オリンピックが面白い。
事前の予想通りに結果を出す選手もいるが、
今大会は番狂わせも多い気がする。
オリンピックの魔物、大活躍という感じ。
昨日観た競技で面白かったのは卓球。
TVに映ったルクセンブルクの代表に目を疑った。
失礼な言い方だが、オバサンなのだ。
中国からルクセンブルクに帰化した方らしいのだが、
どうみても買い物途中の、ただのオバサンに見える。
それもそのはず。 なんと年齢53歳!
体型も、フットワークもしぐさもオバサンそのもの。
ラケットも今は流行らないペンホルダー。
ところが!
そのオバサンが若い前回大会の銅メダリスト相手に
2セット先取しているではないか!?
フットワークが無いので、卓球台にピタリとくっついて、
相手のショットの力を利用して、カウンターで小気味よく攻める。
スピードボールを打てば打つほど鋭い返り討に合う。
若い選手は明らかに苦戦している。
まるで仙人とでも戦っている様に思えたのでは・・
最後はフルセットで敗けてしまったが、
勝った若い選手も勝った気がしないという表情。
会場じゅうの拍手を独り占めする53歳のオバサン。
とても良いモノをみた。
オヤジはどう戦えば良いのか?
ヒントと勇気を頂いた。