続々強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

石巻の想い出

2022-03-15 17:38:29 | 忙しかった

21年前に次男が石巻に住んでいました。

4歳、1歳孫がいました。1歳の孫が度々風邪を引いて

入院しました。その度に私が応援に行きます。

夫はまたか~と言いますが、私しかいないんだからね。

と言って出掛けます。新幹線で仙台、仙台から仙石線で

石巻まで。何回行ったかしら。

仙石線は長閑な風景を見ながら、コトコト揺られてうとうっと

高校生が楽しそうにお喋りをしています。みんな元気で

可愛いな~孫たちも早く大きくなって貰いたいと思いました。

4歳の孫をママに会わせるために病院に行きます。

タクシーの運転手さんにいま大変だけど、学校に入る頃は丈夫になりますよ、

と慰めて貰いました。

あるとき少し市内をドライブしたいと言いました。

その時日和山に案内してくれました。

桜の頃は綺麗ですよ。その頃は赤ちゃんもよくなるから、

みんなで来たら良いですと、話してくれました。

その日和山がTVに度々出てきます。つらくなります。

間もなく次男は内陸に住むことになりました。

三人目の孫も生まれました。

その後大震災が起きました。

内陸部も被害はありました、マンションに立ち入り制限されて

公民館で3日間過したそうですが、家の中は滅茶滅茶だったそうです。

いまも石巻のことが報じられると、励ましたくれた運転手さん、

元気なお魚屋さんの店員さん、楽しそうにお喋りしていた

電車の高校生を思い出します。

夫は高校生の頃父の仕事で、松島海岸に住んでいました。

あの大震災の前年に他界しました。

知らなくてよかったと思います。

 

コメント (4)
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