KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

アカヒゲドクガ220425

2022年10月11日 | チョウ目
アカヒゲドクガ。

4月下旬の過去画像から。

①触角は赤い
②前翅内横線:
前縁付近で3つの細長い黒色環紋となって連なる
③前翅外横線:
前縁で小さな紋となる
④前翅各横線は前縁付近以外は不明瞭

分類:
チョウ目ヤガ上科ドクガ科
翅を広げた長さ:
♂51~55mm
♀65~70mm
分布:
全国各地
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~6月、7~9月(年2化、北海道では年1化?)
北海道では蛹?、本州では若齢幼虫?で冬越し
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・クヌギ、コナラ、ミズナラ、ブナ、クリ、カシワ、アベマキなどブナ科
その他:
灰白色の翅に、細かい黒鱗を均一に散らし、斑紋は若干の個体差がある。
前翅内横線は、前縁寄りで3つの細長い黒色環紋となって連なり、以下不明瞭。
外横線も前縁で小さな紋となり、以下の鋸歯状線は消えていることが少なくない。
季節型があり、春型の♂の内横線は不明瞭、夏型は小型で地色がやや暗い。
♂は触角が赤く、♀は赤くない。
リンゴドクガの♀に似るが、本種は前翅内横線が前縁付近のみで、前翅外縁の縁毛に斑紋が無い。
(リンゴドクガ♀では内横線が前縁から後縁にかけて伸び、縁毛は白黒の点線状。)
沖縄以南は別亜種とされ、台湾に生息する。
(季節型がはっきりせず、地色は暗灰色。)
夜間、灯火に飛来する。
幼虫は、5~6月、7~10月に見られる。
毒針毛を持たないが、強く接触すると軽微な発赤を生じ、1時間以内に治癒するという。
(アレルギーのある人は、この限りではない可能性があるので、注意が必要。)
前胸に一対の長い毛束があり、前方に伸びる。
第1~4腹節、第8腹節背面に、茶褐色の毛束が立ち上がる。
若い幼虫は、
①腹部第1~4節各背面の毛束が、後方のものほど小さくなる。
②腹部第8節背面の毛束が短い。
③体の側方には毛束がない。
成長した幼虫は、体の前後左右に水平方向に伸びる毛が密生しており、灰色の平たいタワシのよう。
黒色の長い毛と、白色のやや短い毛がある。
成長すると白色の毛は、羽毛状の分枝ができる。
終齢幼虫の体長は50~55mm。
糸と自らの毛で繭を作り、蛹化する。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
千葉県立中央博物館
広島大学デジタルミュージアム
北海道立林業試験場・緑化樹センター
昆虫エクスプローラ
yyzz2;虫画像 虫よもやま
森林総合研究所
あおもり昆虫記
渓舟の昆虫図鑑
富山県産蛾類博物館

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ケアマネ試験振り返り② | トップ | ケアマネ試験振り返り③ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

チョウ目」カテゴリの最新記事