こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

「結露か!?雨漏れか!?折板屋根の吹き替えに挑む」

2014年11月26日 | コスモ住研日記

長門石町 I様

某ハウスメーカーで建てられた築30年以上なる建物。

I様 「軒天に穴が開いているので異常がないか点検をお願いします。」

コスモファンのI様より連絡があり、久々お会いしました。

久しぶりにお会いでき、いろいろお話をいたしました。

点検を進めていくと、二階の天井も異常を発見しました。



↑天井にカビが生えていました。



↑天井をバラシて中を確認してみると、、、



↑カビが生えていた部分に、断熱材が入っていませんでした。

しかも、石膏ボードを張っておりませんでした。

近年の工事から考えると信じられない。ずさんな工事ですね。

屋根の上を調べましたが、特に異常はありませんでしたので、この天井のカビは、結露が原因ということになります。

折板葺きですので、結露気密対策は万全にしておく必要があるのですがね。

ハウスメーカーも現場まかせということですね。



↑軒天に穴が開いていました。



↑ベランダは機能していない状態ですね。。。



↑やはり、平面に並べた床板は、3年に一度くらいは塗装しないと、、、

自己管理して大事にしてほしいものです。

屋根の結露対策を行う必要性があります。

が、↓天井裏の懐がほとんどない状態ですので、



断熱材も追加することが困難な状態でした。

マホービン工法を施工するにも天井を吊ってある材(吊木)が小さくてとてもとても。。。

消去法で、天井を落として作り直す工法と、屋根の上へかぶせる工法が残りました。

I様と予算の話し合いを進め、屋根の上にかぶせる工法を施工することにしました。


                                  つづく