こどものすがた

小学4年生の息子との今までをありのままに記録。

行きと帰り

2020-11-05 | 日記
学校の玄関で、プール教室の真ん前で、合気道の入口で、行きに

「行きたくなーい!ママと一緒にかえるー!!」

と、拒否してしまうのを慎重に見守っていたけど、今日のプールは行く前に、散々泣き散らかし、わめき散らかし、本当に本当に大変だったのに、最終的には自力で更衣室へ上がっていきちゃんとレッスンを受けられた。

レッスンの様子を外からちらっと見る限り、普通に並んでけのびの練習してたし、終わり際に出待ちしてたら両手上げて、

「たのしかったー!!」

と飛んで出てきた

なのでこどもには、

「よかったねー!!がんばって行って良かったねー!!すごいじゃん!

と、言ってはいたものの、内心ちょっとムッとしてしまいました。

「(…だったら泣かずにさっさと行ってよ。)」

喉元まで出かけてるこの一言を、必死で飲み込んで、つくる笑顔も多少ひきつります

せめてものつもりで、

「じゃ、来週は泣かずに行こうね!」

とお灸をすえると、

「だってママが好きなんだもん。」

と返ってくる。

…なんで?

なんでママが好きだと、行きたくないとしがみつき泣きわめくのかな??
ママはしがみつかれて喜んでたかな?
泣き叫ばれて喜んでたかな??

…そんなことない。
私に引き剥がされてたでしょうに

なぞなこども。

何を期待してあんなに嫌がってるのでしょう?
「そっか、じゃあ帰ろうか?」と言ってほしいのかな。
あんなに楽しかったーと言って出てくるのに?

ひとときの別れを寂しがる気持ちは分かるけど、がんばって行けば楽しい楽しいプールが待ってるし、レッスンが終わったら、一人でがんばれた!っていう自信がつくと思うけど、そういう感じでもないの?
何を求めてあんなに抵抗してくるんだろう。

いつも悩む。正解が分からない。

だから、最近は行く前にぐずっても心を鬼にして行かせて、終わった後にめちゃめちゃ褒める方向でやっております。

多分ちょっとでも、私に
「(こんなに嫌がってるんだから、休ませてあげた方が良いのかな?かわいそうかな?)」
なんて思ったら、こどもの思惑どおり。

それが、先生が私に対してすえてるお灸だから。

「○○くんは、交渉の仕方を心得てますよ。お母さんがちゃんとした芯を持って対応しないと、この先ずっと振り回されちゃいますよ!!」

その言葉が脳裏をよぎる。

…そう、そうだそうだ。私はこどもに試されてるんだ!だから、行きは頑として行かせる。そして終わったら、

「がんばったねー!楽しかった?そう、楽しかったんだ!がんばって行って良かったねー!!あの時諦めてたら、プール出来なかったもんね。行ってよかったねー!一人でがんばれてすごかったねー!格好よかったよ~!!」

と、めちゃくちゃ褒める。これで行きたいと思います。

最後には、
「来週は泣かずに行こうね!」のひとことを添えて…。

そしてまた、
「だってママが好きなんだもん。」のところへ戻って無限ループが始まるんですけどねっ