つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

かたみ歌 朱川湊人著

2009-03-23 23:50:25 | 読書感想
懐かしいメロディとともに、ノスタルジックに展開する
七つの奇蹟の物語

「紫陽花のころ」 ラーメン屋の店主が殺され、付近の
電柱に若い男が立っている・・・
それを見かけた幸二は「古本屋」の店主に話す

実はその男は殺されたラーメン屋の店主の
若い頃の姿で、自分が殺された後、残された妻と
子供がどうしているか、様子を見に来ている・・・

不思議な話が、7篇に共通しています
物語の舞台となる、「アカシア通り」商店街には
「アカシアの雨がやむ時」のレコードを
いつもかけているレコード屋と古いお寺がある

その古いお寺は、あの世と繋がっている
だから、不思議なことが起きるのだろう

「古本屋」の主人の口を借りて
不思議なこと(奇蹟)が語られる

昭和30年代の頃の商店街
懐かしい時代のお話です。