一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2017.5.4~6 大杉谷から大台ケ原初日

2017年05月09日 | 大台ケ原・高見山・倶留尊山
この日より4日間休みとなり以前から一度は訪れてみたいと思っていた大杉谷を遡る計画を立てる。
計画では初日は大杉谷の中ほどにある桃の木山小屋泊、2日目に大台ケ原の日出ヶ岳に登ってからバスで和佐又口で下車し林道を歩いて和佐又ヒュッテ泊、3日目大普賢岳に登り大峰奥駈道を巡って稲村小屋泊そして最終日に洞川へ下山する予定だった。
今思えば自分にとって無理な計画で、それも2日目からはテント泊するつもりでいた。
しかし前日55Lのリュックに荷を詰め込むが4日分の食糧を詰め込むとリュックはパンパンで重量も15kgとなり、とても4日間を通しで歩く自信が失せ泊りは3日間とも小屋泊に変更する。
リュックも重たい55Lから40Lに変更し、テントやシュラフ、マットを減らす。
それでも食事は自炊するつもりでいたので4日分を詰め込むと40Lのリュックもパンパンに膨れる。
ウエストポーチには一眼レフを入れ胸ポケットにコンデジを仕舞う。
肝心の天気予報は3日目の土曜日が雨模様だが他の日は天気マークも出ていたので希望的観測で雨が降らないように願う。
11時発大杉谷登山口行きのバスの予約は1週間前に押さえていて7時前に近鉄富田林駅から4つ乗り換えて三瀬谷駅に10時10分頃に到着。
電車には登山客が沢山乗っていて皆同じ目的のようだ。





何とものどかな駅で見てはいないが今年大ヒットしたアニメに出てくるような感じを受けた。
駅からバスの待合となる道の駅へ行く。
受付を済まし時間があるので食事をして過ごし、曇天の下出発を待つ。
バスは2台とも満員だった。



バスは1時間ほど走り、中継所で一周り小さいバスに乗り換えするので、ここで登山届を出してトイレを済ます。



乗り換えから30分ほどで登山口に到着し予定時刻の12時半にいよいよ出発をする。



取りつきからいきなり行ったことはないが写真で見た黒部下の廊下の雰囲気やなあと一気にテンションが上がって行く。





今日は持つはずの空模様が良くなくてぽつぽつと降り始めるが、気温が高くて少し歩くと汗が出て来たのでレインウエアは着ずにそのまま歩くことにする。
景観にはテンションは上がるのだがいかんせん担いだリュックがずっしり重くて息も上がる。
濡れた岩の上を歩くので足元に注意しながら下を見ることが多かったがふと見上げると崖の上から幾筋もの流れが谷底へと流れ落ちていた。





周りにいた人と「あんな上から凄い流れですねえ!」と感心し、しばし見惚れる。
その後両岸が切り立ったシシ淵に着く頃には雨もしとしと降って来ていて着衣は濡れるが身体も冷えないのでそのまま歩く。



崖地を登り高度が上がり、ふと足下を見ると本当に綺麗な水の流れがあり疲れた体に元気を与えてくれた。



ニコニコ滝?に着く頃には本降りの雨となり、流石年間降雨量の多い地やから仕方ないなと諦める。



何度も対岸へと渡る橋を通過するのだが少し年下と思われるご夫婦が橋の上で土砂降りの中写真を撮っておられたので写してあげこちらも写して頂く。



パンツまでびしょ濡れになりながらへとへとになりがらやっとのことで登山口から3時間40分ほどの4時10分に目的地の桃の木山の家に到着した。



受付するために靴を脱ぐのに左足の裾を捲るとふくらはぎ下から二筋の血が流れていてどうやらヒルに咬まれていたようで疲れが倍加する。
相部屋2階の寝床に案内してもらってからすぐにお風呂に直行。
狭い湯ぶねには3人が限界で15分ほど待って入り一息つく。
自炊は玄関軒下でとのことで湯を沸かしてアルファ米で温めた春雨と厚切りベーコンの缶詰を食べる。
雨の降る軒下だが寒くは無くて谷の流れを見ながらの食事が出来た。
寝床で豚り合わせた30代男性東京の二人と山談義をして寝たのだった。







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