爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

出逢いと別れ

2020-11-19 01:51:45 | 日記
出逢いには、必ず別れがある。

思い出深い信徒さんが何人もいらした。

現職の頃、お祓いで家に定期的にお伺いしていた。

年に一回の所と三回の所。

帰山時刻を申告して、時間通りに戻らなければならない。

こんなのは当たり前。

繁忙期の多い時には一日10件をこなす。

各家庭にも予め訪問時間を伝えておく。

10分でも遅れるとお寺に電話が入り、まだ着かないんですがと言われてしまう。

遅れる事は殆ど無いが。

毎日の報告義務で、遅れた場合に理由を聞かれる。

お祓いの所要時間は1時間。

お宅に着く時間から、次のお宅に伺うまで。

お供えは野菜類、果物類、鯛、酒、米、塩と揃えて頂く。

読経から参列家族の身体を祓い、屋内全部を祓い、供物を埋設、屋外周を祓う。

これでおおよそ30~40分、屋内に戻り信徒さんのお話を伺う。

ここで黙って帰る訳にはいかない。

新人さんが黙って帰って不評になった事があった。

皆さんお変わり有りませんか等と、話を振ってみる。

質問を受ける事があるが、内容はそれぞれ。

いい加減な事は言えない。

鑑定事になる様な案件は、お寺にお越し頂く様に案内する。

経験を必要とするが、一人前になるにはやってみるしかないようだ。

石の上にも三年、やはり頑張っても三年は掛かるだろうか。