KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

生首を持ち歩く夢

2011-08-19 02:03:23 | 

 

長い長い長い夢です。うざいくらい長いです。

夢は見てすぐに要点をメモっておくと、後でこの程度には再生できます。

夢は曖昧なので、数時間たっただけで、メモと記憶はずれていきますので、記録こそが大切かもしれません。

 

 『3Dのつくりごと』

 

私は、妹或いは実在の友人を思わせる女性と、近所のOZという実在のスーパーの横にいるようだが、

周りの風景は現実とは違う。

向かい側には巨大なシネコンの建物があるのだが、夢の風景では何も無い感じだ。

 

私の視界には、PC上の、まるでマトリックスの緑というか、近代兵器の画面のような線画現れて、

そこにある動きの指示が加えられる。

それは完全な私の視界として目に映りながらも、

夢の私の意識は、それが誰か他者の意識による指示による画面だということを感じ取っている。

 

誰かの意識は、車が通る目の前の道に、頭だけの人間を渡らせる指示を与える。

可愛い少女のだったか?頭は車に轢かれる寸前ぎりぎりを渉っていく。

奇怪だし、見るも危ないのだが、もしかしたら、その車すらも誰かが作っている幻かもしれないと私は思う。

 

同伴していた妹か友人は無言で同じ物を見ている。私は彼女が驚いているだろうと思う。

(私は誰かが指示している証拠の映像のような視点は、自分だけが見ていると思っている)

私も驚いてはいるが、私はこれが誰かの意志による、つくられた怪現象であることを知っている、

というか、そうなのだと疑いなく思い込んでいる。

私たちは慌てず事態を見つめている。

 

クラッシックな水色の無人自転車が道路を横断していく。

また同じ誰かのツクリゴトだろうと思う。

 

ふと上を見ると、今度は、PIXERの映画、『カーズ』のような顔がついた、オレンジのヘリが空を飛んでいる。

水色のロボットみたいな空飛ぶ船のようなロボットも現れてバトルを展開するようだ。

さすがに顔のついたヘリコプターはやりすぎというか、映像もチャチでいよいよ嘘っぽい。

「バーチャル」という言葉が浮かぶ。

 

少し離れた空を見て、同じものが映写されていることに気付く。

一つだけの場所で映しているものではなかったのだ。

私は同伴の女性にその事を教えたと思う。

 

私の視界からは、おそらくそれらを3D映写した誰かの指示画面は消えている。

「何故こんなことをしているのだろう?」

原発事故に対する政府の対応に抗議する意味で、この世に怪現象を引き起こしているんだな…

夢の私はそう考えているが、

何故このような怪現象を起こすことが原発事故への抗議に繋がると私が思っているのか

よくわからないと同時に思ってもいる。

 

『実家の白いご飯と納豆』

 

私は一人で家に帰るが、帰った先は実家であった。

夢の私はお腹がすいている。冷蔵庫の中に納豆と冷凍ゴハンが入っていた。

納豆は古いような気がする。

 

家の中は散らかっていて無人のような感じだが、兄の位牌がある部屋に

現実では海外で生活中の妹がいるのではないかと私は思っている。

 

私は何故か食堂ではなく、リビングテーブルの上にチンしたご飯と納豆を置いたと思う。

多分冷めるのを待っていたのだろうが、再びリビングにもどると、

私のご飯はほとんど食べられていた。

 

私は怒った。大声を出して怒るが、発散するとスッキリもする。

きっと妹が食べてしまったんだと思いながら、僅かな残り物を私は食べる。

我ながら情けなくアサマシイ姿とも思う。

食パンが残っていたように思うが、それが現実の記憶なのか、夢の冷蔵庫のことなのか疑わしく思う。

私は食事なんかしなくても良いのだと思う(多分ここが夢であることを思いなおして)。

あんなにお腹がすいていたのに、空腹感は消える。

 

私が家から出ようとすると、リビングテーブルの下に、多分妹であろう女性が、

隠れていたのか、入っているのに気がつくが、特に声もかけなかったかもしれない。

私はご飯を食べられてしまったことで、妹を疑って怒ったことを悪かったと思っている。

妹が食べてしまったという証拠はないし、

仮にそうだとしても、私が自分のために用意した物を彼女が食べたくて食べたのだったならば、

私にとってもそれで良かったのだ。

 

『坂と階段の多い街』

 

私は現在住む大泉の近所の団地に似た場所を歩いている。

黒人やヒスパニックのように見える人たちばかりが歩いている。

(現実にはご近所でそういう方々は滅多に見ません。)

アフロヘアーを伸ばしたような髪型が男女子供共に流行っているようだ。皆同じ髪型だ。

大泉の近辺は坂と階段が多い町だが、夢はそれ以上の不思議な空間だ。

私は面白さを感じつつも、この地域は貧しそうに見えて怖いと思い、

同時にそう思う自分のステレオタイプの偏見に情けなさと仕方なさも感じている。

 

私は、私の夢の視点が目のみなので、自分のルックスがどんなであるかわからないのだが、

何と私は、私の恋人(全く知らない男)である黒人男の生首を持って歩いている。

切り口は綺麗で皮膚でくるまれており、腐らない。

それでも男の首を持って歩く行為が、夢の住人達にとっても異質であることを私は感じ取っている。

私は自分が生首を持って歩いていることを、人びとに知られたくないと思っている。

親子連れや、ギャングかもしれない男性の3人組などとすれ違うたびに私は緊張する。

隠せないかなと思い、スーパー袋のようなものに入れたように思う。

 

『地下のスーパー』

 

迷路のようなコンクリートの団地街から続く、大きな階段を下って地下のショッピングパークに入る。

ここは、規模が大きい。池袋にあるサンシャインシティの地下街より大きいかもしれない。

かつて行ったNYのメイシーズの傍にあった巨大なモールみたいな店にも少し似た場所だった。

人種が様々な人びとが沢山あつまり、ぶち抜きのホールではショーもやっている。

先ほど、3Dの怪奇現象を見たからだろうか。

様々なアクロバチックなショーを見ながらも私は、

これも何らかの意志で誰かにつくられた幻想だろうと思っている。

 

いつのまにスーパーの袋に入れた恋人の生首は見せても大丈夫な素敵な商品に変わる。

それは女性的な綺麗な可愛いラッピングされたオミヤゲの類だ。

私はほっとしている。

それでも私の異質さに気付く人間もいる。

一人の太った、子連れではないのだが、おそらく若い母親であろう、

黒人女性が私の持つ袋を疑いの目で見つめている。

私は彼女が絶対に私のトリック?を見破らないだろうと自信があったが、悪いいたずら心だったのか、

その袋を彼女の視界からあえて隠すようなわざとらしい事をする。

 

突然黒人女性は、私が袋の中に問題のある物を入れているはずだと騒ぎ出す。周りに人が集まる。

それぞれ髪の色の違う(一人は赤毛)痩せた二人の白人中年女性がやってくる。

白人は少し珍しかった。彼女たちはガードマンなのかもしれない。

私は人の立会いの下ならば、袋をオープンにしても良いと黒人女性に伝える。

 

殆どの人は付いてこなかった。 私の袋の中身には感心がないようである。

私たち数人は別室に入る。そこは木造の壁で、中世ヨーロッパのような木のテーブルがある。

ファンタジーゲーム中の部屋みたいだ。

 

私は袋の中身を出しても良いと思う。勿論、男の頭は何処にもないからだ。

目覚めて思い返しても、見苦しい醜い行動だと思うが、私は黒人女性に

「中身を出しても良いですが、私は自分の持ち物に何も問題が無い事を自分で知っています。

何も出て来なかった時には、あなたはどう責任を取りますか?」と、かなりきつい調子で聞く。

黒人女性は、一瞬私に不愉快な感情を向けるが「では結構です」と言う。

私はダメ押しで「謝って」と彼女に言う。何故か私はその時涙ぐんでいる。

勿論彼女にあらぬ疑いをかけられて傷ついたからではない。

私の方が彼女を陥れている事に私自身が傷ついているんだろうかと私は考えている。

彼女は「ごめんなさい」と素直に答えて去っていく。

 

部屋には二人の白人女性と私が残される。

私は黒人女性の態度は見事だと感心し、そのことを白人女性たちにも伝える。

そして自分のことを考える。私の異質さに敏感に気付き、疑いの目を向けた黒人女性に、

あえて、袋を隠すようにも見えるわざとらしい挑発行為をしたのは、私の方である。

私は一体彼女に何をしようとしたのだろうか。

 

ハッタリ屋的な行動をした後味の悪い私は、

優れた資質を持つ彼女

(夢の世界で私が生首を持っていることを感づき、そこに倫理を問う健康で熱い人)と、

何かしらの直接的印象的な強い接触を持ちたかったのでは?

私はそんな疑いを自分自身に持ってみる。

だけど彼女は見事に気持ちを切り替えて、

私のハッタリ部分を一切相手にせずに行ってしまったのではないか。

私は夢を観ている自分が、夢の中で非常に孤独を感じている事に気が付く。

私は自分がこの世界にとってのヨソモノなのだと思う。

私は彼女みたいなイキイキした、

やばい生首を隠し持つ私の正体も見ぬけるような、鋭く正しい友が欲しいのかもしれない。

 私の彼女への行動は全く醜く愚かで間違っていたと夢の私は思う。

別の方法をとるべきだったと私は思ったが、夢の中で思考がまとまりにくのもあり、

では彼女にどう接するべきだったのかというアイデアが混乱して全くでなかった。

(目覚めた今もどうするべきだったのか思いつきません)

 

白人女性たちは、黒人女性があきらめて去ったことを満足しているように見える気がする。

私は何かここで、私が彼女たちと何かしらの共犯関係を持ってしまったのではないか?

自分がしたことは色々な意味で間違いがあったのではと疑う。

 

『中世の迷路』

 

地下のショッピングパークは何処に行ってしまったのか、

木の扉を開けた先は、同じような木と石でできた中世ヨーロッパを思わせる部屋だ。

部屋の中は薄暗い。

私はもう買い物袋も生首も持っていなかったと思う。

 

人が集まって興行を見ている部屋もある。

電気の光ではないが、そこだけは明るい。

人形劇や見世物をやっている。

私はそれも幻であろうと思っている。

 

別の部屋に行くと、角にある古い透明度の低いガラスの入れ物の中にベッドがあって、

ナポレオンのような古風な格好の、青い顔の男が死んでいるか眠っている。

私は彼に恐怖と興味を感じる。

 

色々な部屋に行ってみるが、何度かその部屋に戻ったと思う。興行もいくつか見る。

戻るたびに部屋の様子は若干変わる。位置も変わっているようにも思う。

 

青い顔の男は、この中世のような空間の支配者なのかもしれない。

彼を守る家来も出てくるが、全員古風ないでたちで、古風な武装をしている。

私は死体の目が開くのを見たような記憶がある。

私が何度も出入りするから、彼を起こしてしまった、

あるいは私は彼を起こしたかったのかもしれない。

 

彼らは庶民が楽しんでいる芸能が嫌いなようだ。

日本の江戸時代でも贅沢な服を着る、自由な芝居をするなどが、禁じられた時もあったのだから、

そういう事もあるのだろうと私はおもう。

でも皆、ここでこそ楽しんでいるし、こういう事でこそ、政府に対する不満などを表現しているのだとも思う。

何よりも私も危険を侵しても、それが時に死に値する罪とされる事だったとしてもショーが見たい。

皆が楽しんでいる物をやめさせたくないと思う。

 

幽霊のような武装団体が攻撃をしてくる。

ドアを開けるとハリボテのような武器が飛んでくる。

これも幻だと私は思っている。

幻なりにゲームのように動きのパターンや出現タイミングのパターンがある。

 

飛んでくる斧、やり、舞台などをかわしながら、幽霊達の部屋とショーの部屋を行ったり来たりする。

全ては幻なので私は怖いと思わない。

多分それは私一人だけの戦いで、もしかしたら他の人には、幽霊や亡霊が見えてなかったのかもしれない。

 

ゲームのような楽しい戦いの中で一人の地味だけど感じ良い少年と何度かすれ違う。

私は彼だけに特別な好意を持つ。

 

『操り人形』

 

中世のような部屋の角に木製のベッドがあって私はそこにくつろぎ横になっている。

幽霊達はどこかに行ってしまったのだろうか。

あれから時間も経っているような気がする。

 

ベッドの横に4人の中世の庶民風のいでたちの男性たちが立っている。

私は彼らの中の一人を選ばなければならないようだ。

初めから選ぶ男性はわかっている。何度かすれ違った少年が成人した姿の男だ。

 

私は彼と抱き合うのだが、初めは上手くいかない。

夢の中で逃げる時などに、

まるで水中やスローモーションにいるかのように手足の重さを感じる時があるが、

それと似た感覚のように思う。

私はこれが夢とはいえ、彼との行為を成し遂げなければいけないと、強い意志を感じる。

私は夢の中で身体を動かす集中力の場所や感覚を見つけて彼と抱き合うことに成功する。

同時に夢で使える集中力を見つけたことに面白さも感じている。

 

新しく来た別の男たちのように思える、裸の数人の男性がベッドの脇で立っている。

彼らの存在が奇妙には思うのだが、夢だからか、見られている自分が恥ずかしいとは思わない。

 

初めの彼は私と抱き合った後、消えてしまった。

夢を観る私には彼との行為の記憶が全く無い。

現実でも、良かったセックスほど、記憶なんかと無関係になっていくので、

それで良いと夢の中でも思って浸っている。

 

裸の男たちはまだいる。全部で4人だと思う。

意識が夢に戻った私は、ようやく彼らの姿を見てみるが、私の好きだった美しく思えた男性に比べると、

何とまあ、何だか笑っちゃうバケモノみたいだなとも思う。

人種は様々なようで、彼らの精神性などが何処にあるのか全くわからない。

一人のスキンヘッド男はずーっと張り付いたような笑いを浮かべ、

まるで筋肉増強剤でも飲みまくって顔の表情筋までこわばってしまったのか?という感じで、

驚くほどに不気味だが、あまりの奇妙さが幻であることを強調させるせいか、怖いとは思わない。

初めの彼が肉体と精神を持つ人間ならば、この人たちは滑稽な操り人形みたいに見える。

私は彼らの内面に全く興味が無いし、今後彼らを人として愛することも無いだろうなと思う。

だけど彼らも幻だと思いつつ、彼らのほとんど人工的な男らしい肉体は嫌いではない。

私は彼らの奇妙な顔立ちや、立派なのかそうじゃないのかよく解らないペニスよりも、

太い腕や胸板の厚さなど、筋肉に目がいっているようだった。

 

私は彼らともベッドで二人づつ順番に楽しむことにする。今度は記憶がある。

抱き合う事で、彼らはイキイキ人間じみて、一人一人の表情や個性が見えてくるようにも思える。

初めの印象よりは愛着が出てくる。

私は夢から目覚めていく。

 

『終わり』

 

久しぶりに記録を残したい夢でした。

私は何度も夢の中で、対象が幻、幻、と思いつつ、私だけは幻ではないように思っているかの処が

ちょっと笑ってしまいます。

 

無人で車道を渡る自転車。

恋人である男性の生首を持ちながら歩いている私。

ガラスの棺おけの男の死体。

操り人形のような、表情の無い裸の男たち…

 

死の世界を歩き続けているみたいで、恐ろしくも面白くもありました。

何度か夢であることを忘れてしまう所も面白いというか。

幽霊の武器をかわすところや、好きな男性を抱き合う処とか、

動きの中で夢にとらわれてそれが夢だと忘れてしまったところほど、具体的な記憶が曖昧になっています。

 

夢を観ているという自覚の現実的思考、夢の思考、夢の記憶にも残らないエクスタシーの思考、と

普段は二層が多いのですが、三層くらいは区切れて自覚できたのが面白いです。

かつて見た、夢の中で眠って夢を見た夢を思い出します。

(映画『インセプション』みたいですね)

 

生首は時々夢に出てくるモチーフで、ほとんどの場合、大変強い印象を持っています。

コミュニケーションを取りたいのに、首の起こし方が判らないという夢が多いです。

今思うに、もしかしたら出会った黒人女性が起こすヒントを知っていたかなーとか…

謎解きゲームみたい。

 

画像はラフガキ。

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金縛りの会話

2011-07-18 12:55:29 | 

 

暑いので早朝目を覚ましますが、お水だけ飲んでもう一度眠ることも。

夢を見ました。外国の暮らしの夢。

夢の話は色々ありましたが、リビングにトイレがむき出しにあって、

そこで用を足そうと思ったけど人がいて、落ち着かなくてできなかったこととか…いかにも夢っぽい…

でも夢だから普通の羞恥心は無いのですけどね。

こういう習慣が文化的に決まっているからダメだな…みたいな感じ。

 

海外の家ですが、日系人の家なのか、和室があって、そこで眠らせてもらいますが、

子供のころ、こんな姉様人形やこけしもらったことがあったかなあという、

おかっぱ姿のお人形の絵があって、段々実体化していきます。

今近所で工事中なので、外で何かしらの雑音があって、不快だったのかもしれません。

窓にカーテンがかかっていて、喉に空気が入るような不気味な音、日本語ではその表記がありませんが、

英語で言うと「GA~SP!」という、これも擬音語ではないけど、その意味の音みたいのがするたびに

化け物じみたものがやって来て、眠る私にちょっかいを出すのですが、

これが夢のシーンから実感を伴う金縛り幻想化していきます。

 

久々に金縛りになってやだなーと思いつつ、怖いけど、もし何か見えるなら観てみようと思います。

身体は動かないので除けることも跳ね返すこともできません。

来るたびに形が変わっている感じ。夢現の中でランドセルみたいなものが見えたり(感じたり?)します。

私は何故か「今ランドセルが見えたよー」と声をかけるのですが、多分「ら・・・ら・・・」くらいしか言えなかった筈。

色々やって来ますが、今度はかなり判りやすい大きな化け物坊主みたいになって、調子にのっているようです。

どんどんこっちに来て、部屋も夢の和室から私の寝室にかなり移行しています。(時々夢で観る二重イメージ)

化け物坊主は部屋に入りっぱなしで私の上にのっかっていて重苦しいしグロテスクです。

段々黒っぽくなっていくのも不気味です。

いつのまに、おかっぱ人形の女の子がアドバイスをくれるために隣に寝ています。

彼女の周りは、夢の和室のイメージがより多く残っています。

この子は味方なんだなと、私は何故か思っています。

 

「怖くなったので、もう帰って下さい、と言ってごらん。」と彼女は言います。

私は夢で観る、金縛りの主(みたいなもの)に、そのようなお願いをしたことはありませんでした。

「あっちいけ!」などは訴えたことはありますが、効果はないのがほとんどでした。

大抵私が、謎の相手に命令や「こうしなさいよ」とかの指示をしていたと思います。

私は彼女の言うとおりにしてみます。

「…帰ってください。お願いします。」までつけたかな・・・若干口は回り安かったか、

あるいは頭でだけ言ったのかもしれません。

 

坊主みたいのは「ちっ!」って感じでしたけど

しょうがねーなー…みたいな様子でどっかに行ってしまいました。

夢とはいえ、金縛りから抜けるのは結構難しい時がありますが、この手もあるのかって感じ。

 

でも良いやり方だったかもしれません。

昔から訳のわからん類みたいのは、戦ったり退治するよりも

早くどっかに行ってください…ってのが日本の伝統だったみたいですし…

これから私も何だかわからないものを感じたら、実際に効果ある伝統に従おうと思います。

 

坊主(が黒くなったみたいの)が消えた途端にぱっと目が覚めて、

身体が自由になった途端に、どーっ!と疲れが噴出しました。

今何時だろう?お昼過ぎているのでは?と思いながら、全然…

時間感覚的に信じられないほど時は経っていませんでした。

眠りはしませんでしたが、少し休んで起きて、身も心もスッキリ!

 

何かわけわかんないけど面白かったです。

ちなみに坊主イメージは、読んだことはないのですが、気になっている漫画、

ふくしま政美の「女犯坊」みたいなグロテスクさ。

裸だった時もあったような気がするので、自分の観てしまったイメージが、かなり恥ずかしかった・・・

なんか飢えてるみたいで…

 

画像はキャララフ。物欲しそうな女性の顔。


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夢のフラミンゴorダチョウ?

2011-07-17 14:07:47 | 

 

朝寝坊したので夢三昧。

久々にアニメ調の夢を観ました(起きても覚えていた)けど、何とも滑稽で恐ろしいイメージでした。

私の好きなアニメ作家のJohn kricfalusiさんの夢なのですが、

彼の新作アニメなのか、私のイメージしたものなのか、

世にも奇怪な鳥のアニメです。

長い二本足の大きな鳥がいるのですが、なんと首から先がありません。しかも毛が抜けています。

カートゥーン調の強い線画で、砂漠のような世界に数匹います。そして生きています。

そしてそれは雄の鳥です。

するとピンクの羽につつまれた雌たちがやってきますが、こちらは車に乗ったり飾り立てたり、

雄よりもはるかに身体も大きいのです。

夢のアニメを観ている私は、

鳥類は一般に雄の方が大きくて派手だったんじゃないかと不思議に思うのですが、

今はこういう時代になったんだなと変に納得しています。

車から降りた雌達は残酷で慈悲の心もなく、子供のように小さな雄たちを虐待しています。

いつのまに千切れた頭骨がその辺に転がっていますが、雌はそれすらもバカにして苛めています。

雄達の頭骸骨はそれだけでも生きていました。一匹の雌の足に一つの骸骨になった頭が噛み付いたのです。

 

私は良くやった!と感心しつつも…

 

雌達は怒りました。反逆者を許しません。噛み付いた雄の頭蓋骨を足で砕こうとしていますし、

一緒にいた雄達も巻き添えを食ってしまうことでしょう。

ぎりぎりとつぶされる雄の頭。

 

私はそれにも、やれ!やっちまえ!という別の興奮を感じるのです。

 

私の前者と後者の二つの興奮は別の種類のものです。湧き上がる場所がはっきりと違うのが自分でわかります。

多分前者には他者である雄への感情移入があり、後者は雌という自分側のエゴや嗜虐心です。

おおざっぱな言い方ですが、

前者は心理的精神的で、後者は動物的肉体的と言える様な感覚を持ちました。

 

私は交尾の後に食べられてしまうカマキリの雄を思います。

鳥もそうなったんだ、それでいいんだとも思うし、

いや、絶対にこんなことは良くない、これでは雄が辛すぎるとも思います。

雌の鳥は卵の栄養のために殺した雄を食べるんだろうか?だったらいいのかな?とか

このままでは鳥は雄のいない世界になるかもしれないけど、

それは一体どんな世界なんだろうか?とも思いつつ目が覚めます。

 

*****

 

相反する興奮の種類や、出所の場所がはっきりと違う実感が面白かったです。

何とも空しいような気の毒のような、世界の大いなる間違いを観ているようでもあり、

雌の時代がやってきたというような、

傲慢で身勝手でありつつも、ぎらぎらとした支配感のような高揚もあるのです。

 

世界が雄優位か雌優位は置いておいて、

人間社会的には男優位の部分もあります。

あるいは、どうなんでしょう。

男性の社会的優位こそが、夢での、雌の足に噛み付いた、千切れた雄の頭という見方もできるかもしれません。

その場合は、女は男に優しく接しなくてはいけませんね。夢の鳥のように足で踏み潰すべきではないと思います。

正直それはピンクの美しい羽につつまれ宝石で身を飾りながらも、大変醜くグロテスクな心と行いでした。

 

男の皆さんは、女性に対しての社会的優位性を感じる時、

あるいは女性を上回る力で抑え付けた時、私が夢で感じたものと似た高揚を持つ時があるのでしょうか。

 

自分が今回の夢で経験した、自分なりの感覚としては、

それはとても強い感覚でありながらも、正直幼稚で身勝手で、バカみたいだとも思いましたけど、

このような感覚を知っている皆さんも、私と同じように思っているのでしょうか。

 

どっちにしても自分の得や優位を感じた時は、相手に優しく身を低くして接した方が良いですね。

 

 

画像は今回使用をやめた絵。

大分前に描いたものですが、加工して並べてみると前後とイメージが合わないものが出てきます。

大抵できてみないと間違いに気付かない…

 

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支配は悪夢…

2011-05-04 18:09:28 | 

 

『悪夢』

 

疲れて少し休もうと思うが、毛布にくるまれても意識が落ちずに夢と現をさ迷う。

肉体と精神のバランスが悪いんだと思う。嫌いな感覚ではない、むしろ好きな感覚だ。

自分の体重が負担だ。睡魔に襲われると金縛りが始まる。

何だか邪悪性を感じる女性的かつ幼稚な何かが部屋を歩き回って身体の上に何度も乗って来るイメージを持つ。

 

しつこい。怖いし頭に来る。

 

夢だ金縛りだ幻覚だイメージだ。

それは判るけど、その時の主観だけは本物の実感、本物の不快と重さと恐怖と面白さだ。

邪悪の主は「私」なのだろう。

一瞬妹のようにも見えるけど、それは私と妹が姉妹で見た目が他人よりも似ているからだ。妹とは関係が無いと思う。

身体に重なろうとするイメージになるのは何故?

夢現の中でこの邪悪に思える何かを受け入れようという思考と真逆の抵抗が何度も起こる。

「おいでおいで」と「くるなくるな」が心に同時に想起にされている。

自分でしかけた携帯のベルが鳴れば悪夢から覚めるのに。

 

金縛りが遠のいていき、しばらくしてからようやくベルが鳴る。

実感に比べて信じられないくらい短い時間しか経ってない。

 

目を閉じて、悪夢の生々しい実感が残る内、持ったイメージを反芻してみる。

 

「支配」

 

という事場が浮かぶ。

支配しようとする「何か」と悪夢の「何か」が関係あるような気がする。

その思考がしっくり来るような気がしている。

支配について思いをめぐらせる。

 

自分で自分を支配する…そんな変なことが可能なんだろうか?と、突然問いかけが起こる。

自分が他人を支配する…これは言語上としてありえるだけで、現実には不可能なことが判っている。

何度約束させても、頼んでも、お願いしても、言う事を聞いてくれない人は絶対に聞かない、

そこが私のテリトリーだと思っていた中ですら、

他人を私の思い通りにさせることができなかった体験があるからだ。

だから逆も言える。現実としてはどんな他人も私を支配できない。

相手を支配したような気がする時はあるし、そう思いやすい状況は作ることができる。

命令を無理矢理脅してきかせたりする時などだ。

誰かに支配されているような感覚を持って、怒りを感じたりすることはできる。

 

自他の関係を考えれば、自分で自分を支配することも多分できないんだろう。

せいぜい心がけるくらいができることだろう。

 

そんなことを反芻してから起き上がって仕事に戻る。

 

身の回りの問題だと思われることが頭に浮かぶ。

全てが自分自身の支配の感覚と関係があることで、

私が直接関わっていない事に関しても、

必ずしも彼ら自身の問題ということでもないだろうと思えてくる。

或いは彼らも私と同じように「支配」という事に関して、

何かが見えてない、わかってない、勘違いしている、ということもありえるかなとも思う。

 

たった一人で、夢現の中で自分自身の重みの錯覚で苦しんで足掻いている。

「支配被支配」の正体はそんなものという気もしてくるが、もっと探ってみたいと思う。

 

身体は疲れているけど良い気分。

とても不快だったけど、金縛りになって良かったし面白かったと思っている。

 

画像はラフデザイン。キレイすぎイマイチ。

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嘘がつけない夢

2011-02-03 07:51:59 | 

「夢」

私は夜中に出かけます。妹が付いて来たのか良くわからないのですが、一緒に後ろを歩いています。

私は通っていた小学校を突っ切って行くことを決め、その事を妹に伝えます。

深夜の学校は怖いですが、二人ならこの道が早いと思ったのです。

私が学校の恐怖を感じた時、ふと振り返ると妹がいません。

妹は無言のまま、家に帰ったようです。

私は強い恐怖と怒りを感じて、自分も急いで家に帰ると、
私の家のダイニングで妹がお茶など飲んでくつろいでいました。

私は余計に怒って妹に抗議します。

「帰るなら帰る、学校を通りたくないのなら何故それを伝えてから離れないの?
私が一人で深夜の学校を歩いたら危ないじゃないか!」

妹が何も言わないので私は余計に腹が立って、

「あなたは人を危険にさらして平気な人間なんだ!」

この言葉を言おうとしたら声が出ません。夢で逃げるときに足が動かないようなもどかしさを感じます。

その時寝言を言ってうなされていたようで、泊まりに来ていた現実の妹が親切に起こしてくれて、
自分が観ていたのは夢だったのだと私は気がつきます。


***************


夢で、現実には悪夢から助けてくれた妹を、悪役みたいにしていた事を申し訳なく思いましたが、
何故二つの言葉で、前者は口が回り、後者は回らなかったのかを考えると面白かったです。

前者は「怖かったじゃないか!私が危ないでしょ!」という普通の怒りですが、
後者にはすり替えの理屈が含まれていて、
一般論としての道理を唱えつつ相手を悪と決めつけて批判しようという、殆ど無意識の試みがあります。

「人を危険な目に遭わせる御前は悪だ」

という理屈ですが、これは必ずしも証拠も根拠も無いものです。
この時点で何故妹が先に帰ったのかはわからないし、結果的に私が危険で怖かったとしても、
だから妹が悪意を持った悪い人間だと、私が決め付けることはできないからです。

つまり、私の怒りを表わすという意味では後者は「嘘」の飛躍した理屈の言葉とも言えます。

この手の嘘の理屈は、自分が怒っていることを一般正当化するためや、
相手にダメージを与えるために、割と一般的に使われる手だと思いますが、
大抵本来の目的とずれてしまうので、少なくとも互いの理解や仲直りには役に立たないものです。

「人間の怒り」とでも呼べるのか、相手への愛からなる、より高尚な怒りも、人の心にはあると思いますが、
私の夢の場合は全く関係がありません。単に私は自分が怖かったから怒ったのです。


私の現実を思い出しても

「私が傷ついた」「損をした」「無視された」「怖かった」「淋しかった」「不愉快だった」「悔しかった」「お腹すいた」

このような理由を掲げて相手が怒ってくれれば、その言葉は正直かつ真摯なものがありますが、

「あなたは悪い人」「ずるい」「間違っている」「道理が無い」「常識が無い」

こういう悪いものと称される言葉を言われれば、それは必ずしも真実ではありませんし、
本来の感情や心の問題ではなく、大抵の場合は批判のための低次元な理屈合戦になってしまいます。

「傷ついた、不愉快だった」で「あなたの気持ちに気がつかなかった、ごめんね」は成り立つ会話ですが、

「悪だ」と決め付けられて「その通りです。私は悪でした。ごめんなさい。」は、まず成り立たない会話です。

多分対象が主体よりも「悪」という訳ではないのでしょうし、
もし仮に、本当に悪で無神経で常識が無くて間違っているのでしたら、
その悪党は絶対に反省したり謝ったりしない、
相手が悪である限り、そんな正しい事や常識的な事をする訳がないはずです。

するとしたら、「悪だ」と批判されたことで、悪党が善人に突然変身したという珍しい事が起こったか、
その場を取り繕うとするために、本当は悪い人が、反省して謝る、嘘をついているとする方が自然な見方です。


夢の話にもどります。

妹に起こされている時に、私は夢と現実を両方生きていました。

無言の妹が怒る私の身体に優しく触れて、私がそれを拒否して振り払おうとしつつ現実に戻っていったのです。

この場合は、相手が悪かったのは夢で、優しかったのが現実でした。

夢で、間違った理屈に声が出ず使えなかったことは、良かったと思いました。

すりかえの理屈を無意識に使えるようになってしまうと、
真の怒り「一人で怖かった!」の言葉こそが、逆につまって出なくなる場合もあります。

どちらも「伝える」という能力かもしれませんが、
大切な一つのために、もう一つはその能力を持たない、無能であることも、良い場合があると思います。

もし自分が使える能力が限られているのだとしたら、こんな事は自分の人生でできなくても良い、という発想です。

夢の無意識の中まで、すり替えの理屈や嘘がペラペラと使えるほどには、人の頭は小ざかしくはないのでしょう。

現実の私もそう意識して生きたいです。


画像はラフ。


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