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初井友翔君(日高中)全国都道府県対抗ジュニアバスケ県選抜メンバー入り 〈2018年2月16日〉

2018年02月16日 08時30分00秒 | 記事

松本町長(右)に出場を報告した初井友翔君


 3月28日~30日に東京体育館などで開催の第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018に出場する県選抜チームに、日高中2年の初井友翔君(14)が初めて選ばれた。都道府県選抜48チーム(開催地代表選抜チーム含む)が競う中学生のオールスター大会。同校からは昨年に女子2人が選ばれている。初井君は跳躍力や瞬発力に優れ、突破力と技術力を兼ね備えたオールラウンダーだが、ポジションはフォワードでの活躍が期待されている。

 同大会は1、2年生が対象で中学生の技術力向上と普及を目的に毎年開催。県選抜チーム入りへは、夏や冬の選考会を突破する必要があり、ドリブルやパスなど基礎的な部分のほか、5対5の試合など実践的にも審査。初井君はすでに1年生の頃から選抜チームの強化選手として参加、2年生の冬の最終選考に挑んで12人のメンバーに選ばれた。
 初井君は日高ミニバスケットボールクラブを小学5年生から始め、2カ月ほどで主力メンバーとして活躍し、近畿大会も経験。将来オリンピックの陸上選手など国際舞台で活躍できる選手の輩出を目的にしたゴールデンキッズ発掘プロジェクトで、小学生の頃には第7期生として選ばれた経緯もあり、中学でも引き続いて同プロジェクトの合宿に参加するほどで身体能力が高い。
 身長172センチ、体重60キロと大柄ではないが、跳躍力が飛び抜けており、最高到達点は3メートル5センチとゴールリングにさわれるほど。武器はスピードあるドリブルで切り込んでのシュートだが、3ポイントシュートやミドルレンジのアウトサイドも決められ、フェイントなどでディフェンスを崩す技術力も優れる。チームでは主にシューティングフォワードでチーム1の得点力を誇り、どこのポジションもこなせる器用さを持つ。
 全国大会は3チームずつ16ブロックに分かれての予選リーグ戦の後、各ブロック1位が決勝トーナメントで競う。全国大会に先立ち、県選抜チームは新たに3人を加えた15人で編成して今月25日の近畿中学生オールスターバスケットボール大会・審判講習会にもエントリーする。


「将来が楽しみ」と松本町長
初井君が出場を報告

 初井君は14日午後、日高町役場に松本秀司町長を訪れ、全国、近畿両大会への出場を報告した。
 松本典之コーチは「ゴールデンキッズ発掘プロジェクトの関係で夏の選考会には参加できなくメンバーには選ばれていなかったが、関係者から途中からでも練習には参加してほしいと呼ばれるほど期待感は大きい」と紹介。
 松本町長は「将来が楽しみ。経験を積んでくることが一番大事で、自分に自信を持って強い気持ちで試合に臨んでほしい」とエールを送り、初井君は「シュートには自信を持っているが、ディフェンスが課題。決勝トーナメント出場を目標に、チームが1つでも多く勝てるよう貢献したい」と意気込みを話した。


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