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文鮮明が決めた統一教会系国会議員となる条件(続き)

2022-10-21 | 小日向白朗学会 情報

 2020年10月17日に「文鮮明が決めた統一教会系国会議員となる条件」で、文鮮明が国会議員候補を選挙支援する際の条件として「誓約書」を提出させていたことを書いた。それから僅か3日後の2022年10月20日に時事通信から「誓約書」が「推薦確認書」と契約書名を変更しているものの何らかの契約書が実在することを、その写真を含め配信された。その全文は次の通りである。
 『旧統一教会、自民議員と「政策協定」 衆院選の支援条件、署名も』
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が昨年の衆院選で、複数の自民党議員に憲法改正などへの賛同を求める「推薦確認書」を提示し、署名を求めていたことが分かった。一部議員は署名に応じた。教団側が選挙支援の条件を明示した事実上の「政策協定」。教団と自民党の関係の深さが浮き彫りになった。
 自民党の斎藤洋明衆院議員(新潟3区)が20日、取材に対し、昨年の衆院選前に推薦確認書に署名していたと認めた。「先方の関係者が私の事務所に持参し、秘書が受け取った。内容を自分の目で確認し、おおむね(政策の)方向性は合致しているということでサインした」と説明した。
 衆院選では、ボランティアによる電話かけの支援を受けたと明かし、「判断とその前提となる認識が間違っていたので大変反省している」と陳謝。今後は関係を持たないと明言した。
 これに関し、岸田文雄首相は20日の参院予算委員会で、実態把握に努める考えを示した。その上で「それぞれの議員が自らの行動について説明責任を果たしていくことが重要だ」と強調した。
 首相は、自民党議員には教団側と「関係を絶つことを徹底してもらう」と重ねて表明。「一議員に対するアプローチが党の政策決定全体に影響を与えるシステムにはなっていない」と述べ、政策決定への影響を否定した。
  推薦確認書は(1)憲法を改正し、安全保障体制を強化(2)家庭教育支援法・青少年健全育成基本法を制定(3)LGBT問題、同性婚合法化の慎重な扱い(4)「日韓トンネル」実現を推進(5)国内外の共産主義勢力の攻勢阻止―との政策を列挙。「以上の趣旨に賛同し、(友好団体の)平和大使協議会および世界平和議員連合に入会する」などの条件が記されていた。
 やはり文鮮明が昭和62(1987)年頃に始めた選挙支援方法は、幾ら宗教法人の名称を変えようとも法主は文鮮明であり、その指示で始めた支援方式は、現在も脈々と受け継がれていたのだ。文鮮明が求めた「誓約書」の条件は次の通りである[1]。
   第1条は「私は勝共連合勝共議員になることを宣誓する」
     第2条は「私は統一教会を絶対的に支持する」
     第3条は「統一思想は人類を解放することができる思想であることを受け入れる」
 現在の「推薦確認書」では「……平和大使協議会および世界平和議員連合に入会する……」とある。統一教会(世界平和統一家庭連合)と「平和大使協議会」及び「世界平和議員連合」の関係であるが、中央が統一教会で、統一教会「平和大使協議会」係と統一教会「世界平和議員連合」係という関係である。つまり、記事になる自民党斎藤洋明は統一教会に入信済ということになる。この斎藤を当選させるべく動いたのが、統一教会が準備した選挙支援システムを差配していた安倍晋三である。斎藤は、自分の政治信条を選挙民に問うて審判を受けた振りをしながら選挙民をだまし、統一教会の政治理念に賛同していた背徳者なのだ。このようないい加減な男が総務大臣政務官を務めていたのだ。日本の斎藤が署名したという「推薦確認書」でもう一つ気になることは、第一に憲法改正である。既に『国会議事録という動かぬ証拠』で指摘していることであるが、自民党憲法改正実現本部の改憲論理は「GHQによる憲法介入は排除するが、統一教会が介入する改憲は受け入れる」という馬鹿げたものなのである[2]。そして更に滑稽なのは新潟三区選出の斎藤が地域とは無関係の「日韓トンネル」に賛成していることである。要は、斎藤にとって当選できるのなら、どちらでも良かったのだ。この日韓海底トンネルであるが、自民党の中に「党中党」を作り、統一教会系国会議員数を増やすという名目の統一教会政治組織を全国に作るための運動なのだ。これで斎藤は否応なく「日韓トンネル推進新潟県民会議」運動に協力する以外に国会議員の椅子を守ることができなくなった。斎藤は、自民党村上誠一郎がいみじくも述べた「(安倍晋三は)財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。……」ことに自分の地位と名誉の為だけに協力していたのだ。国賊の頭目に協力する質の悪い輩としか言いようがないであろう。
 齋藤はここまで悪事がばれたならば、清く議員辞職を願い出てはいかがなものだろう。統一教会系国会衆議院議長細田博之は、斎藤の願いを、ここぞとばかりに許可するであろう。ただし、当の衆議院議長は、決しておやめにはならない。詰め腹を切らされるのは下っ端だけなのだ。

 統一教会の支援を受けて当選した国会議員は、必ず「誓約書」若しくは「推薦確認書」を提出済みで例外はない。文鮮明は無償で選挙支援をするほど「私はばかでない」と断言している。例外はあり得ない。その数は、自民党内には180名以上いるということになる。         以上  (寄稿:近藤雄三)
P.S.
 斎藤洋明と同じ新潟県出身で元国会議員である金子恵美とその夫宮崎謙介も「推薦確認書」を提出していたはずである。
 最も金子は、現職の国会議員ではないことから素直に統一教会の支援を受けたことを認めている。
 令和4年7月31日、金子と宮崎氏はTBS系「サンデー・ジャポン」にVTR出演し、旧統一教会との関係について言及している。金子曰く「うちの事務所も『世界平和連合』(の名前)で応援に来てたのが、旧統一教会とイコールにはなっていなかった」と無教養にもアッケラカンと説明していた。まさに馬鹿夫婦と云って過言ではなかろう。このような馬鹿者が、有権者に真顔で統一教会の政策を恰も自分の主張のように訴えていること自体が異常なのだ。
      

[1] 『国会議事録という動かぬ証拠(1)』小日向白朗学会(13頁)。

[2]  同上(19頁)。

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