KONASUKEの部屋

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ナカキシャチホコ20210908

2021年09月20日 | チョウ目
ナカキシャチホコ。
翅を畳んだ時、腹の先がはみ出るのはシャチホコガ科の特徴。
後翅を前翅の前にはみ出させて止まる習性も、シャチホコガやヒメシャチホコなどで見られますが。
この種も、その傾向があるようです。

分類:
チョウ目シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科
翅を広げた長さ:
50~60mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6月、8月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・ミズナラ、クヌギ、コナラ、クリなど
その他:
地色は黄色がかった灰暗褐色で、南方に行くほど暗色になる傾向。
前翅の各横線は不鮮明で、内横線の内外で色の差がほとんどない。
(ルリモンシャチホコは内横線が明瞭で、内横線の内側が暗色、外側が明色。)
前翅前縁中央に白色部がある。
腎状紋は、内部にやや暗色部がある。
(ルリモンシャチホコでは腎状紋が全体的に淡色。)
前翅外縁部に淡褐色部がある。
後翅は前翅よりも淡色。
Notodonta属に似るが、複眼に毛を生じない。
前胸背は灰褐色。
(ルリモンシャチホコでは茶色。)
一般に♂より♀の方が大きいようだ。
同属は北半球の温帯落葉林に分布する。
灯火に飛来する。
幼虫はPeridea属に典型的な形態だという。
緑色で裸出、やや扁平。
中・後胸がやや側方に張り出し、朱赤色斑と小黒点を具える。
体側面に淡紅色の入った黄色斜条が並ぶ。
6~10月に見られる。
終齢幼虫の体長は約40~45mm。
土中に潜って蛹化する。
参考:
List-MJ日本産蛾類総目録[version3]
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
渓舟の昆虫図鑑
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
芋活.com
千葉県立中央博物館 房総の山のフィールド・ミュージアム
北河内昆虫記
広島市森林公園こんちゅう館
北茨城周辺の生き物
あおもり昆虫記
ぶらり自然散策
東京昆虫館


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