爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

自分の物差しで測るな

2022-05-23 08:05:11 | 日記
自分の意見と友達の意見が、異なるケースがよくあります。

これは冷静に考えてみれば、当たり前の事です。

いくら友達でも自分とは感情も考え方も、まったく違う別個の人間なのです。

ところが、この違いに腹を立てる人もいるのです。

「どうしてあいつは、俺の意見に賛成してくれないのか。俺が一体何をしたって言うんだ。今までいい友達だと思っていたのに、ガッカリだよ」

自分の意見に賛成してくれると信じていた彼にとって、友達が反対したのはかなりショックだったようです。

しかし、友達は友達、自分は自分です。

相手をそれだけ責める訳にはいきません。

自分と同じ答えを求める事に、誤りがあるのです。

意見を押し付ける事は、他人の人格を無視する事です。

お互いの違いを認め合う事を、出発点にして、より良い友人関係を築くよう努力すれば、お互いにより大きく成れるのです。




仕事に体を張れ

2022-05-21 17:03:34 | 日記
人を動かすのは、容易な事ではありません。

好成績を上げていた人が、人を使う立場になって、部下の成績が思う様に上がらないと、嘆いている光景によくお目に掛かります。

部下に責任を求めるのは簡単ですが、部下に向かってもっと働けと、厳しい注文を付けるのも簡単です。

しかし、それでは状況は変わりません。

部下に変化を求めようとするのならば、まず自らに変化を求める事です。

部下よりも遅く出社していないか、早く退社していないか、さらに、日中彼らより多く活動しているかどうかなど、チェックしてみる事です。

書類や伝票の整理などで一日中机から
離れず、座ったままでいくら指示を出し、部下に動けと怒鳴ってみても、それでは人は動きません。

まず、自分が額に汗して動く事です。

自分が動けば、必ず人も動いてくれるものです。




失敗を運のせいにするな

2022-05-20 12:44:16 | 日記
世の中には「俺はなんてツイてないんだろう。
何をやっても上手くいかない。
あ~あ、つまらないなあ」と運がない事を、嘆いている人がいるようです。

失敗の責任を運に求めている限り、その人は成功する事は出来ません。

その内自分にも運が巡ってくるだろう、などと考えている人には、成功の女神は微笑んではくれないのです。

運が無いから、失敗したのでは有りません。

成功するにしても、失敗するにしても、その結果に至る原因は、必ず存在するのです。

運が無いと嘆く前に、失敗の原因を自分に問うてみて、自分の犯したミスを明確に認識する事が必要です。

そうする事によって、同じミスを繰り返さない様になるのです。

結果には必ず原因がある。

そして、その原因は自分の内に有ると認識して、改めるべき点を改めていく事が、成功へと繋がっていくのです。








完全燃焼

2022-05-19 13:16:54 | 日記
一日に使える時間には限界があります。

不眠不休で頑張っても、二十四時間以上は与えられません。

しかし、中には一日ぐらい怠けたって、影響は無いだろうとタカをくくっている人もいるのです。

また、無理に今日やらなくても、明日やれば問題ないだろうと、安易に翌日に廻してしまう人も有るようです。

怠けたツケを返すのは、容易な事ではありません。

今日の仕事を翌日に廻せば、次の日の仕事は一つ増え、近い内に抱えきれない程多くの仕事を抱えざるを得ない状況に陥ります。

それから慌てても手遅れです。

明日があるなどと思って、期待してはなりません。

一日一日が勝負なのです。

今日の勝負を次の日に廻してはならないのです。

今日つけるべき勝負は、今日中に何としてもつけると言う強い決意を持って、決して怠ける事なく、今日一日を完全燃焼させるべきなのです。





欲に惑わされない

2022-05-18 17:31:50 | 日記
金は人を容易に変えてしまうものです。

遺産を巡って、親子や兄弟が激しく対立し、法廷闘争に明け暮れるというケースも、少なくありません。

また、金が有る内は皆友達の様な振りをして、寄ってきます。

しかし、金が無くなれば皆ソッポを向き、離れていってしまいます。

金の為に親友を一人も持てないとか、信じていた友に裏切られたといった状況に、直面する事にもなります。

こうして見ると、莫大な財産が無い事が、むしろ幸せなのかも知れません。

家族で憎み合ったり、信頼している友から裏切られたりする事は、誰も好みません。

しかし、実際にそう言う立場になると、周囲の状況の変化に巻き込まれてしまうものです。

財産が無いと言う事は、決して悲しむべき事ではないと認識して、金に対する欲に動かされない心を、鍛えるべきなのです。