野外上映会も(和歌山市での野外上映会・2020年)
「Kisssh―Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2022」(主催・実行委員会、後援・和歌山県、印南町、日高広域観光振興協議会)は23日、24日、印南町印南地内を会場に開催する。映画祭は今年で10回目、和歌山市以外では初開催。期間中、印南漁港内ケ浜埋立地にある観光交流施設「かえるの港」や、町公民館、町商工会館を会場に12本の映画を上映する。観客の投票でグランプリ作品などを決めたり、上映作品監督らによるトークイベントも予定している。
映画祭は「海辺の映画祭」を基本理念に平成25年から毎年開催。当初は海辺の和歌山市加太などで開いていた。和歌山市以外での開催は今回が初めて。実行委員長の小川貴央さん(47)と「かえるの港」を運営している和歌山市で不動産業「(株)和み」を経営する古田高士さん(41)=印南町印南=が知り合いで「印南町を盛り上げたい」との古田氏の思いに小川さんが応え開催が決まった。
上映される映画は、公募で寄せられた自主映画約150本の中から実行委員会が選んだコンペティション対象となるインディペンデント映画5作品をはじめ、前年度のコンペティションでグランプリに輝いた「誰も言わない」など12作品。野外上映会となる「かえるの港」では元「乃木坂46」の伊藤万理華さん主演の「サマーフィルム」(23日)、アメリカ映画の「コーダあいのうた」(24日)が上映される。
観客の投票でグランプリや最優秀主演賞などを決めるインディペンデント5作品は町公民館で午後3時30分から、商工会館では午後1時から上映。5作品の監督や出演者らが来場してのトークイベントもある。
「海辺の映画祭」にふさわしい映画祭になりそうで、小川さんは「海辺の素晴らしい景色の中、満天の星空の下、波音を聞き、海風を感じながらの映画祭を楽しんでもらいたい。印南の街歩きも楽しみながら印南の良さを知る機会になればと思っています」と来場を呼びかけている。
チケットはすべての会場で映画鑑賞ができるフリーパスチケット、映画別の当日単館チケットがあり、フリーパスは1日フリーパスが前売り2000円、当日2500円、2日間フリーパスは前売り3500円、当日4500円。単館(一作品)は町公民館が1000円、商工会館が500円、野外上映のかえるの港は1500円で販売中。公式ホームページにある販売サイトから購入できる。
鑑賞無料のインディペンデント映画5作品は次の通り。
「うたたかの湯」工藤圭以監督▼「ここには俺らしかおらん」坪井篤志監督▼「小指で踊る」丹野雄太監督▼「牡丹の花」土居佑香監督▼「街の声を聞きたい」高島優毅監督。
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