夕日や夕焼けがきれいでも、海へ沈む夕日は限定されます。
太平洋や日本海側だと島が少なく写すことができる機会は多いのかもしれませんが、当地瀬戸内では島々が点在しており島に噛まれてしまいます。
晴れていても海上に雲があったり、海面が靄っていれば水平線にひっつく前に隠れてしまいます。
SCW天気予報を見ると、国東半島の向こうの五島列島の方まで晴れ渡っていたので、この時期に沈む夕日が撮れるピンポイントに出かけてみました。
小さな島の狭間に沈みましたが、眩しい夕日でした。
目視した太陽が真っ白であれば、画像補正を試みても真っ白けは変わりません。
※「そげぇにてんごろやすう」とは、当地岡山県の下津井の方言で、「そんなに容易ではない。」と言う意味です。
D800 70-200㎜(f/2.8) 200-500㎜(f/5.6)
2019/12/12撮影
一文字波止の白灯台
灯台の右側に鯨の形をした島と、その右の小さな島(小高島)、その右に大きな島(高島)、大きな島の手前には三つ子島が浮かんでいます。
それらの向こうにしまなみ海道が通っている因島や耕三寺がある生口島が見えます。
この位置からだと海には沈まず高島に隠れてしまうので南へ車で移動しました。
この位置からだと小高島が噛んでしまいそうなので、カメラをセットした三脚を抱えて少し北へ移動しました。
貨物船と夕日
冬ざれの夕日とちぎれ雲と
もっと温度が低く、海上が靄ってくれていれば、島が霞んでくれるのですが。
地引き網船と夕日
♪ 瀬戸は日暮れて夕波小波 ♪
【参考のため】
一昨年の12月8日に撮ったものです。
寒かったため、島が浮いて太陽が「こけし」のように歪んで見えます。
気象条件と沈む方角、撮る位置からきれいに沈む達磨太陽になることもあるので行くのを止めれません。