西日の町 湯本香樹実著

西日の町　　湯本香樹実著

母親と「僕」が暮らしている家に　突然「てこじい」と呼ばれる
祖父がやってくる。
（母親の父）
布団を敷いてもうずくまっていて、布団に寝ようとしない祖父
後半開かされるてこじいの病気　心臓が悪いので、横になれない

家族を捨てて、妻と子供（母親と弟）を捨てて、出て行ったのに
面倒をみる母親

家にいる時も、さんざん好き勝手をして家族に迷惑をかけていた
てこじい

そんなてこじいに惹かれていく僕
ぼそっと語られる昔の話・・・

家族（血の繋がり）はどうしようもない・・・
仕方がない・・・
憎み切れないというか　　切ないお話でした