藤田けい☆幸せブログ

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明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

ボヘミアンクリスタルの花瓶

2015年07月23日 | 日記
とうとう今朝、誕生日に頂いた花束の
最後まで残っていたユリが枯れました。

押入れにしまうため、綺麗に洗ったクリスタルの花瓶。
とても重くて立派なんですよ。
これは、思い出の花瓶なのです。

大学を卒業したての新入社員時代、朝礼で全社員を前に
『一杯のかけそば』という本を
朗読する機会がありました。

朝礼の後、社長室に呼ばれたので、なんだろう?と緊張しました。

 「とても良い声でしたよ。これはご褒美です」 
笑顔の社長から、立派な鍵つきの箱に入った、
ボヘミアンガラスの花瓶を頂きました。
嬉しくて嬉しくて、まさにトロフィーを頂いた気分でした。

同じようなクリスタル製品と比べると、
カットが繊細で彫りが複雑でとても細かく
両親からも、
 「これは多分、とても高価だと思うから大事にしなさい」と
言われています。

今もこうして、玄関に花を生ける時は
必ずこの花瓶と決めています。
どんな豪華な花を生けても、透明で美しい光を放つ花瓶は
どっしりと負けない存在感。

それでいて、カスミソウを生けると、一緒に繊細な光を放ち
しっくりと似合います。

思い出の花瓶、一生大切に使います。