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みちしおの湯6月1日から再開 特産コーナー一新、20周年イベントも対応 〈2020年5月29日〉

2020年05月29日 08時30分00秒 | 記事


再開へ向け、リニューアルした特産品販売コーナー


 日高町は、新型コロナウイルス感染拡大から国の緊急事態宣言を受け、休館していた町立温泉館「海の里」みちしおの湯を6月1日から再開させる。施設内の特産品販売コーナーを従業員の人材を派遣している町地域振興(株)がリニューアルさせて準備。今年6月に開館20周年を迎えるにあたり計画していた記念イベントも一部で変更させて対応する。

 新型コロナウイルス感染症が全国的に広がりを見せる中、国が緊急事態宣言を出したのに伴い、外出自粛を促す傾向を受け、総合的に判断して同館を4月18日から5月6日までを休業と決定。途中、国の緊急事態宣言の延長に伴い、同館の休業も5月31日までとしていた。
 この間、再開へ向け、施設内にある特産品コーナーを広げて新たな棚を設置し、これまで「さばコロッケ」やなた豆関連商品、黒竹民芸品など20品だった商品のラインナップをミカンや南高梅、じゃばらのジュレなど50品増やして充実。冷凍庫だけだったのを冷蔵も併設させた設備を置き、観光客に贈ったりするクエや黒竹など特産品が描かれた鉢巻きを額に入れて飾り、地域の特色を出している。
 一方、20周年記念関連で、今年5月1日から来年2月28日までの10カ月間計画の、1回の来館ごとにカードにスタンプを捺印するイベントは、初月の5月が休館のため、6月からスタートさせた9カ月間に。1カ月に押せるのは2回までのためスタンプカードはすべてで18個とする。すべて集めた入館者に、中学生以上であれば大人回数券(12枚綴り6000円分)、3歳以上小学生以下だと小人回数券(25枚綴り6000円分)をプレゼントし、回数券の贈呈は1人1綴りだけ。開館月の6月に限定して入浴したすべての人に20周年記念タオルを無料で贈呈する企画は変わらず実施する。
 新型コロナウイルス感染予防対策に受付窓口にアクリル板のシールドを設けて、リラクゼーション空間の板間や和室は机や椅子を少なくして、空間を広く取れるように対応。従業員は出勤前に体温測定してマスク着用、手すり等には定期的な消毒するなど徹底する。来館者にもマスク着用や備え付けの消毒液での手指消毒など協力を求める。
 町民有志でつくる「みちしお会」が運営する同館併設の「みちしお亭」も同館の開館に合わせて、再開することになっており、町担当者は「来館者にはご理解を得ながら、運営していきたい」と話している。


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