またもやひび割れたブラケット
最近調子の良かったAS650予備機のキャブが不調で点検していて、スタータケースにひび割れを見つけた。
この予備機は以前ブラケット4か所全てにひびが入り、1か所は中まで進行して浸水した。そのことは本Blog第11回で詳しく紹介した。
ところが、その際新替したケースのブラケットにまたしてもひびが入っていたのだ。
今回のひびは1か所だけだが、やはり!キャブに近接するブラケットだ。
このブラケットはキャブとの干渉を防ぐために、以前は角を落としてあり、そこからひびが多発した。それをComer社で改善して、他の3か所と同じ形にしたので、もう心配ないと私は思っていた。
余りのトホホな事に、申訳ないがまたまた愚痴をこぼす形と言うか、殆ど怒りの心境で急遽投稿をする気になった。
黄金週間目前で、その間に使う積りの諸兄も念のため点検してみてはどうだろう。
ブラケットの外側にもしもひび割れがあったらケースを外して割れが内面に達していないことを確認したい。
但し、点検後にケースを嵌めるときは、兎角Oリングがはみ出したまま気付かず取付けてしまい、浸水してしまうこともあるから特に慎重にする必要がある。
ひびはケースの縁でなく、止めねじと接する側から走っている
止めねじを締過ぎぬよう特別に注意していたにも拘わらず、割れた。
ねじ締め圧力のせい? 始動ロープを引く力の故? それとも材質・設計の問題か?
これまでと同様、止めねじを取除いてもこのブラケットのひびは開いたままなので、材質の問題というか、特性も関係しているのだろうか。
全体に縮んで割れ易いのかとも感じる。金型を手直しした痕の縦筋もはっきり付いている程なので、樹脂成型技術も粗末なのだろうか??
ナイロン樹脂などは乾燥するとひび割れする場合があるのだが、この部品の素材種類は不明だ。
今のところ内部まで割れが走ってはいないので、一応防水は問題ないが全く安心できない。
どうにもホトホト品質の悪さに呆れる。
これでまたこの部品を購入・新替するのは腹立たしいので、以前にも試したのだが、〝気休めに?″ 金具で押さへることにした。手持の接着剤が効かない(?)のでブラケットの止めねじで固定して脱落を防止する形にした。ステンレス板を凸形に切って曲げて穴開けし、隙間を埋める目的でエポキシを充填して固定した。次の写真でブラケットの左下が荒れているのは、常用しているボンドSUを塗って接着性を試した跡だが、怪しいと思って実際には使わなかった。
しかしブラケットとキャブとの隙間が現在のスタータケースではほぼ無くなってしまったので、そのままでは干渉して納まらない。そこでキャブと接する角は逃げを作るため大きく削り取らざるを得なかった。
一部はキャブと干渉している様だが、双方の部品に多少はねじ止めするときの余裕があるので、構わぬと無視した。振動で影響が出ないか、使用後に要点検だ。
前から見ると角が完全に重なって見える。
こんな処置を施したが、仮にプラスチックが収縮する素材の場合はここを抑えると他が割れることになるやもしれず、やはり点検が欠かせない。後日他の3か所にもこんな金具を取付けたいと思っている。
何か他の簡単確実な方法は無いものだろうか。後から後から故障続出で、まるで、賽の河原で小石積む~ 思いだ。トラブル無しで1年ほどは使っている仲間達からは、『何故お前のだけ故障するのだ、いじりすぎではないのか』とまで言われてしまう。
とは言え、少し前に紹介した様に、仲間のスーパーマグナムも気付かぬうちに割れて浸水していたし、海外のページを見ても同じ不具合に悩まされている者が居るのも事実だ。
この部分の不具合には、樹脂、接着に詳しい人なら、適当なプライマーを使うなどしてがっちりと接着補強が出来るかもしれないので、そんな者が周囲にいれば相談してみるのも悪くないだろうと思う。
以上
Blog 第37回 不具合続くよどこまでも~! スタータケース亀裂 終わり =小坂夏樹=
最近調子の良かったAS650予備機のキャブが不調で点検していて、スタータケースにひび割れを見つけた。
この予備機は以前ブラケット4か所全てにひびが入り、1か所は中まで進行して浸水した。そのことは本Blog第11回で詳しく紹介した。
ところが、その際新替したケースのブラケットにまたしてもひびが入っていたのだ。
今回のひびは1か所だけだが、やはり!キャブに近接するブラケットだ。
このブラケットはキャブとの干渉を防ぐために、以前は角を落としてあり、そこからひびが多発した。それをComer社で改善して、他の3か所と同じ形にしたので、もう心配ないと私は思っていた。
余りのトホホな事に、申訳ないがまたまた愚痴をこぼす形と言うか、殆ど怒りの心境で急遽投稿をする気になった。
黄金週間目前で、その間に使う積りの諸兄も念のため点検してみてはどうだろう。
ブラケットの外側にもしもひび割れがあったらケースを外して割れが内面に達していないことを確認したい。
但し、点検後にケースを嵌めるときは、兎角Oリングがはみ出したまま気付かず取付けてしまい、浸水してしまうこともあるから特に慎重にする必要がある。
ひびはケースの縁でなく、止めねじと接する側から走っている
止めねじを締過ぎぬよう特別に注意していたにも拘わらず、割れた。
ねじ締め圧力のせい? 始動ロープを引く力の故? それとも材質・設計の問題か?
これまでと同様、止めねじを取除いてもこのブラケットのひびは開いたままなので、材質の問題というか、特性も関係しているのだろうか。
全体に縮んで割れ易いのかとも感じる。金型を手直しした痕の縦筋もはっきり付いている程なので、樹脂成型技術も粗末なのだろうか??
ナイロン樹脂などは乾燥するとひび割れする場合があるのだが、この部品の素材種類は不明だ。
今のところ内部まで割れが走ってはいないので、一応防水は問題ないが全く安心できない。
どうにもホトホト品質の悪さに呆れる。
これでまたこの部品を購入・新替するのは腹立たしいので、以前にも試したのだが、〝気休めに?″ 金具で押さへることにした。手持の接着剤が効かない(?)のでブラケットの止めねじで固定して脱落を防止する形にした。ステンレス板を凸形に切って曲げて穴開けし、隙間を埋める目的でエポキシを充填して固定した。次の写真でブラケットの左下が荒れているのは、常用しているボンドSUを塗って接着性を試した跡だが、怪しいと思って実際には使わなかった。
しかしブラケットとキャブとの隙間が現在のスタータケースではほぼ無くなってしまったので、そのままでは干渉して納まらない。そこでキャブと接する角は逃げを作るため大きく削り取らざるを得なかった。
一部はキャブと干渉している様だが、双方の部品に多少はねじ止めするときの余裕があるので、構わぬと無視した。振動で影響が出ないか、使用後に要点検だ。
前から見ると角が完全に重なって見える。
こんな処置を施したが、仮にプラスチックが収縮する素材の場合はここを抑えると他が割れることになるやもしれず、やはり点検が欠かせない。後日他の3か所にもこんな金具を取付けたいと思っている。
何か他の簡単確実な方法は無いものだろうか。後から後から故障続出で、まるで、賽の河原で小石積む~ 思いだ。トラブル無しで1年ほどは使っている仲間達からは、『何故お前のだけ故障するのだ、いじりすぎではないのか』とまで言われてしまう。
とは言え、少し前に紹介した様に、仲間のスーパーマグナムも気付かぬうちに割れて浸水していたし、海外のページを見ても同じ不具合に悩まされている者が居るのも事実だ。
この部分の不具合には、樹脂、接着に詳しい人なら、適当なプライマーを使うなどしてがっちりと接着補強が出来るかもしれないので、そんな者が周囲にいれば相談してみるのも悪くないだろうと思う。
以上
Blog 第37回 不具合続くよどこまでも~! スタータケース亀裂 終わり =小坂夏樹=