
キマダラテングイラガ。
かつてテングイラガとされていた中に、キマダラテングイラガ、ウスイロテングイラガが含まれることが明らかになりました(2016年に新種記載)。
テングイラガはクロフテングイラガに改称されました。
この個体は、胸背、前翅基部・後縁部・翅頂部が黄褐色で、前翅の残りは黒褐色です。
ウスイロテングイラガは、明らかに全体に淡色なので、違うようです。
クロフテングイラガは、黒褐色部がもっと色が濃く、胸背、前翅基部・後縁部は濃い橙褐色というか赤褐色に近いようです。
なので、キマダラテングイラガと見ました。

①下唇鬚:天狗の鼻のように上を向く
②胸背・前翅基部・後縁部・翅頂部:黄褐色
③黒褐色部

※独立して間もないため、データが少ないです。
赤色部はクロフテングイラガのものです。
分類:
チョウ目イラガ科
翅を広げた長さ:
12~18mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7~11月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・口吻は退化している
幼虫・・・クリ、カエデなどの葉
※テングイラガは広食性とされていたので、もっと広い可能性がある
その他:
「テング」の由来は、やや長く上に湾曲する下唇鬚を天狗の鼻に見立てたもの。
胸背、前翅基部・後縁部は黄褐色で、個体によっては翅頂部なども同色になる。
前翅の残りの部分は黒褐色。
(ウスイロテングイラガは、全体に明らかに淡色。
クロフテングイラガは、黒褐色部がより濃色で、胸背、前翅基部・後縁部は赤褐色に近い。)
後翅後角近くに細長い黄褐色紋がある。
第2化はより小型。
前脚を立て、体を持ち上げて止まることが多い。
樹林と林縁、寺社林、公園、果樹園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
イラガセイボウ、ムラタヒゲナガハリバエなどに寄生される。
幼虫は肉質突起状に多数の毒棘を持ち、接触時に激痛を与える。
発赤や丘疹を生ずるが殆ど痒感なく、3日位で治癒する。
黄緑色~淡赤褐色で、背部の中央が盛り上がり、一対の赤い突起がある。
テントのような特徴的な姿。
庭木や公園、雑木林などで見られる。
単独で生活し、葉の裏に静止していることが多い。
旧テングイラガ3種の幼虫の識別方法は明らかでない。
終齢幼虫の体長は10mm前後。
葉上や葉の間などで、繭を作って蛹化する。
繭は褐色の卵型。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
芋活.com
北河内昆虫記
YAMKEN明石の蛾達
富山県産蛾類博物館
愛知県豊川市と東三河の蛾類観察
四国産蛾類図鑑
北茨城周辺の生き物
フォト蔵
かつてテングイラガとされていた中に、キマダラテングイラガ、ウスイロテングイラガが含まれることが明らかになりました(2016年に新種記載)。
テングイラガはクロフテングイラガに改称されました。
この個体は、胸背、前翅基部・後縁部・翅頂部が黄褐色で、前翅の残りは黒褐色です。
ウスイロテングイラガは、明らかに全体に淡色なので、違うようです。
クロフテングイラガは、黒褐色部がもっと色が濃く、胸背、前翅基部・後縁部は濃い橙褐色というか赤褐色に近いようです。
なので、キマダラテングイラガと見ました。

①下唇鬚:天狗の鼻のように上を向く
②胸背・前翅基部・後縁部・翅頂部:黄褐色
③黒褐色部

※独立して間もないため、データが少ないです。
赤色部はクロフテングイラガのものです。
分類:
チョウ目イラガ科
翅を広げた長さ:
12~18mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7~11月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・口吻は退化している
幼虫・・・クリ、カエデなどの葉
※テングイラガは広食性とされていたので、もっと広い可能性がある
その他:
「テング」の由来は、やや長く上に湾曲する下唇鬚を天狗の鼻に見立てたもの。
胸背、前翅基部・後縁部は黄褐色で、個体によっては翅頂部なども同色になる。
前翅の残りの部分は黒褐色。
(ウスイロテングイラガは、全体に明らかに淡色。
クロフテングイラガは、黒褐色部がより濃色で、胸背、前翅基部・後縁部は赤褐色に近い。)
後翅後角近くに細長い黄褐色紋がある。
第2化はより小型。
前脚を立て、体を持ち上げて止まることが多い。
樹林と林縁、寺社林、公園、果樹園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
イラガセイボウ、ムラタヒゲナガハリバエなどに寄生される。
幼虫は肉質突起状に多数の毒棘を持ち、接触時に激痛を与える。
発赤や丘疹を生ずるが殆ど痒感なく、3日位で治癒する。
黄緑色~淡赤褐色で、背部の中央が盛り上がり、一対の赤い突起がある。
テントのような特徴的な姿。
庭木や公園、雑木林などで見られる。
単独で生活し、葉の裏に静止していることが多い。
旧テングイラガ3種の幼虫の識別方法は明らかでない。
終齢幼虫の体長は10mm前後。
葉上や葉の間などで、繭を作って蛹化する。
繭は褐色の卵型。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
芋活.com
北河内昆虫記
YAMKEN明石の蛾達
富山県産蛾類博物館
愛知県豊川市と東三河の蛾類観察
四国産蛾類図鑑
北茨城周辺の生き物
フォト蔵
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