KONASUKEの部屋

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フユシャク亜科初登場!シロオビフユシャク20191223

2019年12月23日 | チョウ目
シロオビフユシャク。

チャバネフユエダシャクが出現してから1週間以上。
そろそろ4種目が出てもいいのではないか、と思って例のトイレに行ってみたら!
KONASUKEの人さし指の第1関節位の大きさの、黒っぽい蛾が!
翅を重ねたその独特の止まり方は、まさにフユシャク亜科の証!
今季、フユシャク類4種目にして、フユシャク亜科初登場!
(フユシャク類には、フユシャク亜科の全部、エダシャク亜科・ナミシャク亜科の一部が含まれます。)

これまでのエダシャク亜科(2種)、ナミシャク亜科(1種)はいずれも、止まった時の形が二等辺三角形になりますが。
フユシャク亜科は画像の通り、翅を一部重ねて止まることが多いです。

シロオビフユシャクに極めて良く似た種に、クロバネフユシャクがあり、最後まで迷いました。
第一印象が「黒っぽい小さな蛾」というものだったので、どうしてもクロバネフユシャクではないか、という先入観が消えず、眼が曇ってしまっている感じ。
画像の個体は、前翅長約20mm程で、クロバネフユシャクにしては、ちょっと大きいかな?という程度。
出現時期については、クロバネフユシャクは1月以降のようなので、少し早いと判断し、シロオビフユシャクとしました。
まだこの1頭しか見かけていないので、もう少し個体数が増えて来たら、判断材料も増えるかと思います。

分類:チョウ目シャクガ科フユシャク亜科
大きさ:オスの前翅の長さ17~22mm、翅を広げた長さ30~38mm
    メスの体長9~12mm(無翅)
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:11月下旬~3月初旬(最盛期は12月下旬? 年1化)
※出現時期は、緯度、標高によって異なります。
          卵で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・カワヤナギ、キツネヤナギ、イワヤナギ、サワグルミ、アカシデ、クマシデ、ツノハシバミ、ハンノキ、ブナ、イヌブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、ウバメガシ、シラカシ、ハルニレ、ケヤキ、ムベ、リンゴ、ナシ、カマツカ、ボケ、サンショウバラ、ノイバラ、ウメ、ソメイヨシノ、ウワミズザクラ、フジ、タカオカエデ、ホザキカエデ、イタヤカエデ、キンモクセイ
その他:クロバネフユシャクに酷似するが、クロバネフユシャクの方が黒っぽくて小さく(前翅長13~19mm、体長23~29mm)、出現時期は1月以降。
    本種のメスの尾端の毛は灰色。
    幼虫の体色は、灰色~赤褐色で、背中に三角形の模様が並ぶ。
    終齢幼虫の体長は20~25mm
参考:学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ


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