おじんの独り言

写真付きで気まぐれに日記や趣味、感じたことなどを書いてみたい

たれ耳のコノマチョウ幼虫

2015-07-09 19:16:08 | 
7月3日に投稿したクロコノマチョウの幼虫、2頭が脱皮して大きくなりましたがその中の1頭が少し変。
頭の黒い殻が引っかかっていて取れません。頭をさかんに振ってなんとか落とそうと頑張っていましたのでそのうち取れるだろうと思っていましたがまる一日経っても取れません。何らかの不都合なことが生じたのでしょう。
どうなることかと思いましたがどうすべきか判らないのでそのままにしておきました。
餌も食べられないのでしょう、さかんに頭を振りますがどうしても自力では取れないようです。
そのうち動きも鈍くなってどうやら弱ってきたようです。
このままでは必ず死んでしまうだろうと引っかかっている頭の抜け殻を思い切って取り除いてやることにしました。
脱脂綿で覆いセロテープでそっと幼虫を固定し拡大鏡を覗きながら細い尖ったピンセットで傷つけないよう注意深く扱いました。
幼虫は少し弱っていたためかほとんど暴れませんでした。
手術大成功! (ちとオーバーか) 何らかの原因で耳状の突起が完全に抜けていなかったようです。
その後幼虫は元気で葉を食べもりもり太って動き回っています。現在体長58mm
ただ脱皮の時の体が柔らかいうちに殻が取れなかったため耳状の突起が折れ曲がったまま固まり、たれ耳のようになっています。
蛹や成虫になる時に何か影響があるかどうかは不明です。
それからもう一つ。
大きさからして終齢幼虫になっているものと思いますが、頭部の模様が変化し緑の部分が多くなりました。
幼虫を飼育している他の方のブログを見ると、この幼虫はウスイロコノマチョウかもしれません。
ただ個体差があるとのことですのでまだはっきりしません。成虫になれば判るでしょう。
どちらでもいいですが元気で育ってくれれば嬉しいです。彼らにとって脱皮や蛹化、羽化は危険がいっぱいの一大イベントですね。

たれ耳の幼虫


正常な幼虫