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ハワイの野球クラブチームがジュニアタイガースらと交流 〈2023年7月25日〉

2023年07月25日 08時30分00秒 | 記事


交流を深めたジュニアタイガース、ハワイの選手たち


 ハワイの野球クラブチームが21日から23日まで日高地方を訪れ、地元の硬式野球チーム・和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースらと試合を通して交流を深めた。日本少年野球連盟主催の事業で、主管のジュニアタイガースが受け入れ、選手たちをメンバー宅にホームステイさせるなど交流事業に一役買った。

 ハワイのクラブチームと日本のボーイズリーグの交流は30年以上続いており、新型コロナの影響で4年ぶりの実施。
 日高地方を訪れたのは「チーム・ファースト」の選手13人、スタッフ3人、保護者32人。選手は同じ高校に通う1年生で、2泊3日の滞在中は、タイガースのメンバー宅にホームステイした。
 2日目の22日は日高川町玄子グラウンドで和歌山日高ボーイズ/マリナーズ、ジュニアタイガースと交流試合を実施。ジュニアタイガースは中学3年生を中心に選手11人が参加し、チーム・ファーストと一戦まじえた。中盤に5点を入れリードするタイガースに、ファーストも長打を連発して追い上げるなど白熱した試合となり、試合終了後は握手をかわし互いの健闘をたたえた。
 日本少年野球連盟ボーイズリーグ和歌山県支部長でジュニアタイガース副会長の塩崎有さんは「言葉が通じない中、子ども達はすぐ仲良くなりましたね。ハワイの選手たちは体も大きいし、プレーも選手の自主性が出ていて日本のプレーとは少し違う。この体験が選手たちにとって、将来、役に立てばいいと思います」とし「ホームステイにあたっては、タイガースの関係者、保護者の協力のお陰です」と労った。
 チーム・ファーストのボビー・知念さんは「日本のチームは強いですね。特にフィールディングが上手い。日本の選手たちのプレー、練習の仕方はハワイのやり方とは少し違い参考になります」と感心し「何度も日本に来ていますが、昔に比べ日本の選手たちは体が大きくなりました。食べ物が変わったんでしょうね」と述べ、有意義な交流となった。ハワイのチームは30日に帰国予定。


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