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御坊市コロナ対策で水道(基本料金)給食費(幼小中)一定期間免除 〈2020年5月18日〉

2020年05月18日 08時30分00秒 | 記事


郵送する申請書の発送準備にあたる職員


 御坊市は、新型コロナウイルス対策で国から交付される地方創生臨時交付金1億1500万円(限度額)の使い道を大枠でまとめ、19日に開く市議会全員協議会で報告する。メニューには水道基本料金と学校給食費の一定期間免除、新生児への10万円支給、オンラインでの妊産婦相談実施に伴う機器等整備が挙がっているほか、売り上げが一定割合減少した事業者への独自の支援金支給も行う考えで、対象や支援金額など詳細を詰めている。総額は同交付金を大きく上回りそうで、超えた分は財政調整基金を充てる方針。
 
 大きな柱として市民の生活支援、子育て世帯の生活支援、事業者の経済支援があり、関係各課で4月下旬から同交付金の使い道を検討し、15日にメニュー案が出そろい、とりまとめに向けて最終の詰めを行っている。メニューに挙がっているのは、すべての一般家庭、事業所を対象にした水道料金の基本料金免除、子育て世帯を対象にした学校給食費(幼稚園・小中学校)免除があり、免除期間は2カ月程度で調整中。予算はあわせて約5000万円。
 新生児への10万円支給は国が国民全員に一律10万円支給する特別定額給付金の対象から外れた新生児が対象。基準日の4月27日以降から今年12月末までに生まれた新生児全員に1人につき10万円を支給する。年間出生数は約160人のため、約8カ月間で100人分1000万円を想定。
 ほかに、コロナ感染予防で面談式での妊産婦相談ができないことからオンライン相談を実施するのに伴うパソコン購入やWi-Fi環境整備、介護事業所や障害児者施設に配布するマスク購入、学校施設等で使う消毒液等購入、避難所に備蓄するマスク・消毒液等の購入がある。
 議会から強い要請のあった売り上げが減少した事業者に対する経済支援については実施するが、詳細は調整中。当初は、ひと月の売り上げが50%以上減少した法人に最大200万円、個人事業者に最大100万円給付する国の持続化給付金への上乗せを検討したが、県も同様の事業継続支援金を創設したことから上乗せは行わず、国や県の「50%以上減少」の対象から外れる事業者に対する独自の支援金支給を行う方針で、対象とする減少幅、支援金額など詳細を詰めている。
 
休み返上で申請書の発送準備
一律10万円 1回目は28日支給

 国が国民全員に一律10万円支給する特別定額給付金について市は16日、郵送分の申請書を発送する準備作業を行った。17日も行う。
 約1万世帯分の申請書と封筒の印刷は終わり、15日に業者から納品されたの受け、総務課職員4人が休み返上で申請書などを封筒に入れる作業に当たった。17日は約10人で行う。
 19日に発送し、21日から8月20日まで郵送で受け付ける。1回目の支給日は28日、2回目は6月1日を予定。
 郵送した申請書に必要事項を記入し、添付書類とともに返信用封筒に入れて返送を。添付書類は世帯主の本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどいずれかの写し)と振込口座確認書類(金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる通帳やキャッシュカードの写し)。
 マイナンバーカードを使ったオンライン申請は13日と14日の2日間で152件あった。両日の申請分は22日に支給。2回目は26日予定。問い合わせは市特別定額給付金推進室(電話52・5301)へ。


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