Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「みんなの松」 透明水彩画 太子(378×288) 2009年作 小浜島
港から伸びる道をグイッグイッと登った丘の途中の脇道の交差点に、
小浜島では有名な観光名所の一本松があります。
今から239年前(1771年・明和8年)のお話しですが、
「明和の大津波」という大津波があったそうで、
八重山諸島と宮古島で死者1万2千人、波は標高30メートル弱まで上がり、
小浜島ではこの一本松のあたりまできたらしいです。
で、その時、松の種が波に運ばれて来て芽が出て育った木だとか、
大津波でここに五本あった松のうち、四本もってかれて残った一本だとか・・・・
色々言われています。
昔は今と違ってグニャグニャ曲がったとても楽しい道や、
開発されていないのどかな風景が広がる美しい場所だったらしく、
その美しい場所にある一本松はみんなの目印となり、
デートの待ち合わせは、集落から少し離れたこの松の木の下がお決まりだったそうです。
幸せなあったかい恋、ドキドキせつない片思い、
嬉しい出会いや悲しい別れ、あぶないニヤミスや地獄のバッティングなどなど・・・・
それがいったい何色であれ、
きっと思い出となり、もう二度と手にすることの出来ない光り輝く何かになっていったなら・・・・
松を見るたびに思い出すんだろうな~
あのころのあの透き通った瞳を・・・・・。
大切なシンボルとして、みんなの心にしっかり踏ん張っている一本松は、
残念なことに、近年の開発で風当たりが強くなり過ぎたせいなのか、
足元の地面が小さく痩せたせいなのかは分かりませんが、けっして元気ではありません。
一昨年の台風では、腕を一本捥がれるほどのダメージを受け、
どこか風貌が痛々しいし、少し枯れてもいます。
あと何年ここを見守っていられるのか不安に思えるぐらいです。
心配になった島の人が、松の足元に土を沢山もってあげて、大切に守っておられました。
孤独に傷つきながらも、色んな思いを受け止め見守ってくれた一本松さんは、
とても激しくたくましく、どこかあったかい感じがいたしました。
熱っちい!
港から伸びる道をグイッグイッと登った丘の途中の脇道の交差点に、
小浜島では有名な観光名所の一本松があります。
今から239年前(1771年・明和8年)のお話しですが、
「明和の大津波」という大津波があったそうで、
八重山諸島と宮古島で死者1万2千人、波は標高30メートル弱まで上がり、
小浜島ではこの一本松のあたりまできたらしいです。
で、その時、松の種が波に運ばれて来て芽が出て育った木だとか、
大津波でここに五本あった松のうち、四本もってかれて残った一本だとか・・・・
色々言われています。
昔は今と違ってグニャグニャ曲がったとても楽しい道や、
開発されていないのどかな風景が広がる美しい場所だったらしく、
その美しい場所にある一本松はみんなの目印となり、
デートの待ち合わせは、集落から少し離れたこの松の木の下がお決まりだったそうです。
幸せなあったかい恋、ドキドキせつない片思い、
嬉しい出会いや悲しい別れ、あぶないニヤミスや地獄のバッティングなどなど・・・・
それがいったい何色であれ、
きっと思い出となり、もう二度と手にすることの出来ない光り輝く何かになっていったなら・・・・
松を見るたびに思い出すんだろうな~
あのころのあの透き通った瞳を・・・・・。
大切なシンボルとして、みんなの心にしっかり踏ん張っている一本松は、
残念なことに、近年の開発で風当たりが強くなり過ぎたせいなのか、
足元の地面が小さく痩せたせいなのかは分かりませんが、けっして元気ではありません。
一昨年の台風では、腕を一本捥がれるほどのダメージを受け、
どこか風貌が痛々しいし、少し枯れてもいます。
あと何年ここを見守っていられるのか不安に思えるぐらいです。
心配になった島の人が、松の足元に土を沢山もってあげて、大切に守っておられました。
孤独に傷つきながらも、色んな思いを受け止め見守ってくれた一本松さんは、
とても激しくたくましく、どこかあったかい感じがいたしました。
熱っちい!
