NASDAQはアメリカの株式指数。ITバブルと言われた頃にはコンピュータ関係、ネットワーク、ソフト関連など
の株式は軒並み値を上げてNASDAQは4800を越えたかそれ近くまでいき、イケイケムード満載だった。
当時、こうしたIT関連の社債なども沢山売り出され、為替リスクは覚悟しながらも、元本割れなどあり得ないと
いう強気が支配的だった。栄枯盛衰はいつの世にもあるもの。ましてやバブルは所詮、泡。
日本のバブル経済が弾けたのと同じようにNASDAQのITバブルは弾け、リーマンショックも加わり一時は800
まで落ち込んだ。
私にアメリカ企業のことなど分かるはずはないが、こうした一時的なショックで萎れることはあるかもしれないが、
アメリカ企業の多くは製品の基本的な特許や卓越した技術を持っているから、部門撤退や事業撤退してもそれらに
支えられ立ち直る力が強いのだと思う。成熟した自動車企業にしても潜在的なものがあるから政府援助を受けても
再び日の目を見ることができるのだ。
NASDAQが800の頃は、流石のアメリカも立ち直りには時間がかかるだろうし、日本のようにダラダラと株安の
時代が続くのだろうかと思わせた。だが、注視し続けていたNASDAQは1000から2000になり最近は以前のピ
ーク近い4800を目指すにまで回復しているし、株価もいつの間にか最高を更新し16,000US$になっている。
今の勢いなら4800を越え5000も夢ではない。
日本の株価は本物バブル時、38,000円だったものが7,000円台、今は14,000~15,000円をウロウロするまで回復
してきた。日米の国民の経済に関する考え方が違うから株価変動、推移にも大きな違いが出るのかは知らないが、
日本経済とアメリカ経済の差とは何なのか一言で説明して貰いたい。