まず、目の前の仕事をはかどらせよ!
与えられた課題を、着実に成し遂げろよ。
全ての人が、働く喜びに目覚める事だ。
働く喜びの無い人には、いろいろな例を示して、労働の真の喜びを伝えよ。
一歩ずつ目標を達成して行けば、働く喜びは必ず実体験出来る。
働く喜びは、実体験に依ってしか味わえない。
だから、働け!懸命に働き続けろ!
そんな、リーダーの忠告を素直に受け実践して、どこかに人生の安らぎが有ったのか。
そんな汗だくの人生に、満足感が有ったのか。
働くばかりの人生のどこに、幸福が有ったのであろう。
修身・修行をせず、趣味の一つも持たず、お金ばかりを追いかけて、身も心も病み、疲れ果てて終焉するのは、醜い。
最先端の科学技術を以てしても、科学者たちは、たった一つの生命を生み出せない。
貴方の尊い生命は、宇宙の力に依って生まれ、生かされている。
この生成の力に感謝し、人を思いやり、人を愛して労働した人生こそ、美しい。
孔子は言う。「仁に里るを美と為す」ーー人生を笑って楽しく幸福に生きるには、決して人を思いやる心を失ってはいけない…と。
定年退職をすると、同窓会での話題が変わる。
かつては、営利、営業の話ばかりしていたのに、突然「僕はあそこの霊園に入れた。海が見えて眺めは良いが、金が掛かった」「僕は子供の頃遊んだ故郷の寺に墓を採ったから、金は掛からない」となる。
手には仏教書を持っているが、心底では死を怖がっている。
死んだらどうなる?
これを元気に働いている時に、しっかり自覚して、お互いに今を生きている宇宙の命の大切さを知り、人を深く思いやって生きていれば、死は怖くない。