黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.55軽井沢大賀ホール

2012-03-13 11:19:23 | 被災地支援
3月11日の軽井沢は前日までの雪が、からりと晴れ上がり、いい天気。新雪にすっぽり包まれて美しく輝く大賀ホールで被災地支援のコンサートが行われました。
出演は黒坂黒太郎、矢口周美、福沢達郎に加えて、NHK交響楽団首席コントラバスの吉田秀さん、バイオリンの城戸喜代さん。そして総勢176名のしなのコカリナアンサンブル。
このコンサートは1年半も前から決めていたものなのですが、たまたまこの日が震災から一周年になってしまいました。しかも、開演は午後2時。
 東日本大震災が起きたのは午後2時46分。コンサートはちょうど1部の終わりにさしかかる頃です。ここで黙祷を間にはさみながら176名で「石巻の被災松コカリナ」を使い「浜辺の歌」と交響詩「ふるさと」全3楽章を演奏しました。そして2部は矢口周美の歌を中心に、被災地のために創った新曲「涙と希望の村」(原曲はアイルランドの曲)も披露しました。
コンサートの模様はSBC信越放送、信濃毎日新聞、朝日新聞などで報道されました。


被災地支援コンサートVol.54 新潟県上越市  3月8日

2012-03-13 10:41:32 | 被災地支援
なんという雪!それでも地元の人たちは「これでもだいぶ減ったのですよ。多いときはこの倍はありました」と平気で言う。上越市では昨年9月にも東北被災地支援コンサートが行われました。そこに参加してくださった坊守(浄土真宗のお寺の奥さんのことをこう呼びます)の皆さんが主催者になって下さり、平日の昼間にお寺で行われました。
 寺はすっぽり雪に埋まている。車で行ったのですが、お寺の屋根は見えるのに雪に囲まれていてどこから入っていいか分からない。ぐるぐる回りながらやっと入り口を見つけたのでした。雪が降ると町並みが一変してしまう雪国。でもそんな雪に包まれながら1時間半。まるで「かまくら」の中で演奏しているような温かいコンサートをすることができました。いつも思うことなのですが新潟のコンサートには、他の地にない不思議な温かさがあります。これは瞽女(ごぜ)さんによるものではないかと思っています。その昔、三味線を弾き、歌を歌い雪の越後を旅した女芸人瞽女(ごぜ)。それを迎え入れる人々。その雰囲気がこの土地に脈々と受け継がれているように思います。きっと瞽女(ごぜ)さん達もこんな雪と人々の温かさに包まれて演奏し続けたのでは、思わせてくれるようなコンサートでした。この上越市は瞽女の中でも最も活躍した高田瞽女の本拠地でもあります。翌日は上雲寺小学校という小さな小学校でスクールコンサートをさせていただき、こちらも素敵な子ども達と楽しい時を過ごすことができました。