夢の話。
ちょっと妖しい描写があると思いますが、できるだけ冷静な記録として残す意思ので…
「あ~…こういうのってどう描くのかな~…」
例のごとく、あんまり考えると、脳がおーばーひーとするのか、意識が落ちます。
で、本当に夢うつつ状態に入ってしまうのです。
学生時代の試験とかじゃなくて良かった。
問題見た途端、寝たりして…
何度か日記の話題にしましたが、2年前から友人と成人向けのアニメを作っています。
お互い仕事の合間で進めていますけど、チャレンジしたい作品です。
男性の方はある程度任せてしまっていますが、
女性の表現を、触れられた感じ、息使い、肉体の柔らかさ、受け入れと拒絶、
どう描くのか、難しいのです。
『凶悪犯がやって来る』
私は夢うつつの中で誰かに身体を触られています。
金縛りの時とおなじくらいに具体的な実感を感じます。
いつもだったら、別の存在を感じると怖いので、できるだけ意識を戻そうと思うのですが、
何故か今回は怖くなかった。
あ、アニメに役に立たないかなと思いました。
現実よりも、冷静に見るチャンスだと、すぐに思いました。
初めはじわじわでしたけど、所詮妄想の錯覚とはいえ、本当に触ってきたので
「やったね!」と思いました。
本当にヘンタイですね…私…何とかしてくれって感じ…
余談ですが、明晰夢で幽体離脱して女性を自由に襲ったりできる男性の話を聞いたことがあります。
セックスするのはいいけど、何も襲わなくても…とは思いつつも、
随分珍しいことができるんだな、と感心しましたが、
今は、人間そういう事くらい、望めばできるのかもしれないと思います。
「カーマスートラ」はインドの童貞のお坊さんが書いたと言われていますが、
お坊さんも身体を抜け出して性の実技体験をしていたのかもしれません。
話戻って、ヘンタイな妄想ですみませんが、
実感としては、金縛りの時に本当に何かにのっかられているような気がするのと同じように、
本当に愛撫されているのと非常に似た体験です。そしてすごく感じます。
男性は素晴らしい肉体の人、でも顔は見えません。
こんなに身体がいいのなら、顔なんか無くてもいいような気すらしてきます。
残念ながら、ここまでの身体の人は私は実体験として知りません。
肉!筋肉っ!何という厚い胸!このすべすべの肌!すごーいって感じ。
男も女も赤ちゃんの記憶なのか、おっぱい大好きなのかな。
今までのリアル皆さんにちょっと悪い気もね…私は現実にも好みの肉体性に拘る方だし、
勿論それぞれ素敵な身体ではありましたけどね…
性器の方に夢うつつの意識を持っていくのは難しかったようです。
彼の持ち物がどんなだったかわかりません。
全身への前戯どまりでしたけど、アニメの参考に結構なると思いました。
こんな夢現を見ると、現実の自分は、まだまだ、密室の恋人関係ですら、
人の目を気にして、解放されない部分もあるんだな…
私はもっともっと素直に楽しみ感じて喜べるんだな…と、今思ったりします。
人間って限界がないんですね。
物や金を欲しがるよりも、もっともっと真白に…が、一番業が無い様で深かったりして…
元々この手の夢は珍しいのですが、
それでも金縛りと似た感じというのもあって、
夢でここまでリアルなのは先ず無いだろうと自分でも感心していました。
夢では声を上げてのけぞる勢い、気持ちは「もっと!もっと!」でしたが、
さあ、これ、起きている知り合いでも傍から見ていたら、やはり私は普通に寝ていたのでしょうか。
大抵金縛り時の人間は、うなされてさえいなければ、傍目に普通に寝ているといいます。
私はそのまま夢の中に入ってしまったようです。
同時に、疑問の無い意識から、
(もし当たり前の疑問を持ったら、存在しない誰かに触られている実感を認めて体験することはできません)
疑問や思考もある意識に入りました。
でも、私は、金縛りと似た状態から普通の夢に移行した事はわかっていました。
男性には顔ができました。完璧性という無個性から、個性的な肉体ができました。
顔があるということは、人格があるのです。
人としての疑問や戸惑いもある事でしょう。
彼はふっと私から離れて行為をやめてしまいます。
「どうしたの?」
私が訪ねると、
「・?*+%&#”!$’」
日本語だけど意味がわからない事を言いました。
どうやら私への批判のようです。
さあ、面白いぞ!と思いました。意味がわからない考え方などに出会うと、
ぷちパニックにもなりますが、同時に未知の面白さを感じるのです。
だけど同時に、途中で前戯を一方的にやめられたり批判された面白くない感情も私にはあります。
ちなみに男性は古い知り合いにソックリです。年をとったというよりは、そのまま老け込んだ感じに見えます。
彼自身の素晴らしい人格、資質は、夢の中で十分感じられる印象です。
そして現実の私たちは長い付き合いの中で、手すら繋いだ事もないのです。
彼の顔身体になってしまった以上、ベッドの続きは無理だったのかもしれません。
「言っている意味が全然わからないんだけど」
私がそう言うと、彼は多少言い難そうに、簡単に言い直しました。
その事によって本当の核心からはずれてしまったのでしょうけど、
私は彼自身も、そんなに言っている内容に自信はないのだ、
自分の感情に戸惑っている部分もあるんだなと思いました。
どうやら彼は、私がえびぞりのけぞるほど感じすぎていることが気に入らないようなのです。
まあ、そういうのあるだろうなと思いました。
彼は元々、感情を表に出さないタイプです。セックスもそうなのかもしれません。
あまりにも相手の方が一人で感じすぎていると、自分は置いてきぼりになった気がするかもしれません。
あと声やアクションがうるさいと、引いちゃう時もあると思います。
私はその時もう、自分で自分が見られていなかったので、客観的視点でどのくらいいっちゃってるのか
よくわからなかったのですが、行為を途中でやめられ、自分が否定されたようでムカムカしながらも、
私が判断しているのが、ある程度当たっているのだとしたら、彼の心が引きこもってしまうのもわかる。
私は相手がいるのに一人だけで楽しみすぎたかもしれないとも思いました。
私は素直にそう語りましたけど、
「一人で感じすぎてしまった事自体は、別に人として悪い事ではないんだよ」
とも最後に言いました。
彼はその言葉にはっとなったように見えました。
彼が自分にも間違いがあったと認めたように見えた時、逆に私にイジワルな嗜虐心も起こってきました。
「もういいよ。やる気なくなったみたいだしね。帰って!」
彼とはこれ以上会わなくていいとすら思いました。勿論情もあります。
でも私はエネルギーの溢れるイキイキとした怒りをぶつけて発散する方が楽しかったのです。
何故か他にも家に人がいました。人種も様々。年取った買い物帰りの夫婦とか。
私はコンクリートの古いマンションに住んでいます。夜です。
パーティでもやっていたようです。
「みんな遅いのでもう帰ってください!」
古い友人にそっくりの男は他の何人かの若い人と一緒にドアの外に出されていました。
それでいながら、私は追い出された彼がもう一度ドアを叩く事を期待していました。
彼の姿はガラスに写っていました。やはりドアを叩きました。
開けると笑顔です。冷静です。余裕です。
「何も自分たちはこうならなくても良いと思うんだ」
尤もです。賢い人には勝てません。
本当に本当の事を素直に言われたら、人間もう相手に逆らえないのです。
私の友人達は、現実でも悪びれない人が多いので、私はいつだって負けっぱなしだなと思いました。
「君は何て酷い女だ!どうしようもない人間だ!」
なんて怒って見苦しく騒いでくれたら、
私は彼と即効別れる事ができるのに…と夢の中でも思いました。
すると異常な展開が起こりました。
一人のメキシカン系風の青年が言います。
「今ラジオで武装した凶悪犯が脱走してこの辺りに潜んでいるから警戒するようにと言っていた」
怖くなった私は、今の今まで帰れと言っていたのに、老夫婦に
「今夜はここから出ないほうがいいですよ」
「でも、食べ物を鍋に入れっぱなしなのよ」
「どうしてもというのなら、仕方がありませんが、戻る途中で犯人と会ってしまったら…」
私の家は両脇に窓がありました。寝室側は閉めることができますが、反対側のベランダの窓はガラスがなく、
布を垂らしているだけでした。
非常階段の中に入ってよじ登れば、誰でも入れてしまいます。
だからお客が沢山いたのかもしれません。
外部の世界に閉じる事ができない空間に
凶悪犯がやってくるのかもしれない…
こんな設定の話あったな…楳図かずおだったかな…
なんて、そんな話、本当はないのですけど、夢の中ではそう思っていました。
この話を自分は描きたいけど、もう既に有名な同じ話があるから
ダメだよね…残念だな…なんて事も考えていました。
少年のように若いメキシカンかインディアンみたいな青年は言いました。
「僕は銃を持っているから夜通しベランダの前で隠れていよう」
何で銃なんか持っているのか?夢を観ている私は思いましたが、
でもまあ敵じゃないみたいだし良かったなと思いました。
すると彼が、ベランダに誰かいると言います。
それはアフロヘアの青年でした。何故かベランダに潜んでいました。
でも凶悪犯ではなさそうです。
結局老夫婦も家に戻らないようでした。彼らは買い物した食糧を持っていたので、
警戒中の食事はそれで足りるから良かったなと私は思いました。
とにかく人は結構います。パーティの人ももどってきているようですが、
前はいなかっただろう、知らない人が結構いるのです。
現実の知り合いが楽しそうに声をかけます、
「すごい人だね。少ないんじゃないかと思って僕が彼らを呼んだんだけど…」
皆結構楽しく騒いでいます。
でもちょと待ってくれ…こんなに知らない人が増えたら、
凶悪犯が中に混じっていてもわからないではないですか…
それを誰も何とも思ってない。大体ベランダにいたアフロの青年は、
本当に凶悪犯ではないのでしょうか。何でベランダに隠れていたのでしょう?
大体凶悪犯は本当にいるのでしょうか。
本当にこの辺りに潜んでいるのか、武装したメキシカン風の青年がヒトコト言っただけなのです。
唯一銃を持っている、彼こそがその凶悪犯かもしれません。
そして、夢の中に凶悪犯が出てくれないと、この夢は面白くないような気がします。
早く出てきてくれないかな…
そう思いつつ目が覚めました。
わずか数十分も満たない時間。
ちょっとしたお昼寝でイチャイチャするわ、凶悪犯騒ぎも経験しちゃうわで
夢って面白いです。
さて!仕事!
画像はサチコとベティ。
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