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都道府県対抗全日本中学生ソフトテニスに管内から男女11人出場 〈2024年1月19日〉

2024年01月19日 08時30分00秒 | 記事

 

 3月26日から28日まで三重県伊勢市の県営サンアリーナなどを会場に開催される第35回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会に出場する県代表選手に日高勢から男女11人が選ばれた。大会は都道府県対抗の団体戦のほか、個人戦(ダブルス、シングルス)もある。団体戦で男子は8年ぶり、女子は9年ぶりの優勝をめざす。

 県代表に選ばれたのは男子で印南中の山中敬太君(2年)、髙石啓太君(同)、湯川中の中西海斗君(同)大江陽翔君(1年)、由良中の硲将真君(2年)植原悠陽君(同)の6人。女子は印南中の吉野友菜さん(同)、日高中の山下結萌さん(同)山岡美愛さん(同)松下音羽さん(1年)阪本美晴さん(同)の5人。
 新人大会やインドア大会など県レベルの大会と、このほど県営紀三井寺テニスコートで行われた最終選考会の成績などをポイント化して選考し、県代表に男子9人、女子8人が選ばれ、うち日高勢が半数以上を占めた。
 男子の中西君、女子の山下さん、山岡さんは昨年に続いての代表入り。他の8人は初選出。土、日曜日を中心に合同練習などでレベルアップを図るほか、強化合宿なども行い本番に臨む。男女とも過去3回制覇しており、男子は第28回(平成28年度)、女子は第27回(平成27年度)以来の優勝をめざす。


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印南町が実践的に停電、火災想定し防火訓練 〈2024年1月18日〉

2024年01月18日 08時30分00秒 | 記事


庁舎に向かって放水する職員、広域消防署員

避難した駐車場で職員に訓練の大切さを説く日裏町長


 6434人が死亡した阪神淡路大震災から29年目を迎えた17日、印南町は大規模災害を想定した停電時業務継続訓練や防火訓練を実施。停電を想定した訓練では、非常用発電機を活用した中で優先的業務を把握し、遂行できる体制作りを確認した。能登半島地震が発生したこともあり、職員は災害発生時に迅速かつ的確な対応がとれるよう本番さながらに取り組んでいた。

 午前9時30分に震度5強の地震が発生。人的・住家被害や津波の発生はなかったが、役場庁舎が停電した―との想定で、実際に停電させ、自動的に発動する非常用発電機を活用して実施。地震発生時に備品の転倒や落下物などによる被害にあわないよう机の下などに避難し身を守るシェイクアウト訓練、職員駐車場への避難訓練のあと、庁舎機能の点検、業務が遂行できるかの確認作業を行った。
 午前中、照明は3分の1程度にし、住民サービスに必要な機器だけを使い、エレベーターや空調を止めるなど最小限の電力で業務を継続。非常用発電機は最大出力278キロワットで通常3日間程度補えることができるが、停電が長期間にわたるおそれもあることから訓練では10キロワットの電力で対応。
 火災の発生も想定し、階段登り口に防火カーテンを降下させたほか、屋内消火栓を使って初期消火にあたり、庁舎に放水、通報で駆けつけた日高広域消防署員も消火活動を行った。若手職員を中心に26人が防火訓練として、日高広域消防署員の指導で消火器の使い方や庁舎内に設置の消火栓を使って放水体験。自家発電設備やポンプ制御室など庁内設備も確認した。
 日裏勝己町長は職員に「絶えず訓練を重ね、体に染み込ませ、いざという時にきちんと対応できるよう備えてもらいたい」と呼びかけた。坂口貴志・総務課危機管理係主査は「速やかに庁舎機能を復旧させ、すぐに業務が遂行できるようにこれからも訓練に取り組んでいきたい」と話した。


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日高川町に県下2位規模の太陽光発電所建設計画 〈2024年1月17日〉

2024年01月17日 08時30分00秒 | 記事


県下で2番目の規模となる太陽光発電所が
計画される日高川町船津の後山


 日高川町船津、中津産品販売所の日高川対岸に、県下で2番目の出力規模を誇る太陽光発電所建設計画が進んでおり、15日から事業計画等の縦覧と公表が始まった。「日高中津第一発電所」の名称で、約70万平方メートルの事業区域に約9万9000枚のパネルを設置し、設備の合計出力は約3万キロワットで、上富田町にある県下最大施設に次ぐ大きさ。4月から着工、来春からの発電を目指す。

 建設予定地は、道の駅SanPin中津から南東の日高川を挟んだ坂本、岡本地内にまたがる後山の山腹。20数年前、同地にゴルフ場の建設計画があり、開発許可も出ていたが、計画が頓挫。その後、事業者が入れ替わるなどして太陽光発電所計画が数年前から浮上していた。
 大阪市内の業者による合同会社日高中津第二発電所が事業者となり、「日高中津第一発電所」を計画。4月から設置工事を開始し、来年4月からの発電を目指している。事業区域約70万4000平方メートルのうち22万平方メートルに太陽電池モジュールパネル9万9080枚を設置、発電設備の合計出力は2万9990キロワットになり、平成28年に小釜本のオレンジヒルズゴルフコース(旧道成寺CC日高川コース)跡に竣工した設備容量1万6800キロワット太陽光発電施設の約2倍の規模で、県下2番目の大きさ。
 太陽光発電事業に関する条例に基づく計画の縦覧と意見募集は、15日から2月15日まで日高振興局健康福祉部衛生環境課と県庁環境生活総務課で平日の午前9時から午後5時45分まで。
事業計画等の公表は、計画概要が事業者のホームページ、計画書一式が町役場中津支所で公表されている。


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阪和自動車道の印南~南紀田辺間の4車線化着工式 〈2024年1月16日〉

2024年01月16日 08時30分00秒 | 記事


鍬入れで着工を祝う岸本知事、二階代議士、浮島代議士、
浜口県議会議長、小谷町長、日裏町長(左から)

4車線化完成イメージ図(切目川橋)


 阪和自動車道の印南IC―南紀田辺IC間の4車線化工事が始まるのに合わせ13日、田辺市のガーデンホテルハナヨで着工式が行われた。同工事は有田―南紀田辺間(事業区間36・8キロ)4車線化事業で取り組むもので、印南―南紀田辺間約18キロのうち2車線区間の8・7キロで実施。同工事が完成すれば県内の阪和道はすべて4車線化となり、利便性が高まるとともに災害時の緊急輸送道路としての効果も期待できる。

 着工式は県、近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会、西日本高速道路(株)が主催、130人が出席。西日本高速道路(株)の前川秀和社長が「災害時の復興活動を支える命の道として一日も早い完成をめざす」。岸本周平知事は「観光や産業にプラスになると期待している」と述べ、来賓の二階俊博代議士は「これから始まる事業であり、みんなで盛り上げて頂きたい」と呼びかけた。
 4車線化に期待を寄せる地元の人たちの声がビデオメッセージで紹介、工事計画説明のあと、前川社長、岸本知事、二階代議士をはじめ、日裏勝己印南町長、小谷芳正みなべ町長らが鍬入れし、着工を祝った。
 有田―南紀田辺間4車線化事業は有田―御坊(19・4キロ)、御坊―印南(8・7キロ)は令和3年に完了。今回着工する印南―みなべ間の6・5キロは令和2年3月に、みなべ―南紀田辺間の2・2キロは令和3年3月に事業認可され、測量・設計を進めていた。工事は橋の下部工から取り掛かり、トンネルや橋梁工事など順次進める。印南―みなべ間で橋梁3本、トンネル4つ、みなべ―田辺間で橋梁2本、トンネル2つが設けられる。
 令和3年12月から4車線化となった有田―印南間は、それまで年間450回程度あった渋滞がほぼ解消と効果が現れている。一方、工事に着手する印南―南紀田辺間は令和元年が18回だったのに対し、令和4年は41回と増えており、早期完成が待たれる。


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印南町長選 現職・日裏勝己氏の後援会事務所開き 〈2024年1月13日〉

2024年01月15日 08時30分00秒 | 記事


本番へ頑張ろうコールで引き締める


 2月6日告示、11日投開票の印南町長選に出馬を表明している、現職で4選をめざす日裏勝己氏(72)=皆瀬川=の後援会事務所(JR印南駅前)開きが13日に行われ、日裏氏は支持者らを前に「印南町を希望あるまちにするため全身全霊をかけて頑張りたい」と決意を述べた。

 事務所開きには、後援会関係者や町議、有志区長ら40人が参加。後援会を代表し中村泰介後援会長が「この4年はコロナ対策に追われた。しっかりと対策をしていただいた。中学校統合についても、めどがついた。これからの課題としては人口減少。皆さんに来ていただける、多くの人が住んでみようと思われるまちづくりに向け、先手を打って印南へ来ていただける施策に取り組み頑張ってくれると思っている。そのためにも皆さんのご支援、ご協力をお願いします」と述べ、堀口晴生町議会議長、町区長連絡協議会の寺前剛会長(上道区長)も協力を約束し支援を呼びかけた。
 日裏氏は、コロナ対策など今期を振り返り、次の4年間については取り組みを進めている中学校統合を上げ「これからの印南町を支えてくれる子どもたちの教育環境は十分充実すると思う。なんとしてもやり遂げなければならない」としたほか、地震・津波などの災害対策に力を入れるとし「(職員など)みんなで知恵を出し合ってキャッチフレーズでもある『希望あるまち』を創っていきたい。絶えずその気持を持ち全身全霊をかけて頑張っていく」と誓った。前田憲男町議会副議長のかけ声とともに頑張ろうコールで締めた。
 後援会事務所は同町印南2435の1。電話番号は42・0270。


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昨年11月に続き「にっぽん丸」25日に日高港寄稿 〈2024年1月13日〉

2024年01月13日 08時30分00秒 | 記事


「にっぽん丸」が2カ月ぶりに入港(写真は昨年11月)


 大型クルーズ客船「にっぽん丸」=全長166・65メートル、総トン数2万2472トン、乗客定員449人=が「美食の船にっぽん丸で航く絶景の宝庫紀伊半島・歴史を感じる尾道」ツアーで25日に御坊市の日高港に寄港する。昨年11月に続いて9回目。3年連続の寄港となり、同一年度内に2回寄港するのは初めて。

 24日に静岡県清水港を出港し、25日午前8時に日高港に入港。日高地方の「ゆるキャラ」と第11代宮子姫が出迎え、岸壁で管内8事業者が出店してイチゴ、柑橘類、梅干し、醤油、金山寺味噌、早なれ寿司、ミニトマトなど特産品を販売するほか、管内の観光案内ブース、宅配業者ブースも設置する。
 現地観光で南紀白浜海岸ドライブ、世界遺産の高野山奥の院や熊野本宮大社の参拝、白浜アドベンチャーワールドのオプションツアーもある。午後4時30分に出港し、天音太鼓保存会の演奏、ゆるキャラがお見送りする。
 昨年11月は、2回目となる日高港単独寄港ツアーに加え、全国的に珍しい初のオーバーナイト停泊で行われ、乗船客約340人が道成寺やヤッホーポイント、白浜など管内、県内観光地でツアーを満喫、夜は御坊周辺で飲食を楽しんだ。
 日高港は県内人気観光地の白浜や世界遺産の熊野、高野山地域との中間点に位置し、紀北、紀南のどちらにも日帰りで行ける立地条件の良さから大型クルーズ船の観光拠点として評価が上がっている。御坊市や日高振興局、関係団体の官民挙げたポートセールス、プロモーション活動が功を奏しており、今後も「にっぽん丸」「飛鳥Ⅱ」「ぱしふぃっくびいなす」など継続的な定期入港に努める。


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「OTERA MAE ANCHIN」が国内初、VRで県産品を海外へ 〈2024年1月12日〉

2024年01月12日 08時30分00秒 | 記事


白崎海岸の画像をバックに仮想空間で買い物ができる(写真:左)
道成寺の絵解き説法も現地を訪れたような疑似体験(写真:右)


 2019年から県内10数社の異業種事業者が参画し、県産品の販路拡大などに取り組むプロジェクト「OTERA MAE ANCHIN」は2月、IOT技術を活用してマレーシアの首都クアラルンプールを結び、VR(ヴァーチャルリアリティ)で県産品を販売する。VRを活用した海外に向けた販売システムは国内初の試みで、和歌山の魅力や県産品を海外に販売PRしていく。

 同プロジェクトは、国の共同協業販路拡大支援事業として4年前にスタート。日高川町鐘巻、道成寺山門前「レストランあんちん」1階にマーケティング拠点「OTERA MAE ANCHIN」を置いて県の観光や産品の販路拡大につなげる取り組みを3期にわたって続けている。
 第1、第2期には統一ブランド設立などで、異業種が一体となって販路拡大に務め、昨年の第3期では、コロナ禍を踏まえてVRで東京と和歌山を繋ぎ、現地を訪れなくてもその魅力に触れてもらえるシステムを実現。仮想空間には、高野山や道成寺、三段壁などが映し出される紀北、中、南に分かれたブースの中に19の事業者が店舗を構え、釣鐘まんじゅうなどの和菓子や梅干し、梅酒、みそなど県産品を来店した感覚で購入できるようにした。
 このVRショッピングをさらに活用して海外に挑戦しようと、昨年7月から第4期プロジェクトを始動させた。ターゲットをマレーシアに絞り、2月23日から3日間、首都クアラルンプールにあるショッピングモールでVR物産展を開き、26日からは現地の高級スーパーで実際の物産展も行って県産品を販売。仮想空間には道成寺や白崎海岸などの画像が映し出されて日高地方を訪れる疑似体験で魅力を伝えている。
 同プロジェクト代表の石倉大裕さんは「どこもやったことがない画期的な取り組み。どのような県産品が売れるかどうか分からないが、海外をターゲットに広げて、和歌山の魅力と県産品を売り込みたい。参加する業者みんなで力をつけて、将来的にはさらに中国や米国、欧州などにも広げたい」と話した。


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みちしおの湯(日高町)が子どもに「カプセルトイ」のプレゼント企画 〈2024年1月11日〉

2024年01月11日 08時30分00秒 | 記事


日高町ゆるキャラのクエ太郎が
「ガチャを回そう!」とPR


 日高町は10日から31日まで、町立温泉館「海の里」みちしおの湯に設置している、通称・ガチャガチャやガチャポンなどで知られる「カプセルトイ」のプレゼント企画を行う。小学生以下の子どもに1回の入館につきガチャコイン1枚を贈り、1度回して、景品をもらえるようにする。辰年の昇竜にあやかるよう新春からムードを高め、家族連れに来館してもらうのが狙い。

 ガチャガチャは、子どもたちに喜んでもらおうと、令和2年度に初設置。受け付けで1回100円で専用メダルを購入して回せ、景品の番号札が入ったカプセルが出てきて、交換できる。家族連れで来てもらえるように、このガチャのプレゼント企画を毎年、入館者数の少ない6月に用意することで、入館者増加を促してきた。
 今回は昨年11月25日に総入館者数150万人を達成したことを記念するとともに、辰年は陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年と言われ、昇竜に乗っていこうと、企画。
 ガチャコインプレゼントは小学生以下の子どもが対象で、町内外問わない。通常、景品はキーホルダーなど玩具や文房具が入っているが、このプレゼント企画の時期には、バズ・ライトイヤーやカーズ、ニモ等が絵柄のディズニーのハンドタオル、キラキラ光るフラッシング・スパイキー・ボール、エアーハンマーなどを入れ、スペシャルガチャにする。
 同温泉館は、美しいリアス式海岸の方杭に、露天風呂やうたせ湯、ゆったりとしたスペースのコミュニティルーム、広い駐車場などを完備。町企画まちづくり課担当者は「少しでも子どもたちに喜んでほしい。目の前に大きくひろがる紀伊水道や漁港風景をお楽しみいただきながら、家族でゆっくりと温泉に浸かってもらえれば。終日のんびりと心身をリフレッシュしてください」と話している。


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7日、御坊市など4市町で成人式 〈2024年1月10日〉

2024年01月10日 08時30分00秒 | 記事


振り袖で喜びの二十歳成人の皆さん(御坊市)

バルーンリリースで門出を祝う(由良町)

晴れ着姿で二十歳の門出を喜ぶ新成人(日高川町)

くす玉開きで門出を祝う(印南町)


 御坊市と由良、日高川、印南3町で7日に二十歳の成人式が行われ、華やかな振り袖などに身を包んだ新成人が出席し、代表が大人になった決意などを述べた。印南町では恩師も参加しての福引きや思い出写真スライドショーなどもあり、新成人らは久しぶりに顔を合わせた同級生と小・中学生時代の話しに花を咲かせたり、現況を語り合うなど楽しいひとときを過ごした。

 御坊市 御坊市民文化会館で開き、対象227人(男126・女101)のうち、176人(男99・女77)が出席。新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、4年ぶりの1部制開催となった式典で、三浦源吾御坊市長が革新的な技術と言われる生成AIの登場、テレワークやフレックスタイムといった働き方も多様化していることなどをあげ「高い志のもと、輝かしい未来へと歩みを進めながら、柔軟かつ斬新な発想とエネルギッシュな行動力で活躍いただきたい」と式辞。
 二十歳代表の中田蓮彦さん、塩崎有里さん、寺井飛翔さんの3人は、ともに両親や友人ら周囲に感謝の言葉をかけながら「御坊出身者として恥じない、立派な大人になる」、「私にしてくれたように、子どもがしたいことをすべてさせてあげられるような親になりたい」「恩返しできるように立派なおとなになる」と誓いの言葉を述べた。
 式典終了後に出身中学校別に記念撮影などした。
 由良町 中央公民館で行い、新成人33人(男20・女13)が出席した。
 山名実町長は「大人の仲間入りをされ、社会の構成員としての自覚と責任ある行動が求められる大きな節目を迎えられました。混とんとした時代だからこそ、無限の可能性を秘め、チャンスはどこにでも転がっていることを忘れないでください」と祝辞。最後に好きな言葉として「為せば成る為さねばならぬ何事も」を紹介した。
 新成人を代表して、市川翔海さんは「美しい自然あふれるこの『ふるさと由良町』に生まれ育ったことの誇りと自覚を持って行動していきます」と誓いの言葉。記念品を受けた片山華子さんは「激動の時代を、力強く生き抜き、何事にも果敢に挑戦し、前に進んでいきます」とお礼の言葉を述べた。
 このあと、記念ムービー上映やコンサート、同町で初めてのバルーンリリースを行い、新成人の門出を祝った。
 日高川町 日高川交流センターで開催し、対象者98人(男55・女43)のうち、80人が出席して開いた。
 久留米啓史町長は「家族や周囲の人への感謝の気持ちを忘れないで下さい。いつまでも『日高川町』を愛して頂き、それぞれの立場で夢や目標に向かってかけがえのない人生を大切に歩んで下さい」と式辞。
 龍田安廣町議会議長らが祝辞のあと、新成人の岡本愛菜さん(山野)のピアノ伴奏で国歌を斉唱。決意表明で岡ひよりさん(小熊)が「今後は自分から誰かを支えることができるよう、成長していきたい。この先の人生は私達一人ひとりの選択にかかっている。自分の人生に責任を持って正しい選択ができる大人になることを強く決意します」。間野琴乃さん(船津)も「挑戦が失敗に終わっても素晴らしい経験であり、さらに成長できる機会だと信じ、まい進していきます。日高川町で愛を受け育ってきたように1人でも多くの人に与えられる大人になりたい」と誓った。
 印南町 町体育センターで開き、対象者89人(男46・女43)のうち61人が出席。成人代表の村中峻太さん、山﨑あかりさんが町民憲章を朗読したあと、日裏勝己町長が「この先どのような困難に遭遇するかわかりませんが、決めた道をひたすら進んでいただきたい。一度は町を離れたとしても、ぜひ生まれ育った印南町に戻って来ていただき、ともにまちづくりに関わっていただきたい」と呼びかけた。
 新成人を代表して花本悦男さんが「一人ひとりが自分の行動に責任を持ち、社会の一員として前向きに歩んでいく」。河邉咲葵さんが「新たな旅路に胸を躍らせながら、人生の尊さを噛み締め、誠実な人間として歩んでいく」と誓いの言葉を述べ、全員でくす玉開きで祝った。福引きや中学校に分けて思い出写真のスライドショーを恩師らとともに楽しんだあと、最後に町体育センター前駐車場で一斉に風船を放つバルーンリリースを行った。


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御坊市・美浜町・日高町・由良町・印南町で7日、消防団出初め式

印南町の山口八幡神社で9日~11日「えびす祭」

9日、管内の小中学校で3学期始業式


北塩屋中山団地、好環境も販売価格ネックで将来的に値下げも 〈2024年1月7日〉

2024年01月06日 17時00分00秒 | 記事


高台の好環境にある北塩屋中山団地


 御坊市塩屋町の北塩屋中山団地は、完売まで残り1区画。平成24年度末に解散した市土地開発公社が若者の定住促進や良好な居住環境づくりを目的に整備し、平成10年から分譲を始めた。高台にあり、市街地に近く、環境も良い好条件が揃っているが、販売価格が周辺より高いのがネックとなり、分譲開始から25年を経ても完売には至っていない。このまま売れ残れば将来的に大幅な値下げも視野に入りそう。

 北塩屋中山団地は、若者の定住促進や良好な居住環境づくりを目的に49区画を整備。平成10年10月から39区画の分譲を始め、16年に7区画、18年に最終3区画を追加販売した。市街地に近く、山に囲まれた自然があるなど立地条件、環境が良いため「子育てには最高」と人気を集め、10年度に10区画、11年度に14区画と順調に売れた。
 その後、ペースは落ちたが、12年度と13年度に各2区画、15年度と16年度に各4区画、17年度と18年度に各1区画が売れた。19年度は売買契約がなく、早期完売の見通しが立たなかったことから「当初計画から公示価格(鑑定額)が16%下がっているなど社会情勢の変化」を理由に20年度から販売価格を10%値下げした結果、同年度は4区画が売れた。
 21年度から23年度まで売買契約がなかったが、東日本大震災発生を受け、高い所で海抜14・7メートルの高台に位置する中山団地が再び注目を浴び、24年度と25年度に各1区画、26年度に2区画、28年度と令和3年度に各1区画が売れ、残りは1区画となった。
 もともと60坪で販売価額が1000万円前後と割高の上に値下げ後も坪単価は約15万円のため、販売開始から25年を経ても完売に至っていない。残り1区画を早期に販売するため再値下げも選択肢に入るが、すでに購入している人がいる中で大幅な値下げは難しいのが現状。管理する市財政課も「現時点で値下げの予定はない」とし、現状価格での完売をめざしている。
 残り1区画の面積は198・29平方メートル(59・98坪)で価格は902万3000円。将来的に売れ残る状況が続いているなら、いずれかの時点で値下げを検討することになりそう。分譲地以外の残地もいくつかあるが、新たに整備して販売することは考えておらず、問い合わせがあれば公募での入札販売を検討する。


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