高い打点のスパイクが武器の野﨑さん
野﨑音色さん=名田中2年、177センチ=が、日本バレーボール協会のU-16日本代表候補選手として招集され、16日から23日まで東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで行う合宿に参加することが決まった。野﨑さんは高身長から打ち込む高い打点のスパイクが武器で「上を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
野﨑さんは、県中体連の推薦で昨年12月上旬に行われた近畿選考会に参加し、4人の中に選出され、次年度の全国中学生選抜やアンダーエイジカテゴリー日本代表への第一歩となる2月上旬に開催した令和6年度全国中学生長身選手発掘育成合宿に挑んだ。
同合宿には全国各地から選抜された岡山県の就実中の岡元さくら選手ら同世代の名だたるメンバー30人が揃う中、ボールを使った実践メニューのほか、アンダーエイジカテゴリー日本代表の指導者によるマインドセットや同トレーナーによるボディコントロールの講義、栄養講習など多彩なメニューを受けた。
最高到達点は近畿メンバーの中でトップの284センチを誇り、合宿では打点の高さだけでなく、コースの打ち分けを褒められたという。野﨑さんは「合宿練習がきつく学ぶことが多いのはもちろんだけど、他の選手と交流もでき、楽しい思い出作りにもなった」と振り返り、技術力とともに、普段から可動域を広げるストレッチや乳製品を多く取り入れるなど食べるものにも注意するようになった。
小学校時代は今はない名田ソレイユを経て、日高VBCで全国大会を経験。中学校でもミドルブロッカーとして中心選手で活躍し、近畿大会出場を決めるなどチームを牽引。みなべ町が拠点のクラブチーム「リアン」でもレギュラーでプレーしている。
今回の合宿内容を見て、U-16日本代表候補にも招集。今後の活躍次第で各年代の日本代表への道が拓ける。野﨑さんは「自分の武器を前に出せるように心がけたい。スパイクだけでなく、ブロックを磨き、レシーブもできるようにして信頼される選手になり、プロを目指したい」と抱負。名田中学校の和佐昂哉監督は「アウトサイドヒッターとしての素質も十分に備えており、レシーブ力をつけ、さらに進化してほしい」と期待を込めた。
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