黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

ラオス・カンボジアスクールコンサート報告  №1  12月5日~12日

2012-12-13 22:41:20 | 情報
 12月5日から、ラオスとカンボジアを訪れ、小学校3校でスクールコンサートを行ってきました。 ラオスは首都ビエンチャン郊外にある小学校と世界遺産ルアンパパーンの近くにある小学校。
 ビエンチャン郊外の小学校は、ビエンチャンから車で約40分ののどかな村にある学校。バスが到着すると、そこに子ども達が列を作って並び一人一人に花を渡し大歓迎してくれました。コンサートは大教室。200人ほどの子供達でギッシリ。そこには村長さん始め村のエライ方々も同席、一緒に聞いてくれました。まずは私のコカリナソロでチャルダッシュ、木立を抜ける風の音、ひばり。周美の歌で「一本の樹」。彼女が手話をやりながら歌い始めると子供達も一緒になって手話をやってくれました。そして、同行してくれたコカリナ愛好家のみなさんが「さくらさくら」を演奏。また、周美と一緒にラオスの国民歌「故郷の花チャンパー」を演奏すると会場と大合唱に。そして極めつけは「でっかい広場」の歌(「広場と僕らと青空と」)。リフレインのデッカイを歌おう、と呼びかけると、すぐに「デカイ」と返ってくる。手の振りも覚え皆で大合唱に。私たちの演奏が終了すると今度は子ども達が民族舞踊を披露してくれました。指を反り返らせて踊るその美しいしぐさに大感動。最後のセレモニーで、日本から持って行ったサッカーボールやノートをプレゼントしました。また、終わった後子ども達が作っている畑を見せてもらったのですが、水不足で井戸が必要とのこと。3万円あったら井戸がひとつ掘れるとのことでしたので参加者皆で井戸をひとつプレゼントすることにしました。帰り際、放課後になり校庭で遊んでいた子ども達が大勢、校門のところに集まってバスを見送ってくれました。「ポップ カン マイ」(さようなら)と言い合って子供達と別れました。ところが、出発ししばらく経ったときです。バスが小さな集落を通ったのですが、ふと窓の外を見ると、なんとそこで子供達が大勢集まり手を振ってくれているではありませんか。そう言えば僕たちがバスに乗るだいぶ前、スクールバスならぬスクールトラック(荷台に子供達が沢山乗って登下校する)で帰った子供達がいたのです。その子達が僕らのバスが帰るまでそこで待っていてくれたのです。僕らも「また会おうね」と手を振り続けました。