モンシロドクガの幼虫としてきましたが、ゴマフリドクガ幼虫に訂正します。
まだ小さい。
毒針を持つので、注意が必要です。
別名:ナカグロキドクガ(黒褐色個体)
分類:チョウ目ヤガ上科ドクガ科
翅を広げた長さ:♂20~30mm、♀24~35mm
分布:本州(関東以西)、四国、九州
平地~丘陵
成虫の見られる時期:5月、7~8月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・口吻が退化しており、何も食べない
幼虫・・・ヒサカキ、サクラ、バラ、ニセアカシア、ハリエンジュ、イジュ、マルヤマカンコノキ、リュウキュウボタンヅルなど多くの樹木の葉、ケタデ、シマアザミなどの葉
その他:前翅は黄色く、褐色あるいは黒褐色の点が、ゴマを振ったようにまばらに散布されるが、変異に富む。
(キドクガよりも広い範囲に点が散らばる。)
前翅前縁と外縁部を除き、橙褐色と黒褐色鱗を散布する型、同部分が暗色な型、中間的な型などがあり、稀にゴマ振り模様のない個体もある。
内横線?には黒色鱗粉がない。
(チャドクガでは白い線になる。)
夏型の中には開帳18mm程の小型個体がある。
♂の触角は櫛歯状、♀は歯牙状。
一般に♀は♂よりはるかに大きい。
オキナワドクガは本種の亜種に降格された。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、果樹園、人家の庭などで見られる。
極めて普通で、個体数も多い。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
幼虫は毒針毛を持ち、成虫も毒針毛を腹に付けており、卵にも付加するため、注意が必要。
幼虫は黒色で、腹部背面に黄色の縦帯がある。
側面には白色と赤色の紋が連なる。
頭部の赤色斑の毛は、キドクガ幼虫のような長毛にはならない。
胸部背面の黄色斑は短い。
(モンシロドクガの幼虫では縦長い。)
幼虫は食樹根元の落ち葉の隙間などに潜り込み、単独で越冬する。
終齢幼虫の体長は約23mm。
毛を使って、葉の間や朽木の中などで、黄色っぽい繭を作って蛹化する。
参考:Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
芋活.com
渓舟の昆虫図鑑
昆虫写真図鑑
自然観察雑記帳
風人の虫部屋
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