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山名実由良町長(吹井)が初登庁、職員に訓示 対話重視、住民の為の行政を 〈2020年5月20日〉

2020年05月20日 08時30分00秒 | 記事


職員から花束を受ける山名実町長


 4月26日執行の由良町長選で初当選した山名実町長(63)=吹井=が19日、初登庁し、役場玄関前で職員から花束を受けた。就任式では職員ら80人を前に町政の基本姿勢として「対話」を掲げ「職員の皆さんと力を合わせ、住民の皆さんが納得いく住民の為の行政を行ってまいります」とあいさつし1期目をスタートさせた。
 山名町長は午前8時に公用車で役場に到着し、職員らの温かい拍手に迎えられ花束を受け取った。
 この後、役場3階大会議室で就任式を行い、職員の拍手を受け町長が入場。職員を代表し、寒川正美教育長が「ご当選おめでとうございます。激しい選挙戦になりましたが見事、勝利を収められました。これも偏に、山名氏の誠実性、温厚な人柄と町議会議員として培われた豊富な知識と経験を、町民はじめ多くの方々が選ばれた結果だと思います。地方自治を取り巻く環境は一段と厳しいものが予想されますが、我々職員一同は山名新町長の下、一致団結し職務に精励することをお誓いします」と歓迎のあいさつ。
 続いて、山名町長が「私の町政に取り組む基本姿勢は対話を重んじることです。住民の皆様方の意見を聞き入れ『住民中心』『住民は宝』の精神で、常に住民目線で。住民の奉仕者として皆様方の意見・提言を十分聞き入れながら『町政』に取り組んでまいりたい」と決意表明。
 職員に向けては「提言・意見を積極的に言って頂きたい。風通しの良い職場にしたいと思います。これからも多くの難題もあると思います。職員の皆さんと共に汗をかいて、良い町を創ってまいりたい。今日から、町民の皆さんの為にすがすがしい気持ちで頑張りましょう」と述べた。
 町長席に着いた山名氏は「重責の重さをひしひしと感じています。まずはコロナ対策をやっていきたい。観光、商工業の方々が打撃を受けているので、そういうところも考慮し、職員の意見を取り入れながら考えていきたい」とし、喫緊の課題である人口対策については「若者が由良町から出て行くことが多々あるので、若い方に由良町に来て頂く、出て行かないようなことを重点的にやっていきたい」と意気込んだ。
 山名氏は「若人が集う住みやすい町づくり」「高齢者・子育て世代にやさしい町づくり」「産業振興で豊かな町づくり」をスローガンに、新築住宅取得補助事業など若者定住対策、高齢者向け交通手段の助成や手段の検討、学力向上や小学校統合問題を考える、新規就農者支援や既存企業の支援強化・誘致を推進し働く場所の確保、新規起業者支援など産業振興、防災対策、ふるさと納税を活用し由良の農漁業物の商品化などを公約に掲げており、実現に向け取り組んでいく。


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