メスグロヒョウモンの♀の翅裏。
濃淡の緑のグラデーションと、白い帯、紫がかる後翅外縁。
何ともシブい、うっとりするような美しさです!
翅表は黒と白の地味な色なんですが。
参考までに、昨年の秋に撮ったメスグロヒョウモンの♀の翅表。
翅がボロボロだったので、リベンジを誓ったのですが。
今日は、ついに翅を開いたところを撮らせてはくれませんでした。
何とか近いうちに、撮りたいものです。
さて、こちらはメスグロヒョウモンの♂の翅裏。
♂と♀で、別種の様に模様が違うのが、この種の特徴。
砂子のような緑のメタリックが美しい。
翅表はヒョウ柄。
こちらも、翅表は見せてくれませんでした。
来月中には何とかしたい!
分類:チョウ目タテハチョウ科ヒョウモンチョウ亜科
前翅の長さ:30~40mm
翅を広げた長さ:65~75mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地(本州では1000m以下)
成虫の見られる時期:6~10月(年1化/8月中旬に夏眠?)
1齢幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・アザミ、ヒメジョオン、ウツギ、イボタノキ、クリ、イタドリ、リョウブ、シシウド、オカトラノオ、セリ科などの花の蜜(白色の花を好む)
樹液や落果などには来ない。
幼虫・・・タチツボスミレ、ツボスミレ、エイザンスミレ、スミレなどのスミレ類
その他:オスは豹紋柄で、前翅表面の付け根付近にある黒色線は、「一」の字状になる。
ミドリヒョウモンと紛らわしいが、後翅裏面の白い筋で区別できる。
(メスグロヒョウモンは一本で直線的、ミドリヒョウモンは多数ある)
前翅表に4本の発香鱗条を持つ。
メスの翅は黒地で、カバマダラ(毒蝶)に擬態していると言われる。
集合性があり、谷間にある大木の栗の花によく吸蜜に来る。
日光の当たる樹上で翅を休める。
オスは良く地上で吸水し、メスも稀に吸水する。
移動性が強く、平地と山地を往復移動することが知られる。
(蜜源植物を求めて移動することが、8月中旬に個体数が減る原因ともいう。)
森林に近い草原を好む。
交尾は午後で、翌朝まで及ぶこともある。
交尾飛翔型は←♂+♀、←♀+♂の両方の報告がある。
交尾は夏眠前で、夏眠後は観察されないとする書籍と、秋にも交尾を行う場合があるとする書籍があり、確認が必要。
羽化直後の♀が、♂と交尾したという観察例がある。
秋に♂は林間にナワバリをつくることがある。
産卵は9~10月に行われる。
食草周辺の他物に一卵ずつ産卵する。
孵化した幼虫はエサを食べずに、ある程度集団で冬を越す。
幼虫は春~初夏に見られる。
幼虫の地色は黒色、前胸部の突起が長く、胴部にはトゲがある。
終齢幼虫の体長は約45mm。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
検索入門チョウ①(保育社)
かたつむりの自然観撮記
濃淡の緑のグラデーションと、白い帯、紫がかる後翅外縁。
何ともシブい、うっとりするような美しさです!
翅表は黒と白の地味な色なんですが。
参考までに、昨年の秋に撮ったメスグロヒョウモンの♀の翅表。
翅がボロボロだったので、リベンジを誓ったのですが。
今日は、ついに翅を開いたところを撮らせてはくれませんでした。
何とか近いうちに、撮りたいものです。
さて、こちらはメスグロヒョウモンの♂の翅裏。
♂と♀で、別種の様に模様が違うのが、この種の特徴。
砂子のような緑のメタリックが美しい。
翅表はヒョウ柄。
こちらも、翅表は見せてくれませんでした。
来月中には何とかしたい!
分類:チョウ目タテハチョウ科ヒョウモンチョウ亜科
前翅の長さ:30~40mm
翅を広げた長さ:65~75mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地(本州では1000m以下)
成虫の見られる時期:6~10月(年1化/8月中旬に夏眠?)
1齢幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・アザミ、ヒメジョオン、ウツギ、イボタノキ、クリ、イタドリ、リョウブ、シシウド、オカトラノオ、セリ科などの花の蜜(白色の花を好む)
樹液や落果などには来ない。
幼虫・・・タチツボスミレ、ツボスミレ、エイザンスミレ、スミレなどのスミレ類
その他:オスは豹紋柄で、前翅表面の付け根付近にある黒色線は、「一」の字状になる。
ミドリヒョウモンと紛らわしいが、後翅裏面の白い筋で区別できる。
(メスグロヒョウモンは一本で直線的、ミドリヒョウモンは多数ある)
前翅表に4本の発香鱗条を持つ。
メスの翅は黒地で、カバマダラ(毒蝶)に擬態していると言われる。
集合性があり、谷間にある大木の栗の花によく吸蜜に来る。
日光の当たる樹上で翅を休める。
オスは良く地上で吸水し、メスも稀に吸水する。
移動性が強く、平地と山地を往復移動することが知られる。
(蜜源植物を求めて移動することが、8月中旬に個体数が減る原因ともいう。)
森林に近い草原を好む。
交尾は午後で、翌朝まで及ぶこともある。
交尾飛翔型は←♂+♀、←♀+♂の両方の報告がある。
交尾は夏眠前で、夏眠後は観察されないとする書籍と、秋にも交尾を行う場合があるとする書籍があり、確認が必要。
羽化直後の♀が、♂と交尾したという観察例がある。
秋に♂は林間にナワバリをつくることがある。
産卵は9~10月に行われる。
食草周辺の他物に一卵ずつ産卵する。
孵化した幼虫はエサを食べずに、ある程度集団で冬を越す。
幼虫は春~初夏に見られる。
幼虫の地色は黒色、前胸部の突起が長く、胴部にはトゲがある。
終齢幼虫の体長は約45mm。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
検索入門チョウ①(保育社)
かたつむりの自然観撮記
6月とかに羽化して、10月まで生きているっていうんだから、長生きですよね。
擦り切れた翅は、生きて来た証なんでしょうね。