
韓国の父母の日(オボイナル)
いつもありがとう!
「父母の日」は、両親に感謝の気持ちを表す日
「父母の日」は、両親に感謝の気持ちを表す日
韓国で毎年5月8日は「父母の日(両親の日、親の日)」。
韓国語では「어버이날(オボイナル)」といいます。
日本には「母の日(5月の第2日曜日)」、「父の日(6月の第3日曜日)」と
別々に記念日がありますが、韓国では「お父さんとお母さん」を
合わせて意味する「オボイ」の日に、両親へ感謝の気持ちを表します。
儒教特有の観念「親孝行」の意識が強く残る韓国。
それだけに「父母の日」は韓国人にとって特別な日と言えます。
実は1956年から1972年まで、韓国にも「母の日(オモニナル)」がありました。
ところが1973年、「父の日もあってしかるべきだ!」という声が高まるや、
政府は「各種記念日などに関する規定(大統領令6615号)」により、
「母の日」を「父母の日」に改称。
以来、現在まで性別を問わず親を敬う日として、プレゼントと共に
感謝の気持ちを伝えるようになりました。
もう一つの意外な事実は、
「父母の日」は韓国で生まれた記念日ではないということ。
キリスト教の四旬節(復活祭の46日前から始まる準備期間)
初日から第4週目となる日曜日に両親の魂に感謝するため教会を訪れる、
英国・ギリシャの風習に由来します。
とはいえ、儒教文化が色濃く残る韓国ならではの特徴も見られます。
まず、「母の日」でもなく「父の日」でもない「父母の日」という考え方。
「父の日」が存在しないことを受けて「父母の日」となったのが
最大の理由のようですが、儒教思想の影響では?と思われる部分もあります。
儒教において「親子」とは、最も基本的な関係。
その意味で父母の区別は特にしないのです。
また、韓国で親子関係は社会的な関係にも適用される傾向があり、
「下宿(ハスク)の大家さん」や「監督」など、
普段「親」同然に接してくれている人に対しても、
「父母の日」に花などを贈ることが珍しくありません。

★きつねゆりの今日のお料理

ピザ(ウインナー、ベーコン、マッシュルーム)

焼き味噌ベースピザ(ゆで卵、ブロッコリー、コーン)