Aquascooter Maintenance for Spearfishing アクアスクーターで魚突き 全76回

使いこなそう、アクアスクーター整備ノートby KosakaNatsuki

**全76回で終了済み**

Blog第74回 最近の使用状況 Recent Operation =小坂夏樹=

2018年06月08日 | マニュアル
最近のスーパーマグナムの使用状況 

1、4月に4日間連続で本機を使った魚突きをし、実運転は合計5時間程度だが、全く問題なく好調だった。

帰宅後にはガソリンでマフラ内を濯いだのみだが、少々気になったのはこの写真の様に、水がかなり含まれていたことだ。スポイトで吸い上げ、濾して試したら塩味は感じないので燃焼生成水だろうと安心した。海水混入だったら原因を探らねばならない。排気ガスを冷却せずに排出してしまえば、このような水分も油分も結露せずに済むのだが・・・・



2、5月も同様に4日間で6時間程の実運転をした。
この間始動などに問題は無かったが、水面移動中に中速だとアクセルを一定に保持しているのに時々回転が低下することがあった。

そこで、キャブ膜が劣化していると想像して帰宅後に点検した。

流量調整膜のみだが、見たところそれ程変形もなかった。どうも変形し易い物とそうでないものがあるような印象が強くなる。この膜は良い方だと感じる。Walbroの純正品だ。





迷ったが、新品に交換した。
これはいつも使っている安価な互換品だが、膜の凹凸が浅いと感じている。
寿命など純正品と互換品で差があるかどうか、しっかり比較したいところだ。

この状態では、キャブは問題無く正常だったようだ。いや、ポンプ膜の点検を省略してしまったので、そうも言い切れないか。

そう言えば、以前にも紹介した気がするが、イタリアのPescaSubApneaフォーラムでは、キャブレタ内部をカラにしてキャブ膜を乾燥させるのは良くないという記述があった。
少々怪しい記憶だが、膜の性質が変化してしまい次の使用時に正常?に戻るまで時間を要すという様な主張だった。
しかし新品膜は乾燥しているのに、交換すれば明らかな如く作動は全く正常だ。

今回取り外した膜は、乾燥すると凹凸が僅かに小さく(浅く)なった気がする。保存しておき、再使用してみたい。


3、点火プラグはネジ部にカーボンが堆積しているが、電極周りは良さそうに見える。
しかしこれが原因で回転が落ちることもありそうなので、次回使用時には新替する積りだ。


4、マフラ残滓の確認
本ブログ第70回で、まるで切開手術で器具を体内に置き忘れるかの如く、コの字形の板をマフラ内に残してしまったと記した。
気になっている残滓の状況を確認しつつ、これを取り除こうとマフラを分解した。


どうせ分解するからと、使用後内部を洗浄せず放置してあったが、柔らか目の残滓と水も少し残留していた。気温・水温が上昇しているので、もっとサラッとするかと思ったが意外に大量だ。



やっとコの字板を回収することが出来た、


このところ残滓を気にして試行錯誤が続くが、今回程度に残滓が蓄積していても始動性が悪くはならない。こんな事なら本当に始動困難になるまで見ぬ振りをする積りになっている。
以前の如く気にせず使い、既に実行している空ぶかしのみでの “残滓飛ばし”だ。

以上

とりとめの無い内容になってしまったが、長期遠征前のあれこれを記した。

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