「にっぽん丸」が2カ月ぶりに入港(写真は昨年11月)
大型クルーズ客船「にっぽん丸」=全長166・65メートル、総トン数2万2472トン、乗客定員449人=が「美食の船にっぽん丸で航く絶景の宝庫紀伊半島・歴史を感じる尾道」ツアーで25日に御坊市の日高港に寄港する。昨年11月に続いて9回目。3年連続の寄港となり、同一年度内に2回寄港するのは初めて。
24日に静岡県清水港を出港し、25日午前8時に日高港に入港。日高地方の「ゆるキャラ」と第11代宮子姫が出迎え、岸壁で管内8事業者が出店してイチゴ、柑橘類、梅干し、醤油、金山寺味噌、早なれ寿司、ミニトマトなど特産品を販売するほか、管内の観光案内ブース、宅配業者ブースも設置する。
現地観光で南紀白浜海岸ドライブ、世界遺産の高野山奥の院や熊野本宮大社の参拝、白浜アドベンチャーワールドのオプションツアーもある。午後4時30分に出港し、天音太鼓保存会の演奏、ゆるキャラがお見送りする。
昨年11月は、2回目となる日高港単独寄港ツアーに加え、全国的に珍しい初のオーバーナイト停泊で行われ、乗船客約340人が道成寺やヤッホーポイント、白浜など管内、県内観光地でツアーを満喫、夜は御坊周辺で飲食を楽しんだ。
日高港は県内人気観光地の白浜や世界遺産の熊野、高野山地域との中間点に位置し、紀北、紀南のどちらにも日帰りで行ける立地条件の良さから大型クルーズ船の観光拠点として評価が上がっている。御坊市や日高振興局、関係団体の官民挙げたポートセールス、プロモーション活動が功を奏しており、今後も「にっぽん丸」「飛鳥Ⅱ」「ぱしふぃっくびいなす」など継続的な定期入港に努める。
その他の主なニュース
● 御坊市自治連合会が三浦市長と初の懇談会
● 御坊JCが能登半島地震の被災地へ支援物資送る
● 日高広域消防職員らが松本秀司管理者に被災地から帰署報告
● JA紀州の農機初荷出発式・10年連続目標突破