TBS NEWS DIGの配信によると、今日2月20日午前、上皇ご夫妻が新宿の「平和祈念展示資料館」をご訪問されたという。同報道によると、「この資料館は先の大戦の兵士の軍服や召集令状のほか、戦後、シベリアなどでラーゲリと呼ばれる収容所に抑留された兵士の生活ぶりを再現したジオラマ、海外からの引き揚げ船の中の様子など様々な資料を展示しています。」と説明されている。
私も10年以上前になるけれど、この資料館を数回訪問している。私の家族が昭和15年ころに渡満しおそらく昭和21年ころに引揚げてきた経緯があること、さらに、それより以前のことであるが、私の父が昭和13年には徐州会戦に参陣していたことなどで、満洲に関心が高かったことによると思う。そう、最近行ってないので展示が変わったかもしれないけれど、「満州」がいっぱいの資料館なのだ。
なぜ、今この資料館なのか。上皇ご夫妻が何を思われて行かれたのか。戦争が何をもたらすものなのか、防衛三文書などを顕示して欧米核国(各国?)に防衛力強化姿勢をアピールしている岸田政権を見るとき…ちょっとだけ過去を振り返るとはっきりと見えてくるものがあるということではないのだろうか。『8月15日』という惨劇を繰り返してはならいという決意なのかもしれない。
NATOのお偉方、バイデンさん、もちろんプーチンさんもだけど、少しは上皇の心を慮ってみられてはどうであろうか。(文責:吉田)
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