こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

2020.6.6

2020-06-06 22:36:50 | 日記
■国民民主と維新が接近という報道。
 twitterで野党支持者が色めき立っています。
 というのも、我々が色めき立つのはまさしく政局。それも野党構図に関する事のみです。
 都知事選での宇都宮候補に国民民主が支援をしない、という方針に対しても
 野党支持者は「やっぱりな」とあまり好意的に捉えていないようですが、私は賛成。
 国民民主からしたら、希望の党が前身なわけですよね。当然小池さんに近くないとおかしい。
 小池さんを全面支持するとなると自民党とバッティングしてしまうので都合が悪いですが、
 自主支援のような形でお茶を濁すのではないかと思います。確かにそれが一番賢い。
 賢いけれど、国民民主が支持率を上げられない理由がそこにあります。政局に弱いのです。

 そんな中、立憲と国民民主本体の政局の動きが鈍い中で、勘の鋭い(でも失敗する)前原さんが動きました。
 有志とともに維新の議員と地方分権に関する勉強会を発足。これが野党再編ではないか、と
 産経をはじめ各紙が報じ、野党支持者が色めき立つわけです。
 私としては、前原さんは自民党有志とともに安全保障に関する勉強会もやっているので
 特段維新とくっつこうと思ってやっている動きではないと思っています。そこは前原さんを信じたい。
 だけども、立憲と国民が双方の感情的怨念に支配されて何ら協議が進まない。合流はしなくていいとしても、
 政策協議や選挙協力すら話が進んでいないのでしょう。そこにいら立ちを持っているのは確かです。
 動き出す議員たちが口をそろえて言うのは「結集するために動く」という言葉。
 それが何を指すのかは分かりませんが、あまりに立憲と国民本体の政局に関する動きが鈍すぎます。
 もちろん、コロナ対策をはじめ、様々な政策的議題に忙殺されているのはわかります。
 だけど、政治は政策だけではありません。政局に強くなければ実力があっても政治の世界では抹殺されます。

 twitterでも私はよく書いていますが、もうそろそろ過去の怨念を断ち切ってほしい。
 そのためには、その怨念を作った当事者が頭を下げるべきなのです。
 菅・小沢・前原・野田・枝野・玉木。
 少なくとも過去と現在、トップに立っていた/立っている政治家が「もういい加減やめよう。反省しよう」と話し合い、
 立憲と国民民主全関係者に頭を下げるべきです。
 そこからスタートをはじめ、自民党に代わりうる政権を作るために最大限の協力をする確認をするべきなんです。
 もちろん、感情的しこりや政策の違いは残るのでしょう。だから政党の合流はしなくていい。でも将来的に連立を視野に、
 合意できる範囲内での政策協議や高位レベルの選挙協力は絶対に必要です。でないと自民党や横やり維新には勝てない。
 立憲支持者の中には「そんなことは必要ない。立憲単独で力をつけて、いつか政権にたどり着けばいい」
 という方がいます。私からしたらそんなものは牙の抜けた戦いを恐れた負け犬の言うことで、何十年も待てません。
 国民支持者の中には「立憲と手を切れ。維新や自民党の良識と手を組み、政権を目指すべきだ」
 という方がいます。支持母体の連合を無視した夢物語をたかるただの夢想家で政治的センスがゼロの発言です。
 いま出来うる範囲内で、何をすれば安倍政権を打倒せるか、自民党を追いつめられるかと極限まで考えるべきです。
 これが出来ない/わからない政治家と支持者が多すぎます。勝負したことないんですよ、喧嘩したことないんです。
 いわゆるいい子ちゃん育ちで、本当に現状に苦しんでない証拠です。

 私たちは悪夢そのものの安倍政権を打ち倒す責務がある。 違いますか?
 そのためには出来うる限りの協力を民主党でやっていく必要があります。
 前原さん、動くならばまず内省からです。枝野さん、まずは身の回りを固めることです。