韓国の干支 干支にまつわる韓国語
韓国の十二支は日本と異なる点が1つだけあります。
それは12番目の「亥」が猪(いのしし)ではなく、豚(ぶた)となること。
干支はベビーブームも引き起こす?!
韓国では結婚や引っ越しなど人生における大きなイベントの前に
伝統占い「四柱(サジュ)」を見てもらい、最良のタイミングを見計らうことが少なくありません。
出産も例外ではなく、韓国では四柱占いで運気が良いとされる年に
出生率が急増する現象が見られてきました。
例えば600年に一度巡ってくる丁亥(ひのとい)年だった2007年は、
金運を招く「黄金の豚年」と言われ、出生率が10%以上増加。
2010年の庚寅(かのえとら:白虎年)、
2012年の壬辰(みずのえたつ:黒龍年)にもベビーブームが到来しました。
2007年にソウルに行ったとき、金の豚年でした。
金色の豚の置物がいっぱいあったのを覚えてます。
でも、どうして豚年なんでしょうね。
イノシシがいないのかな・・・・
来年は子年・・・・
1番目の歳です。
どうして一番目なんでしょう???
ちょこっと調べてみた・・・・そういえば聞いたことが・・・・
昔々、ある暮れのこと。神様が動物たちに御触れを出しました。
「元日の朝、私のところへ出掛けてきなさい。
最初に到着したものから12番目のものまでを、
1年交代でその年の大将にしてあげよう」
動物たちは、我こそが1番になるぞとはりきっておりました。
ところが、ネコは話を聞き漏らしてしまい、ネズミにたずねます。
するとネズミはわざと1日遅れの日付を教えてやり、
ネコはそれを真に受けて帰っていきました。
やがて朝がきて門が開いたとたん、ウシの背中からネズミが飛び降り、
ネズミが1番となってしまいました。
残念ながらウシは2番となり、それからトラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、
ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシの順で到着しました。
1日遅れで出掛けたネコは番外となり、
それ以来ネズミを恨んで追いまわすようになったそうです。
こうして最初がネズミとなり、
動物を当てはめた十二支が広く浸透していったのです。