ここ数日、色々な準備をして、夜更かしをしてしまいましたが、
そのせいか、連日悪夢。眠っていても金縛りスレスレみたいな感じでした。
血肉の世界、追いかけっこ、ほとんどホラーの世界です。
見ているものが、あまりにも変なので夢だとはわかってはいるのですが、
それにしても「うわ!すごい!」と思う、過去には記憶がない脳内イメージの連続。
怖いんだけど、あまりにも怖すぎて何だか笑ってしまいます。
夢を観ながら少々奇妙な事も考えました。
・・・ここで恐怖に呑まれてしまったら、夢の中で、夢が現実だと思ってしまうだろうから、
そうすると、本当に怖いし無残に殺されてしまうかもしれない、
だから、恐怖に呑まれずに、夢だという実感と楽しさの感覚をキープしよう・・・みたいな事です。
自分でもそう考えている自分が可笑しいなとも思いました。
夢を観ながら、そこで見えるものが、あまりにも常識的に奇妙だから、
「ああ、これは夢だな・・・」と現実的に気が付く事がよくありますが、
これが、逆に現実であまりにも奇妙なものを見てしまったらどうなるのか?
どこか現実を疑ってみるかと思います。
何が起こっているのかな?
私の頭の方が変なのではないだろうか?
あるいは、この世の中って、今まで自分が思っていたものとは違う認識もできるのかも、とか。
例えばですけど、宇宙空間に出た人や、
自称「神様や宇宙人や幽霊に会った、未来や前世を観た」・・・とか、
そういう人たちは、結果、その後、どこか違う次元に生きるような人生となったり、
あるいは周囲との認識のギャップに苦しむのか、精神を病んでしまったり等ありますが、
夢で私が持つ実感を照らし合わせて見ると、予想ではありますが、理解できるような気がします。
では、実際の現実って本当はどうなのでしょうか?
宇宙人とか幽霊とか、いるという方にとっては、勿論いるんだと思いますけど、
新聞やTVを見てる限りにおいて、そんなに変な事は起こっていないのでしょうか?
私、凄く変な事が毎日起こっていると思います。
自分個人の人生にも、そうだという事はできます。
「こんな恋愛モノ描いたら、皆馬鹿馬鹿しい!って怒って絶対読まないわ・・・」
物語よりは変!という事くらいは自分や周囲の友人の人生にいくらでも起こっています。
「こんな馬鹿なこと、悪いこと、する人がいるわけないじゃない!」
人間はお話にならないレベルの事をする事ができます。
「無実の人が牢に入れられて、本当に悪い人がのうのうと生きているなんて!」
そういう例は昔から今に至って続いています。
飛行機がビルに突っ込んで爆発崩壊する映像が世界に流れる。
20世紀の話じゃなくて、民間人に空から爆弾を落としている。
(こっちは映像ほとんど流れませんけどね・・・)
地震が過去にないくらい頻繁におこり、隕石は落ちて、
医療が進むほど、新しいウイルスが世界的に流行する、
ローマ法王は辞めちゃうとか・・・?歴史上2回くらいしかないとか・・・
太陽の黒点がどうのこうの・・・???
言い出すとキリが無い!
さらに公ではない怪情報裏情報、勿論、真実だって含まれているでしょうけど、
そういう類も含めると、もう何も信じられなくなります。
全てには因果関係があるから起こっているのだとは思うのですが、
私たちは一体どれだけ理解不能な世界に生きているの?
本当は一体何が起こっているの?
あまりにも妙なニュースや情報ばかりを聞いていると、
これまでの常識と認識が崩れ落ちていく。
私の頭が変なのか?社会に対してだけではなく、もっと根本的な認識が間違っているのかもしれない、
「ちょっと待て・・・ちょっと待てよ・・・?」と、頭を抱えこみそうになります。
その一方、御日様の下でよちよちの孫を抱きしめるおばあちゃん、
こういう事は何も変わらないし、ゆらぎません。
信じられないような事とは全く無縁の世界が同時にあるような気がして
そこで私は安心できます。
脳に与えられる情報は情報でしかない、
ですが、周囲には日常と愛情いう生活実感というものがある。
多くの方が、私と同じようにバランスを取って生きているのかもしれません。
しかしですね・・・
私は今は必用以外はニュースを見ないようにしているのですが、
ほとんど頭が発狂しそうな奇妙なニュースは面白くもあり、
日常は退屈でもあるのです。
これはただの人間の贅沢だとは思います。
麻薬のような世界だと思うので、あまりそう言い切りたくはないのですけど、そういう部分もあると思います。
追われる恐ろしい夢で思ったように、
この現実に呑まれないこと・・・恐怖に呑まれないこと・・・
人々の実行している、当たり前すぎる事ですが、あえて言葉にしてみました。
ジェットコースターに乗って叫ぶのは楽しいです。
ですが、スピードが速く、奇妙で不安な情報だらけの現代では、
このような意識が、まあ、特に私のような中年過ぎには・・・意識的に求められるように日々思います。
若い人たちには、恐怖や不安も含めて、自分自身の感覚で味わい楽しむ時間も必用でしょうから。
世界で起こっている事は、驚くべき事がいっぱいです。
お陰で退屈しませんが、時々食傷気味でもあるかもしれません。
食べ物は絶てばいいけど、脳に入る情報は休みたくても中々休めないのです。
特にここ100年の、新聞の大見出し・・・殺人事件や戦争・・・
本当に人が死んでいる・・・
これこそ最もショッキングで人目を惹く、新聞やニュースが売れるショーになるのでしょうか?
もし、同胞の死を静かに弔いつつも、騒ぎたい野次馬観客視点の人たちが誰も集まらなかったら、
人間の欲や愛憎ゆえの殺人事件そのものが皆無にはならなかったとしても、
注目を浴びたい理由の殺人犯などは消え、野蛮なショーも終らざるを得ないでしょう。
何だか・・・一つアイデア・・・
天災や事故や殺人事件などが起こった時に、原因の究明と、
亡くなった方々を悼むための情報を流す事を、今よりもっと中心にして欲しい・・・
世の中も、もっと良く変わって行きそうな気がします。
画像は二人の悪魔