓国(21、9)、9位豪州(29、8)10位イタリア、以下オランダ、ハンガリー、スペインと来て、14位に主催国ブラジル、15位ジャマイカ。ブラジルは男子サッカーで優勝して本当に良かった。ドイツを破っての金というのが良い。主将のネイマールは決勝ラウンドに入ってからは大活躍だが、予選では散々なバッシングに遭っていた。
ブラジル人は熱狂し過ぎ。体操でも柔道でも、自国の選手への応援が激し過ぎて競技に支障が出た。でも入場式の時に、日本選手団へ大きな声援を送ってくれたのはうれしかった。日系移民の人達が多く来場していたのだろうね。また日系の人達が良い印象を持たれているんだろう。あとは同じ言語のポルトガルが大声援を受け、北朝鮮だけシーン。ブラジル人の正直過ぎる反応が楽しい。
ブラジルの柔道は日系の選手がいて、技を重視する正統的な柔道だったが、なかなか結果が出なかったのは残念だったね。でも女子でスラム街出身の柔道家が金メダルを取って良かった。意志の強い目が印象的な、技の切れる選手だった。柔道といえば、中量級の男子一回戦で38歳とかのミャンマーの選手が、アフリカの若者と試合をして勝った。二人ともコーチもいない。〝指導〟など全く考えもせず、組み合って技を掛け合った素晴らしい試合だった。
ミャンマーの弟子は、先生が一度でも勝って誇らしいだろうな。
大会は男子サッカーの無様な試合で始まり、初日二日と柔道軽量級で銅メダルが続き、体操団体予選はボロボロの4位と、決して良いスタートではなかった。そんな空気を変えたのが、400mメドレーの荻野・瀬戸の金銅、腰痛の三宅選手の銅だった。この女子最軽量級のウェイト・リフティングでは一位タイ、二位インドネシアとアジア勢がメダル独占した。ロシアの選手が出場停止になっていたのが幸いした。タイは男子でもウェイト・リフティングで金を獲得している。ところがその試合をTV観戦していたおばあちゃんが、孫の快挙に興奮して心臓発作を起こして亡くなった。祝勝会と葬式、おめでとうやら、お気の毒やら。
柔道の金3個、大野、ベイカー、女子の田知本、よくやった、感動を有難う。他の選手も銀・銅を取って良かった。監督が代わるとこうも違うものか。締まりのない阿呆に任せていた8年が惜しい。4位に終わった男子7人制ラグビーも感動した。7人制とはいえ、あのオールブラックスに勝つとは。
ここで個人的、独善的に今大会のヒーロー、ヒロインのベスト3を挙げると、福原愛、内村航平、ウサイン・ボルトだ。他にもたくさんいて絞るのが難しいが、感動の度合いでこの3人にした。メダルの色など関係ない。ボルトはやっぱすっげーもの見せてもらったし、この人実にいい奴、リレーの日本人選手も肩を抱いてもらい褒めてもらって良かったね。
個々の競技に言及していたらキリがないので、カッ飛びで行く。競泳ではフェルプスに0.04秒(指の関節の差?)で銀の200mバタフライの坂井、金メダルを取ることを加藤コーチ以外誰一人として信じていなかった、200m平泳ぎの金藤、男子自由形リレーの銅、感動したぜ。
そしてバトミントン、個人銅の奥原、女子ダブルスの松友+高橋、19対16からの5連続ポイントは鳥肌立った。あれで負けたデンマークチームは可哀そうだった。茫然としていたものな。バトミントンは見ていて実にエキサイティングだ。これから間違いなく人気が出るだろう。ところがギッチョンチョン、自分が注目したのはベスト8に進めなかった混合ダブルスの栗原文音だ。試合に負けても今大会のベストビューティーをあげたい。もっと彼女を見たかった。
7人制ラグビーは別格だが、マイナーな競技では4位は意味がない。4位と銅ではゼロか50かだ。北京オリンピック女子カヌー4位の竹下百合子を覚えている人はいないでしょう。でも今回銅メダルのカヌーの羽根田は、スロバキアで武者修行10年という経歴とともにある程度記憶に残ると思う。泣いている羽根田の所にライバルの外国人選手が次々に来て、肩を叩いてゆくシーンは良かった。トランポリン4位、アーチェリー、フェンシング、テコンドー、自転車等々は残念でした。
テニスの錦織圭、恰好いい。視聴率はかなり高かっただろう。レスリングは男女ともよくやってくれた。13日目の登坂、伊調、土性の3連続金メダルは圧巻でした。全てギリギリの逆転勝ちでしびれたが、心臓に悪いぜ。吉田が負けてびっくりしたが、勝ったアメリカの選手(彼女可愛い)のコメントがよい。サユリは憧れのレスラー。憧れのサユリに勝ててうれしい。爽やかでいいね。吉田さん、今までありがとう。貴方を責める日本人は一人もいない。
男子の卓球も良かったが、福原愛の強さと弱さ、割とネガティブな思考、チームワーク、あとあの監督のおじさんもいいね。ああ泣いた。愛ちゃん最高。体操団体、個人総合のドラマは凄かった。僅差で負けたウクライナのベルニャエフの、記者会見での男気発言にグッときた。記者の内村への質問、「貴方は審判に好かれているんじゃありませんか?」に内村が無難に答える。そこへベルニャエフが口を挟む。「内村はキャリアの中で高い点数を取ってきた。今の質問は無駄だと思う。」内村は、もう一度戦ったらベルニャエフに勝てるとは思えない、と言っていたがそこには微塵も謙遜や世辞は含まれていなかった。ベルニャエフは東京オリンピックで強敵になるだろう。日本人の心を掴むだけでなく、審判の心証もよくしたからな。
おっと忘れちゃいけない。デュエット、チームのシンクロナイズドスイミング。やはり地獄の鬼の井村コーチじゃないと駄目なのね。今回メダル無しじゃあ、競技の存続に係わる。井村さん、次は当然もっと上のメダルを目指すって、銀とあんなに差があるのに。
50km競歩の荒井のドタバタ銅メダルで終わったと思ったら、最後の最後にとんでもないのが待っていた。400mリレーの銀メダルには魂消た。ケンブリッジは2秒間ボルトと並走していたものな。驚いたといえばこれが一番、やっぱオリンピックは楽しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます