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「1万人が100回来る御坊」22日協議会発足、具体化へ始動 〈2018年2月10日〉

2018年02月10日 08時30分00秒 | 記事

体験プログラムの開発、商品化へ
(写真は日本一の生産量を誇るスターチス)


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき国の地方創生交付金を活用した「わがまち魅力発信事業」に取り組んでおり、その母体となる「GO!GOBOプロジェクト協議会」が22日に発足する。「1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに花や寺内町、紀州鉄道、宮子姫など地域資源を活用したオリジナルストーリーに基づき、体験プログラムの開発や試験実施、プロモーション活動、交流拠点の整備などを行い、御坊の魅力を全国に情報発信する。

 戦略やオリジナルストーリーは、大手広告代理店の(株)博報堂=東京都=に委託し、各種関係団体からヒアリングを行い、インターネットを活用した同社のオリジナル共創プラットフォーム「talkit」で全国ユーザーからアイデアを募集。市内の各種団体代表、大阪府内の「talkit」ユーザー、京都大学建築学科学生らを集めた共創ワークショップも開き意見交換してまとめた。
 着実に御坊に愛着を持つ人を増やしていこうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに▽スターチスやカスミソウなど「花のまち御坊」のブランドを生かし、参加型のフラワークラフト体験教室を開催▽観光農園やJA、旅行会社と連携して常時体験できるメニューづくり▽大人向けの学校プログラムとして学び舎寺内町を開き、受講生を募集する。
 宮子姫伝説を活用し、観光協会や旅行会社等と連携し、美人の里ツアー・美髪セミナーなどモデルツアーコースを開発▽寺内町と紀州鉄道を組み合わせたモデルコース、体験プログラムを作成▽野口オートキャンプ場や観光農園を中心に、食と自然体験を組み合わせた体験観光パッケージ、モデルコースを作成▽日高川ふれあい水辺公園や運動公園、EEパークなど観光施設を組み合わせた新しい体験メニューを開発-など挙げている。
 GO!GOBOプロジェクト協議会は、市や市観光協会、御坊商工会議所、同青年部、同地域活性化・観光推進委員会、JA紀州、紀州日高漁協、JR御坊駅、紀州鉄道(株)、御坊南海バス(株)、(株)中紀バス観光社、市商店街振興組合連合会、御坊菓子工業組合、市ふれあいセンターの代表者19人で構成。事業概要、今後のスケジュールなどを説明し、意見交換する。
 国の交付金を活用しながら4月以降に若者、女性らを中心とした実働部隊をつくり、事業に参画した「talkit」ユーザーや大学生をはじめ全国からサポーターも公募し、インターネット上で意見交換しながらプログラムの開発、試験実施、交流拠点整備などを行う。31年度はプログラムを商品化し、インターネットやメディアなどを活用したプロモーションを進めていく。


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