
韓国で焼肉を食べると果たしてどういうことになる?
韓国に行ったら、絶対に焼肉を食べたい。しかし、
注文を間違わないようにしなければならない。
韓国で焼肉といえばまずはプルコギなのだ。
「プル」は火で、「コギ」は肉という意味。
これは味がついたロース肉をヂンギスカン鍋のような鉄板で焼くものだ。
一品料理はすべて無料
韓国で肉を焼いて食べる、というと、一番ポピュラーなのが、
味が付いていない豚肉を鉄板で焼いて塩入りのゴマ油で食べる
「サムギョッサル」だ。安くて人気がある。
一方、日本の焼肉のように網焼きで食べたければプルコギでなく
「カルビ」を注文すればいい。
味が付いた骨付きカルビをハサミで切りながら炭で焼いてくれる。
これなら、「本場で念願の焼肉を食べた」という気になるだろう。
まずは、カルビ2人前とビールを注文した。
先に出されたビールを飲んでいると、カルビが焼き上がる前に
テーブルいっぱいに一品料理が並んだ。
白菜キムチ、生野菜、味付けネギ、メカブ、カニ、モヤシ、水キムチ、豆腐……。
出てくる、出てくる。メインディッシュさえ注文すれば、
こうした一品料理はすべて無料でお代わり自由だ。

ビールのつまみに最高なので、小皿に盛った一品料理もどんどんなくなっていく。
その度に頼むと、愛想よく次々と持ってきてくれた。
景気よく食べていると、他の客の相手をしていた50歳くらいのアジュマがやってきた。
根は親切
アジュンマは、雰囲気からいって女主人であることは間違いない。
ニッコリ笑って、網で焼いていたカルビを手際よくハサミで切り始めた。
このアジュマがやたらと明るい。こちらが日本から来たと知って、
ブロークンな日本語で怒濤のように話しかけてきた。
「あんたたち、いい男だから、私が食べさせてあげるわ。
ホラ、肉はこうして味噌を付けて葉っぱに巻いて食べるとおいしいのよ。
口をアーンと開けて。なに、恥ずかしがってんの。口を開けなさいってば。
そうそう、でっかい口ねえ、何でも食べられそうね。
そっちのメガネの人も口を開けて。日本はどこから?
東京? 東京って物価が高いんだってねえ。韓国のほうが肉は安いから、
もっとカルビを食べなさいよ。もう2人前、持ってこようか」
話が途切れたと思ったら、注文の催促である。いかにも商売上手なアジュマだ。
しかし、根は親切。次々に、新しい一品料理を持ってきてくれた。
すべて無料。本当にうれしい。
満腹になったところでアジュマの笑顔に見送られて店を出た。
韓国で美味しいものをたくさん食べるという醍醐味を感じた。
暑い時は、焼き肉でスタミナをつけたいですね・・・
日本は韓国みたいに「おかず」をいっぱいださないので、
主婦としても、肉と野菜を準備するだけでいいから楽ちん・・・
キムチとインスタントスープでもつけるかな・・・
今夜は焼き肉に決定!