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工夫こそ大切

2013-02-20 13:09:03 | 日々,徒然
昨日、父の見舞いに叔母お二人が遠方から来ました。
父に向かって
「兄ちゃんわかる?」と聞いて
にっこりしてわかってくれている気がすると言ってました。

両親は関西の人で親戚も殆ど関西なので親戚の交流はあまりありません。
久しぶり、というか叔母とこんなにゆっくりお喋りしたのは初めてじゃないかな。

叔母の一人は交通事故でハンデキャップを背負いました。きっといろいろ辛かったに違いないけど穏やかに微笑んで喋ります。
その叔母は数年前まで合唱サークルに所属してコーラスを楽しんでいたそうですが、あるとき指導する先生が替わり、合唱サークルはメキメキ上達して全国大会に出場するまでになったそうです。

でもそうすると、服装やら歌のジェスチャーやら一糸乱れぬ完璧さを求めるようになり、身体的に限界のある叔母はあからさまに邪魔扱いにされ、それを感じて合唱サークルを去ったそうです。
そんな話を穏やかな口調で話していたけど、叔母の残念な気持ちが胸に響きました。

上昇思考も大切だけど、レベルアップの為、賞を取るため、みんなでコーラスを楽しむという一番大切な事が忘れられたようで残念です。
第一みんなの服装や動きもバリエーションや工夫次第で演出ができると思うしそれこそが指導者の技量だと思うのですが。

歌、というか芸術はそんな器量の小さい世界ではないと思うのです。
そして無理の無い程度で、でもそれぞれ頑張れるのがいいのじゃないかな。
私にも覚えがあるので心に残り、ここに書いてみました。

叔母たちとは途中まで一緒に帰り、ちょっと東京見物してから新幹線に乗って帰るわ、と朗らかに笑ってお別れしました。きっと兄弟の病気に思うことがいっぱいあってのお見舞いだったでしょう。
私もお会いできて良かったです。

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