ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

海のゆりかご②

2010-03-06 11:08:12 | 透明水彩画小浜島
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ヤギのバス」 透明水彩画 A4(297×210) 2009年作 小浜島(個人蔵)



「ヤギのバス」
海の中もこのバスのような岩礁が点在しています。
そこにはヤギのように魚介類が休息してたり隠れていているので、
覗きにいくと面白いです。

生き物を探して岩礁を覗いてたた時、こぶしほどの丸っこい愛くるしいカニが、
突然ぬ~っと現れた私に驚き、「うわぁぁ!」っとひっくり返りました。
その瞬間!周りで泳いでいた小魚達が、ひっくり返りもがいているカニの裏側や足を突きまくり、
食べようと躍起になって襲います。

「あわわわわぁぁぁ」

俺のせいで!
愛くるしいカニさんがぁ とんでもない事に・・・・・


クルっ♪


生還です。無事どこも食べられずに表向きに返ることができ、お陰で私もブルーにならずにすみました。

よかった よかった♪

岩礁ではカニの食べられた後のバラバラになった甲羅を良く見かけるので、魚にとってご馳走みたいです。

で、このカニさんが美味しく食べれるワタリガニだったら・・・・
確実に魚を蹴散らしカニを捕まえ、味噌汁にしているところなんですけどね。

島の北西側、浜から100メーター、水深1.8メーターの浅瀬の岩礁で、
ゴシキエビ(イセエビ系)を一度だけ発見いたしました。
大きなひげが二本穴の奥から出ていまして、そーっと覗いてみますと・・・・・
ま~デカイ♪ 嘘みたいに巨大なゴシキエビです。
手を突っ込んでも体にどどかない奥深い穴の中でモゾモゾしています。
モリで眉間を一突きしないと足で踏ん張るから獲れないよ!と大将に聞いてはいましたが、
モリがないし・・・・・捕まえたいし~ 食べたいし♪

だめと分かっていても・・・・未練がましく大きなひげを引っ張ってみました。

ぐぐぐぐぐっ  ぐぐぅ

「プチン♪」

根元から切れると言うよりかは、はずれるという感じで切れました。
60~70センチぐらいある大きなひげ。
体長はひげの長さぐらいあるそうなので、大物です。

翌日もりを持って同じポイントに行きましたが、
この岩礁を見つけるのに6時間(海の中はよく似た岩礁だらけで難しい)。
でも穴は空っぽでゴシキエビはいません。
諦めきれずにその後2時間周囲を探しましたが無駄でした・・・・。



チャンスは一度っす♪







ここだけの
私が聞いたお話し

「ヤギのバス」
この敷地ではヤギは初め2匹でしたが、ある日4匹に増えました。
持ち主のおじいさんが4匹になっているのを見て、

「だれだ~おらの敷地にヤギを勝手に2匹ほり込んだやつは!」
と、怒っておられます。


が、間違いなく・・・・殖えた子ヤギっす。









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コメント (2)
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