経験者の滑りを見学する三浦市長や子どもたち
メンバーの指導でスケボーを体験
御坊市内へのスケートパーク早期建設をめざす市スケートボード協会(上山綾太会長)は11日、第49回市民総体協賛イベントとして市立体育館前駐車場でスケボーの初心者向け体験教室、経験者向けのゲームを行い、子どもや若者で盛り上がった。スケボー普及活動の一環でスケボーの楽しさや魅力を多くの人に知ってもらおうと初企画し、子どもたちに好評で、今後も定期的に実施する。
体験教室には4歳から6歳を中心に子どもから大人まで21人が参加。駐車場に坂などを再現した複数のセクション(障害物)を置き、協会メンバーの経験者6人がマンツーマンで順に指導した。安全対策でヘルメット、プロテクターを付けた子どもたちはスケボーの乗り方など基礎を学び、子どもの両手を持ちながら滑る感覚、坂の登りや下りなどを体験した。
午後のゲームには経験者18人が参加し、技やスピードを競い合った。スケートゲームは山中煌さん(松洋中)、タイムトライアルは山本諒也さん(紀央館高)がそれぞれ優勝した。
子どもたちは疲れも見せず、スケボーに夢中。「めちゃおもしろい」「楽しかった。またやりたい」と大喜び。上山会長は「思っていた以上に子どもたちが喜んでくれた。今後も定期的に開催したい。今回は急に決まったのでPRする期間が短かったので、次はPRに力を入れたい」と話し、今後もスケボー普及、パーク建設への気運盛り上げに努める。他の協会関係者も「一日も早く、スケートパークを建設できるよう市との協議を加速させたい」としている。
市民総体視察中の三浦源吾市長、弓倉正啓教育長、山﨑武男市体育協会長も立ち寄り、子どもたちが楽しむ様子を見学。三浦市長は「若い愛好家の皆さんが子どもたちを指導する姿を見て、スケボー普及に努力する熱い気持ちが伝わってきた」、弓倉教育長は「参加した何人かの子どもたちに感想を聞いたら『おもしろかった、楽しかった』と笑顔で答えてくれたのが印象的だった」と話した。
スケートパーク建設に向け、協会は先日、約1万2千人の署名を三浦市長に提出。市は教育委員会を中心に教育次長、産業建設部長、総務部長をはじめ、商工振興課、財政課、都市建設課、企画課で本格的な検討を開始。協会と協議しながら計画案をまとめ、11月下旬予定の総合計画実施計画策定委員会に上げる。同委員会は次年度から3カ年で着手・実施する事業を検討、採択するため、ここで新規事業に採択されれば早期建設の道が拓ける。
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