道成寺の参拝客もなく、大きな影響を受ける山門前の店舗も
新型コロナウイルス対策で、一律10万円支給などとともに、中小企業や個人事業者を対象に支給する「持続化給付金」などを盛り込んだ補正予算が30日に国会で成立。日高川町は、事業者を支援する国の同給付金の支給対象に沿って町独自で町内の法人に最大で40万円、個人事業者に同20万円を給付することを1日付の専決処分で決めた。「町持続化支援金」の申請手続きは、国の持続化給付金交付の決定書類を提出することなどで審査を簡素化してスピーディーに交付される。事業者向け支援金給付を決めたのは管内で初めて。
経産省が発表した国の「持続化給付金」は、30日の国会で補正予算案が成立し、申請受付が始まる。コロナの影響で売上げが減少した法人や個人事業主を救済するもので、返済は不要。支給対象となるのは、前年同月比で1カ月の売り上げが50%以上減少した中小企業や個人事業者はじめ会社以外の法人。前年の総売上げ(事業収入)から、売り上げが50%以上減少した1カ月間(今年1月から12月のうちの任意)の売り上げの12カ月分を引いた額が上限で、法人に最大で200万円、個人事業者に100万円を給付する。
日高川町では、国の持続化給付金の支給対象に沿って、法人には同20%にあたる最大40万円、個人事業者に同20万円を上乗せする形で「持続化支援金」として給付する。町では27日の議会全員協議会で同救済施策について説明。1000万円を予算化し、法人30社を想定して600万円、個人事業者40件で400万円について5月1日付で専決処分し、申請の受付を開始する。久留米啓史町長は「この苦難を乗り切ってもらうための一助になってほしい」と話した。
交付申請書と国給付金の決定書類を提出することで申請できる。町役場企画政策課(電話22・2041)で申請を受け付ける。
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