新庁舎で三浦市長の訓示を聞く職員
御坊市新庁舎が4日に全面開庁し、仕事始め式で三浦源吾市長が訓示。新庁舎に合わせた組織変更を年内に実施する考えを示すとともに、部課長をはじめ職員には人を育てチャレンジする職員を生かせる職場づくり、課題解決のために果敢にチャレンジするなどの意識改革を求めた。
三浦市長は「市民の皆様の思いを引き継いだ新庁舎で今日から全庁的に業務がスタートする」と述べ、組織目標、個人目標の達成に向け、それぞれがチェック、実行していくように促した。市制施行70周年を迎える新年度に向けた目標、計画も立てるよう求めながら「前例がないことを、やらない理由としない。市民のためになっているかを判断基準として課題解決のために果敢にチャレンジしてほしい」と求めた。
業務量は増えるが、職員数が不足している現状の職場環境については「早期退職者が出るのは職場環境が悪いからではという声もいただいており、大変申し訳なく思っている。大変な状況だが、将来のために全職員で知恵を絞り、汗をかいて乗り越えていかなければならない正念場」とし、管理職には「人材を育て、ともに働く職員が主役となり、それぞれの職場が最高のチームとして輝けるようサポートしてほしい」と、人を育て、チャレンジする職員を生かせる職場づくりに取り組むよう求めた。
総務省が自治体の窓口業務を支援し、民間委託している市町村が年々増えてきており、県内でも橋本市が来年度から市民課や税務課等の窓口業務や事務処理を段階的に民間委託する事例を紹介し「今年は新庁舎にあわせた組織変更をやっていかなければならない。さらなる官民協働も進めていきたい」と述べた。
1階総合窓口に職員常駐
来庁者対応へ当面続ける
新庁舎全面開庁に合わせ、1階市民ホールの総合案内窓口に職員が常駐し、来庁者に対応している。
来庁者の多くが課の配置など行き先の場所がわからないため、職員が一人ひとりに声をかけ、目的を聞いて行き先を案内。全庁的にローテーションを組み、交代しながら執務時間内(昼休み含む)で当面続ける。
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